オールスターゲームのファン投票の中間集計発表が為された。６月７日時点の１位（外野手に関しては１位～３位）は下記の様になっている。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
［パ・リーグ］
（投手・先発）
松坂大輔［ライオンズ］
（投手・中継）
菊地原毅［バファローズ］
（投手・抑え）
小林雅英［マリーンズ］
（捕手）
里崎智也［マリーンズ］
（一塁手）
小笠原道大［ファイターズ］
（二塁手）
堀幸一［マリーンズ］
（三塁手）
今江敏晃［マリーンズ］
（遊撃手）
川崎宗則［ホークス］
（外野手）
ＳＨＩＮＪＯ［ファイターズ］
和田一浩［ライオンズ］
谷佳知［バファローズ］
（ＤＨ）
清原和博［バファローズ］
［セ・リーグ］
（投手・先発）
川上憲伸［ドラゴンズ］
（投手・中継）
藤川球児［タイガース］
（投手・抑え）
久保田智之［タイガース］
（捕手）
矢野輝弘［タイガース］
（一塁手）
Ａ・シーツ［タイガース］
（二塁手）
藤本敦士［タイガース］
（三塁手）
今岡誠［タイガース］
（遊撃手）
鳥谷敬［タイガース］
（外野手）
金本知憲［タイガース］
赤星憲広［タイガース］
濱中治［タイガース］
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
パ・リーグに関しては、６チーム中５チームの選手が１位（外野手に関しては１位～３位）に選ばれている。ゴールデンイーグルスから１人も入っていないのは残念だが、チームの現状を考えると致し方無い面は在るだろう。対してセ・リーグは、６チーム中２チームの選手しか１位（外野手に関しては１位～３位）に選ばれていない。選ばれた１１人の内、１０人がタイガースの選手だ。
誤解を避ける為に最初に断っておくが、ファン投票は成績至上主義で行なうべきなぞと言うつもりは毛頭無い。自分がオールスターゲームの光景で強く印象に残っているものの一つに、１９８６年の川藤幸三選手の２塁上での憤死が在る。ヒットを放ち、１塁を廻ってドタドタと２塁に向かった彼が、楽々とアウトを食らい、「こりゃあ、あきませんわ。」といった感じのポーズを取っていたのが何とも御茶目で、非常に魅せられたし強く印象にも残っている。彼の場合はファン投票では無く監督推薦だったが、（ファンの方には申し訳無いが）成績至上主義ならば恐らく彼は選抜されていなかった可能性が高いと思う。でも、オールスターゲームが御祭りの場でも在る以上、ファンを魅了させるのは重要で、だからこそファン投票は成績至上主義に固執する必要は無いと捉えている。
しかし、それを踏まえた上でも、１１人の内１０人がタイガース選手という状況には疑問を感じる。岩瀬仁紀投手（ドラゴンズ）やＧ・ラロッカ選手（スワローズ）、岩村明憲選手（スワローズ）、福留孝介選手（ドラゴンズ）、青木宣親選手（スワローズ）等が押し退けられてしまうというのは、どうにも納得出来ないのだ。勿論、最終結果の顔触れは変わる可能性は在るし、監督推薦で”救済”される道が残ってはいるのだが・・・。
ファン投票で在る以上、個々人がどういう基準を以って選択をしようが、それは当然全くの自由。「今季の成績は揮わないが、兎に角この選手が大好きだから選んだ。」というケースも在ろう。それは否定すべきものでも無いし、否定する気も無い。唯、「特定チームのファンだから、何が何でも全てのポジションにそのチームの選手を入れたい。」というのは、一寸違う気がする。
嘗て、ファン投票でジャイアンツの選手がズラッと選ばれた時代が在った。選ばれて然る可き選手も勿論居たが、中にはジャイアンツ・ファンの自分ですら「何でこの選手が選ばれてしまったのか？」と疑問を感じる選手も居た。他のジャイアンツ・ファンはどうだったか知らないが、自分及び近しいジャイアンツ・ファンは「真の野球ファンならばオールスターゲームの場で、オールスターを見たいので在って、オール・ジャイアンツを見たい訳では無い筈。こんな結果は、ジャイアンツ選手にとっても贔屓の引き倒しに過ぎず、選手達の慢心を生むだけ。そして、球界全体としてはファン離れを加速させるだけ。」という懸念しかなかった。
