大河ドラマ「龍馬伝」(動画)は、毎週日曜日18時からBSHiで放送されているヴァージョンを見ている。故に日曜日の20時代はTV番組を見る機会が少ないのだが、たまたま此の時間にTVを点けた際、「大改造!!劇的ビフォーアフター」(動画)を見てしまう事が何度か在る。「自宅に大きな不満を持つ人達が、(番組内で)『匠』と呼ばれる建築士や大工達にリフォームの設計&施工をして貰う。」というコンセプトで、「あんな酷い家が、こんなに変わったのか。」という其の“ビフォー&アフターのギャップ”が中々面白い。
唯、見ていて気になる事も在る。其れは「リフォームを依頼した人達は、本当にリフォーム後の家に心から満足しているのかなあ?」という事。「匠達の自己満足が最優先され、依頼人達の思いが置き去りにされている。」様に感じる事がしばしば在るので。
週刊新潮の連載コラム「TVふうーん録」(ライター:吉田潮氏)。8月12・19日夏季特大号では「匠の思い込みが噴飯モノ『大改造!!劇的ビフォーアフター』」というタイトルで、自分がずっと感じていたのと同じ思いを吐露されている。
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いちばん気になるのは、匠と依頼者の間にどの程度の合意が得られているのかという点。時折、匠の自己満足と思える勝手な小細工があり、依頼者が「いらねぇー。」と思ってるんじゃないかとドキドキする。先日も死んだじいさんの骨董品(どう見ても高値はつかない。)を飾るギャラリーを勝手に作った匠がいた。「おじいさんの思い出に。」とか言ってたけど、おばあちゃんは「じいさんの物ばっかり・・・。」とつぶやき、困惑顔。故人の遺品が押しつけがましく飾られた部屋で、おばあちゃんが快適な余生を過ごせるとでも?今を生きる彼女の居場所を作ってやってよぉ!
また、趣のある古民家や風情ある町屋造りの家も、白っちゃけた薄板とステンレスでイマドキ風に仕上げちゃって、劇的に残念な変貌を遂げることもある。
さらに折り畳み天板やらキャスターのついた安っぽい家具を作って、得意げに見せる匠もいれば、ガキ向けのファンシーな飾りを壁に施す匠も。子供はあっという間に成長して飽きるぞ。
ちょいちょいこうした小細工をして、しかも資金はほぼ全額を使い切る。匠のデザイン料含まず、と明記するのも恩着せがましくて、イヤ~な気持ちになる。ごく稀に素敵な再生を遂げる家もあるが、匠の「家族はこうあるべき。」みたいな勝手な思い込みは噴飯モノだ。
多くの依頼者は喜んでいるが、数年後、匠の小細工が使い勝手の悪いガラクタと化すのが目に浮かぶ。「蛇足」の言葉も頭をよぎる。
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全く同感。依頼者が抱えている不満、其の多くは使い勝手の悪さなのだが、其れを解決して上げるのは結構な事。しかし其の他のプラスアルファに関して、依頼人の思いを全く考慮せずに匠の自己満足だけしか感じられないケースが多いのだ。悪趣味で安っぽい小細工は自分も非常に気になっており、特に依頼人に子供が居る場合には其れが顕著になる事が多い。記憶違いで無ければ「家の中に、子供が喜ぶ滑り台を作りました。」なんてケースが在った。確かに“今”は子供達が喜ぶかもしれないけれど、“遠くない未来”に子供達は飽きてしまい、やがて家族の皆が「邪魔だなあ。」と感じるのではないだろうか?
唯、見ていて気になる事も在る。其れは「リフォームを依頼した人達は、本当にリフォーム後の家に心から満足しているのかなあ?」という事。「匠達の自己満足が最優先され、依頼人達の思いが置き去りにされている。」様に感じる事がしばしば在るので。
週刊新潮の連載コラム「TVふうーん録」(ライター:吉田潮氏)。8月12・19日夏季特大号では「匠の思い込みが噴飯モノ『大改造!!劇的ビフォーアフター』」というタイトルで、自分がずっと感じていたのと同じ思いを吐露されている。
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いちばん気になるのは、匠と依頼者の間にどの程度の合意が得られているのかという点。時折、匠の自己満足と思える勝手な小細工があり、依頼者が「いらねぇー。」と思ってるんじゃないかとドキドキする。先日も死んだじいさんの骨董品(どう見ても高値はつかない。)を飾るギャラリーを勝手に作った匠がいた。「おじいさんの思い出に。」とか言ってたけど、おばあちゃんは「じいさんの物ばっかり・・・。」とつぶやき、困惑顔。故人の遺品が押しつけがましく飾られた部屋で、おばあちゃんが快適な余生を過ごせるとでも?今を生きる彼女の居場所を作ってやってよぉ!
