ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「いだてん~東京オリムピック噺~」の総評

2019年12月16日 | TV番組関連

今年の大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺~」が昨夜、最終回を迎えた。翌年(2020年)に開催される『東京オリンピック』を盛り上げて欲しい。」という政権の思いを“忖度”した様な、無理さを感じさせる題材選びだったし、「金栗四三氏及び田畑政治氏という、一般的な知名度が高くは無い人物を主役に据えて、本当に大丈夫なのだろうか?」という不安、そして「古今亭志ん生氏を、ビートたけし氏が演じる。」に代表される“ミスマッチな配役”等々、放送開始前から大コケしそうな予感は在ったのだが・・・。

「いだてん~東京オリムピック噺~」の第1回を見て、嫌な予感が当たった事を思い知らされた。「全体的にごちゃごちゃし過ぎで、見ていて疲れてしまった。」又、「思っていた以上にビートたけし氏の喋りが酷く、何を言っているのか良く判らない事で、フラストレーション溜まった。」という具合だったので。少なくとも此処10年間に放送された大河ドラマの中では、最も面白く無い第1回だった。
というのが、正直な感想だった。

回を重ねる毎、“配役ミス”という思いは増して行った。視聴率は低迷し続け、第39回(10月13日放送)では歴代最低の「3.7%」(関東地区)を記録。「いだてん~東京オリムピック噺~」が話題になるのは、“低視聴率”と“出演者の相次ぐトラブル”だけという感じに。

で、最終回を迎えて総評を書くが、惰性で1年間見続けたけれど、全く面白くない作品だった。というのに尽きる。「妙な奇声や大声を張り上げる場面、又、『スッスッ、ハッハッ。』と走り回る場面だけが印象に残り、ストーリー的には心に残る物無し。」で、自分が見続けて来た大河ドラマの中では1番酷い出来だ。

来年の大河ドラマは、“個人的に興味の在る武将の1人”で在る明智光秀が主役の「麒麟がくる」。題材的にも良いし、明智光秀役を長谷川博己氏が演じるというのも悪く無い。、“いだてんの負の連鎖”を引き摺ったのか、濃姫(帰蝶)役の沢尻エリカ容疑者逮捕された事で、彼女の出演場面が撮り直しとなり、初回放送が2週間遅れとなってしまった。放送回数自体も減らされる可能性が在る等、残念な話も。


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