ジャイアンツが此処迄駄目になってしまった要因の一つに、選手達の慢心や思い上がり”も”間違い無く在ったと思っている。他チームの選手及びファンには同じ轍を踏んで欲しくは無い。過ちを犯してしまったチームの１ファンとして、老婆心ながらファン投票の在り方に疑問を呈させて貰った。
又、プロ野球記者の投票で決定される賞（ゴールデングラブ賞等。）にも一言言いたい。こういった賞の投票結果を見て毎年思う事だが、九分九厘は投じられた票に納得が行くものの、大体数票は訳の判らない票が投じられている。一般の野球ファンが見て、「何でこの選手に票が入るのか？」と思わずにはいられない様な票。一軍定着も覚束無い様な選手への投票ならば尚更だ。
プロ野球記者として確固たる信念で選んでいるならば未だしも、特定選手との”柵”で投票しているとしか思えないケースばかりなのだから、「そんなプロ意識の無い記者からは、投票権を剥奪しろ！」と怒鳴りたくなる。
野球を、又は特定チームを心から愛しているならば、尚更、贔屓の引き倒しになってはいけないと思う。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
［パ・リーグ］
（投手・先発）
松坂大輔［ライオンズ］
（投手・中継）
菊地原毅［バファローズ］
（投手・抑え）
小林雅英［マリーンズ］
（捕手）
里崎智也［マリーンズ］
（一塁手）
小笠原道大［ファイターズ］
（二塁手）
堀幸一［マリーンズ］
（三塁手）
今江敏晃［マリーンズ］
（遊撃手）
川崎宗則［ホークス］
（外野手）
ＳＨＩＮＪＯ［ファイターズ］
和田一浩［ライオンズ］
谷佳知［バファローズ］
（ＤＨ）
清原和博［バファローズ］
［セ・リーグ］
（投手・先発）
川上憲伸［ドラゴンズ］
（投手・中継）
藤川球児［タイガース］
（投手・抑え）
久保田智之［タイガース］
（捕手）
矢野輝弘［タイガース］
（一塁手）
Ａ・シーツ［タイガース］
（二塁手）
藤本敦士［タイガース］
（三塁手）
今岡誠［タイガース］
（遊撃手）
鳥谷敬［タイガース］
（外野手）
金本知憲［タイガース］
赤星憲広［タイガース］
濱中治［タイガース］
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
パ・リーグに関しては、６チーム中５チームの選手が１位（外野手に関しては１位～３位）に選ばれている。ゴールデンイーグルスから１人も入っていないのは残念だが、チームの現状を考えると致し方無い面は在るだろう。対してセ・リーグは、６チーム中２チームの選手しか１位（外野手に関しては１位～３位）に選ばれていない。選ばれた１１人の内、１０人がタイガースの選手だ。
誤解を避ける為に最初に断っておくが、ファン投票は成績至上主義で行なうべきなぞと言うつもりは毛頭無い。自分がオールスターゲームの光景で強く印象に残っているものの一つに、１９８６年の川藤幸三選手の２塁上での憤死が在る。ヒットを放ち、１塁を廻ってドタドタと２塁に向かった彼が、楽々とアウトを食らい、「こりゃあ、あきませんわ。」といった感じのポーズを取っていたのが何とも御茶目で、非常に魅せられたし強く印象にも残っている。彼の場合はファン投票では無く監督推薦だったが、（ファンの方には申し訳無いが）成績至上主義ならば恐らく彼は選抜されていなかった可能性が高いと思う。でも、オールスターゲームが御祭りの場でも在る以上、ファンを魅了させるのは重要で、だからこそファン投票は成績至上主義に固執する必要は無いと捉えている。
しかし、それを踏まえた上でも、１１人の内１０人がタイガース選手という状況には疑問を感じる。岩瀬仁紀投手（ドラゴンズ）やＧ・ラロッカ選手（スワローズ）、岩村明憲選手（スワローズ）、福留孝介選手（ドラゴンズ）、青木宣親選手（スワローズ）等が押し退けられてしまうというのは、どうにも納得出来ないのだ。勿論、最終結果の顔触れは変わる可能性は在るし、監督推薦で”救済”される道が残ってはいるのだが・・・。