また、趣のある古民家や風情ある町屋造りの家も、白っちゃけた薄板とステンレスでイマドキ風に仕上げちゃって、劇的に残念な変貌を遂げることもある。
さらに折り畳み天板やらキャスターのついた安っぽい家具を作って、得意げに見せる匠もいれば、ガキ向けのファンシーな飾りを壁に施す匠も。子供はあっという間に成長して飽きるぞ。
ちょいちょいこうした小細工をして、しかも資金はほぼ全額を使い切る。匠のデザイン料含まず、と明記するのも恩着せがましくて、イヤ~な気持ちになる。ごく稀に素敵な再生を遂げる家もあるが、匠の「家族はこうあるべき。」みたいな勝手な思い込みは噴飯モノだ。
多くの依頼者は喜んでいるが、数年後、匠の小細工が使い勝手の悪いガラクタと化すのが目に浮かぶ。「蛇足」の言葉も頭をよぎる。
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全く同感。依頼者が抱えている不満、其の多くは使い勝手の悪さなのだが、其れを解決して上げるのは結構な事。しかし其の他のプラスアルファに関して、依頼人の思いを全く考慮せずに匠の自己満足だけしか感じられないケースが多いのだ。悪趣味で安っぽい小細工は自分も非常に気になっており、特に依頼人に子供が居る場合には其れが顕著になる事が多い。記憶違いで無ければ「家の中に、子供が喜ぶ滑り台を作りました。」なんてケースが在った。確かに“今”は子供達が喜ぶかもしれないけれど、“遠くない未来”に子供達は飽きてしまい、やがて家族の皆が「邪魔だなあ。」と感じるのではないだろうか?
お宅拝見とか改築ものがダイスキな夫ですが・・
自分ちは」じぇんじぇん改築できない賃貸の団地です。トホホ。
誰もが気持ち良くゆったりと過ごせるような
来夫妻来る(・・おおすごい誤変換だ!!)に合った年代ごとの家に住めたらいいのにね。
都合の良い話では在りますが、例えば此のリフォームを全額乃至は半額番組持ちとかならば、或る程度「匠」の我儘が反映された物で在っても仕方無いと割り切れる。でも、匠のデザイン料無し程度で在れば、個人的には頼みたくないですね。勿論「良いなあ。」と思うリフォームも無いでは無いけれど、其の多くが使い勝手の悪さ等を感じてしまうし、仰る様に「気に食わなかったら、又、番組内で安く(乃至は無料で)リフォームして貰える。」というのなら良いんですけどね。
専門家にまかせっきりにするのではなく、「特にどこをどういう風に直したいか」をその家の主婦に聞き、夫が専門家のアドバイスのもとに日曜大工でそれをやる、というもの。
格安な費用でも、根本的に改築しなくても、工夫すれば何とかなるもんなんだなあ、という驚きがいつもありました。
「大改造!!劇的ビフォーアフター」、企画としては面白いのですが、全体的に「匠」に全て御任せ的な所が好きじゃないんです。勿論、依頼主からのリクエストを聞いてはいるのだけれど、「匠の趣味」が強く出過ぎてしまい、結果的に依頼主が蔑ろにされている様な感じがして。専門家のアドヴァイスを元に、其の家の人が自身でリフォームを行うというのは良さそうですが、でも日曜大工の心得が無いと少々しんどそう。
誰でも無尽蔵に資金を投入出来れば、其れなりに素晴らしいリフォームは成立する事でしょう。しかし、其れじゃあ余りにも面白みが無い。極力費用を掛けず、其の分知恵&努力で素晴らしい結果を残すという所に、リフォームの妙味が在ると言えそうですね。
それをメインにしていますから、あまり家族の意向は取り入れてなさそうな。
(演技できないでしょうし)
するとすぐに飽きちゃうような仕掛けに
見えてしまうような趣向もあり、その家族のことが心配になります。
やはりもう一度、改造ですね。
「徹底追跡!ビフォアアフターアフター」
おなじ「ネタ」で二度番組が出来てしまいます(笑)
それとスタジオの出演者は
あんなに数が要りますか?
所ジョージと聞き手だけでいいのでは
(あまり見てないので何ですが)
湯水の如く製作費が使えた時代も終わり、流石のTV局も寛政の改革宜しく“超緊縮財政”の時代に入ったと言われています。此れ迄は1時間番組で放送していた内容を、散々“薄めて”3時間番組で流したりと、内容面で安っぽさを感じる番組も目に付く様になりました。又、メインを張るタレントも、其れ迄の一流所から其処其処顔は知られているけれど、ギャラがそんなに高くない者が起用される様になり、其れに伴ってゲストも「一山なんぼ」といった感じの連中が「数で勝負」とばかりに起用される様になった感じも。此処ぞとばかりに自身をアピールする様な“割り込み方”には辟易とするし、此の番組のみならず「こんなにゲスト要らないだろ?」と思う番組は結構在りますね。