橋本龍太郎元首相が亡くなられた。黄泉の国に旅立たれた事には心からの弔意を表明したいが、政治家としての彼に対する敬意は皆無に近い。
以前にも何度か書いた様に、「死者に鞭打たない」というのが日本の美徳として在るが、この事が今の日本を此処迄悪化させてしまったと思っている。例えばこの国では一定間隔で大規模な汚職事件が発生しているが、大概の場合は下っ端の人間が一身に泥を被る事(自殺乃至は自殺と見せかけて殺害。)で、その捜査や追及が終結させられてしまうケースが殆ど。徹底的に真相究明をしないからこそ、同じ様な汚職事件が何度も繰り返される。余程悪辣な人間で無ければ、亡くなった時点で全てがリセットされたが如く”良い人”になってしまうのがこの国の悪い所。時には死者に鞭打つ事が在っても良いと思っている。
個人的に日本の現状がこんな風になってしまった”根っこ”は、橋本政権の頃に芽生えたものが少なからず在ると考えている。自派閥を維持させる為、”大勲位”に「比例終身1位」を確約し、一生代議士の座を与えた事で国政を軽んじさせたのも、回復基調に在った日本経済を消費税率アップで再び冷え込ませたばかりか、何か在れば税率アップすれば良いという安直な政治スタイルを決定的にしたのも、彼の政権下からだった様に思う。彼が中国公安当局の女性の色仕掛けに遭い、必要性に疑問を感じる26億円をODAとして供出させられたという、国益に関わる疑惑が取り沙汰されたのも首相時の話だ。そして首相を退いて以降にも、日本歯科医師連盟(日歯連)から違法な形で、1億円の小切手を受領していた疑惑も取り沙汰された。
功の部分も在ったろうが、政治家としては罪の部分が多かった様に思う。死者に弔意を払うのは大事な事だが、マスメディアは「惜しい人を亡くした。」という常套句を闇雲に多用するのでは無く、きちんと罪の部分も報じる必要が在ると思う。
以前にも何度か書いた様に、「死者に鞭打たない」というのが日本の美徳として在るが、この事が今の日本を此処迄悪化させてしまったと思っている。例えばこの国では一定間隔で大規模な汚職事件が発生しているが、大概の場合は下っ端の人間が一身に泥を被る事(自殺乃至は自殺と見せかけて殺害。)で、その捜査や追及が終結させられてしまうケースが殆ど。徹底的に真相究明をしないからこそ、同じ様な汚職事件が何度も繰り返される。余程悪辣な人間で無ければ、亡くなった時点で全てがリセットされたが如く”良い人”になってしまうのがこの国の悪い所。時には死者に鞭打つ事が在っても良いと思っている。
個人的に日本の現状がこんな風になってしまった”根っこ”は、橋本政権の頃に芽生えたものが少なからず在ると考えている。自派閥を維持させる為、”大勲位”に「比例終身1位」を確約し、一生代議士の座を与えた事で国政を軽んじさせたのも、回復基調に在った日本経済を消費税率アップで再び冷え込ませたばかりか、何か在れば税率アップすれば良いという安直な政治スタイルを決定的にしたのも、彼の政権下からだった様に思う。彼が中国公安当局の女性の色仕掛けに遭い、必要性に疑問を感じる26億円をODAとして供出させられたという、国益に関わる疑惑が取り沙汰されたのも首相時の話だ。そして首相を退いて以降にも、日本歯科医師連盟(日歯連)から違法な形で、1億円の小切手を受領していた疑惑も取り沙汰された。
功の部分も在ったろうが、政治家としては罪の部分が多かった様に思う。死者に弔意を払うのは大事な事だが、マスメディアは「惜しい人を亡くした。」という常套句を闇雲に多用するのでは無く、きちんと罪の部分も報じる必要が在ると思う。
この人のセリフで記憶に残っているのは、
「アメリカ国債を売ろうと思った」
です。
他の発言や行動については、あまり評価は
していませんね。
バブル崩壊からの混乱期を象徴する人物になるのではないかと思います。
関係ないですが、後任の小渕恵三の評価がWikipediaで異様に高い気がするのですが、死者に鞭打たずって事でしょうか?自分的には財政赤字を垂れ流して、金融改革を放置したと言う評価なのですけどね。
巨人が勝利しましたネ♪
ホッと胸を撫で下ろされたのではないでしょうか?
橋本龍太郎氏の死去には大変驚きました。
決して良い政治家だったとは思いませんでしたが、
人間臭いと思える政治家でした。
私は人間臭い方が好きです(笑)
橋本氏には、「肩で風を切っている」風な印象があります。
初当選した頃でしょうか、テレビでの橋本氏のインタビュー映像を見たのですが、当時の自民党、派閥、政治理念等々を舌鋒鋭く批判していました。
若き政治家の持つ、眩い澄んだ目にみえました。
しかし、彼は自らが批判した存在になってしまいました。
多趣味で、ダンディで、自らのスタイルを崩さない。
しかし、だからこそ本人も気づかない間に、長い時をかけて、政治家、橋本龍太郎の本質は、驚くほど変貌してしまったような気がします。
政治の世界にどっぷり浸かり、若き日の自分自身が憎んでいた存在にかってしまう・・・。
芝居がかった言い方で申し訳ないのですが、
これほど恐ろしいことはないように思えます。
橋本氏は皮肉屋で、言葉に棘を含ませる人だったそうです。
カメラの前でも、良く本音を見せる政治家でした。
あまり失言はしなくても、愛される政治家ではありませんでしたね。
しかし、己の本心を隠し、笑顔の寛容な皮をかぶる野心的人間に比べれば、愛すべき人物だったのかも知れません。
太いネクタイ、整えた髪、長めのもみ上げ、脂ぎったお顔、
上げたり下げたりでスミマセン。
私自身、橋本龍太郎という人物を好きなのか嫌いなのか、良く分らなくなりました(苦笑)