ファン投票で在る以上、個々人がどういう基準を以って選択をしようが、それは当然全くの自由。「今季の成績は揮わないが、兎に角この選手が大好きだから選んだ。」というケースも在ろう。それは否定すべきものでも無いし、否定する気も無い。唯、「特定チームのファンだから、何が何でも全てのポジションにそのチームの選手を入れたい。」というのは、一寸違う気がする。
嘗て、ファン投票でジャイアンツの選手がズラッと選ばれた時代が在った。選ばれて然る可き選手も勿論居たが、中にはジャイアンツ・ファンの自分ですら「何でこの選手が選ばれてしまったのか？」と疑問を感じる選手も居た。他のジャイアンツ・ファンはどうだったか知らないが、自分及び近しいジャイアンツ・ファンは「真の野球ファンならばオールスターゲームの場で、オールスターを見たいので在って、オール・ジャイアンツを見たい訳では無い筈。こんな結果は、ジャイアンツ選手にとっても贔屓の引き倒しに過ぎず、選手達の慢心を生むだけ。そして、球界全体としてはファン離れを加速させるだけ。」という懸念しかなかった。
ジャイアンツが此処迄駄目になってしまった要因の一つに、選手達の慢心や思い上がり”も”間違い無く在ったと思っている。他チームの選手及びファンには同じ轍を踏んで欲しくは無い。過ちを犯してしまったチームの１ファンとして、老婆心ながらファン投票の在り方に疑問を呈させて貰った。
又、プロ野球記者の投票で決定される賞（ゴールデングラブ賞等。）にも一言言いたい。こういった賞の投票結果を見て毎年思う事だが、九分九厘は投じられた票に納得が行くものの、大体数票は訳の判らない票が投じられている。一般の野球ファンが見て、「何でこの選手に票が入るのか？」と思わずにはいられない様な票。一軍定着も覚束無い様な選手への投票ならば尚更だ。
プロ野球記者として確固たる信念で選んでいるならば未だしも、特定選手との”柵”で投票しているとしか思えないケースばかりなのだから、「そんなプロ意識の無い記者からは、投票権を剥奪しろ！」と怒鳴りたくなる。
野球を、又は特定チームを心から愛しているならば、尚更、贔屓の引き倒しになってはいけないと思う。
アクセス
トータル
ランキング
ネットで1日5回を上限に投票できるので、１回位は「セ・リーグ：阪神の選手、パ・リーグ：元阪神の選手」という投票はありかもしれませんが、通常はシーズンの活躍度で選ぶべきだと思います。
私も、今回の阪神勢トップのほぼ独占状態には納得いきません。私自身は、少なくともサードは今岡ではなく、村田を選ぶべきだと思います。真のプロ野球ファンならば・・昨今の阪神ファンは、以前の巨人ファンに近い状況になっていると思います。少し思い上がってますね。冬の時代を知らないファンが増えてるのでしょう。ラインバックやブリーデンの時代からのファンだったら、こんな投票はしないのですが・・(私がそうです)
これからも貴ブログ、楽しみにしております。
本題と関係ないですが、オールスターにふさわしい選手として村田を推して下さる方がいらっしゃったことを嬉しく思います。これまでの村田は典型的な「三振かＨＲ」の選手でクリーンナップで使いにくかったのですが、打撃を磨き、更に守備も大幅に向上した結果、何とか不動の４番打者らしくなったかなというところですね。主力選手にケガが相次いでいる現在、村田へのプレッシャーは相当なものがあるでしょうが、何としてもはねのけてもらいたいと思っております。
昔から、こういう偏狭な身びいきがありました。
ただし、これがいいほうに出ることもあります。
トレードで他球団に行ったかなり無名の選手でもいつまでも覚えていて気にかけます。
昨年のファーム選手権。曽我部という期待されながら阪神では一軍定着できなかった選手が代打で登場しましたが、阪神ファンのあいだから自然発生的に大きな拍手が巻き起こりました。おそらくトレードでロッテにいったのは４、５年前だったのでは。
結局、この試合が彼の最後の試合でした。
確かに、ファンに問題が多い。地元マスコミも時折だけど指摘します。
しかし、何か違う気がする。期待される阪神ファン像
って分別があって、マナーよく、そしてここが肝心、
甲子園を満杯にし、阪神グッズを買い揃え、テレビみるなら阪神戦。
