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「シンガポール、人口4%減 新型コロナで外国人制限」(9月29日、共同通信)
シンガポール政府は28日、「2021年6月時点の人口が、前年比4.1%減の約545万人だった。」と発表した。新型コロナウイルスによる経済危機で、外国人の就労条件を厳格化した他、感染対策で入国管理を厳しくしている為。人口減は2年連続で、下げ幅は過去最大だった。
シンガポールは外国人技術者や労働者の受け容れで経済成長を続けて来たが、近年、国民の間で雇用機会を外国人に奪われるとの危機感が強まっていた。
シンガポール政府によると、国民と永住権保持者は1.4%減の約399万人だった一方、外国人は10.7%減の約147万人だった。
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シンガポールが「外国人技術者や労働者の受け容れで経済成長を続けて来た。」というのは知っていたけれど、外国人の就労条件を厳格化した他に、新型コロナウイルスの感染対策で入国管理を厳しくした事が、同国の人口を前年比で約4.1%も減らした大きな要因になっているというのは驚きだ。
日本の場合、「昨年(2020年)の総人口は1億2,622万7,000人で、2015年と比べると、86万8,000人減だった。」と言う。詰まり、“5年間”での人口減少率は約0.68%という事になる。其れを考えると、「約1年間で、人口が約4.1%減少した。」というのが、如何に大きいか判るだろう。