でもこういうあるべき姿って現実にはなかなか成立しない。歪みが出る。むしろ、この歪みを教化し是正してあるべき像に近づけていく力を警戒する。行き過ぎを自戒する余り結局は無力であってはならない。
阪神ファンを大きな社会集団と見た場合、以上の視点もいる。
活躍度でなく自分が応援する球団から選ぶ、という人もいると思いますが、それはひとつの考え方なので仕方がないかな、と思います。
年代がばれますが、わたしが子供の頃は「手書きで両リーグの全ポジションを書かなくてはいけない」という決まりでした。その頃パリーグの試合を見る機会は滅多になく選手の名前も知らなかったので、新聞を見ながら強そうな選手を書いていました・・・・。
本当は「ハガキによる投票」がいいのかもしれません（後戻りは出来ないでしょうけど）
＞セはほとんど阪神
それとパリーグのファン選出選手は
「阪神ファンの書いてくれる人」ということになりそうです。
「阪神タイガースｖｓパリーグ」
それでいいんですかね？
暗黒時代を知る者としては、「お強くなられたんですね」と・・。
あまりにも同一リーグのいい選手を「見ていない」ということになりますが如何でしょうか。
＞ゴールデングラブ賞
私は未だ「ダイアモンドグラブ賞」と言ってしまうのですが・・（苦笑）。
新庄が昨年「もらうべきでない」的発言したのは判ります。
記者投票になるといきおい自分の担当以外のリーグは「知名度」で選びますよね。
それを戒めていました。
「監督＋守備コーチ＋選手会長」の投票で選ぶというのが私の案ですが、如何でしょうか？
ブリューワー選手、ソレイタ選手＆木田勇投手、懐かしいですね。今から２０～３０年前にファイターズで大活躍されていた選手達の名前をＨＮにされているという事は、古くからのファイターズ・ファンと御察し申し上げます^^。新人として大車輪の活躍を果たした木田投手も強烈な印象を残してくれましたが、”サモアの怪人”ことソレイタ選手も負けず劣らずのインパクトが在りました。確か４打席連続ＨＲ（それも２度）という離れ業を演じましたよね。トラブルに巻き込まれて、帰国したサモアの地で若くして亡くなられたというニュースを見た時はショックでした・・・。
自ブログにも多くのタイガース・ファンの方が書き込みをして下さっていますが、皆様のブログを拝見すると本当に真摯にタイガースの事、ひいてはプロ野球の将来を考えておられるんです。ですから、本当に一握りのタイガース・ファンだとは思うのですが、彼等の無軌道な言動によって、多くの真摯なタイガース・ファン迄が批判されてしまう事を憂いております。嘗ての（これも一部だと信じたいのですが）思い上がったジャイアンツ・ファンの無軌道な言動により、ジャイアンツが誤った方向に突き進む後押しをしてしまい、同時にそれを憂いていた”普通の”ジャイアンツ・ファン迄もが肩身の狭い思いをする事となりました。
記事でも触れました様に、「特定の選手が兎に角好きなので、成績は良くないものの票を投じたい。」というのは必ずしも否定しませんが、唯成績をしっかりと残している他の選手には気の毒ですし、オールスターゲームの魅力を結果的に減じてしまわないか懸念は在ります。
個人的には球界全体をも見据えた、巨視的なスタンスで投票してくれるファンが増えると良いなと思います。
これからも宜しく御願い致します。
某巨大掲示板等で、失意の内に在った「川崎投手や河原投手をファン投票で１位にしよう！」という呼び掛けが嘗ては在りましたね。こういった悪意に満ちたおふざけには、どうしても憤りを覚えてしまうのですが、その事も在って機構側としては「メールアドレスを登録した上、１日に５回迄の投票しか認めない。」という歯止めを設けた経緯が在ります。
ネット社会となり、誰しもが気軽に投票出来るという意味からも、無記名でのネット投票も致し方無いとは思うのですが、１人で何票も投じられてしまうというのはどうかなあという思いは在ります。唯、この点に関しては自分は余り強く言えないんですよ。と言うのも昨年、堀内監督の理不尽とも思える起用法に抗議する意味合いで、矢野選手にトータルで数票投じた（http://964.jp/Z3Tm）経緯が在るからです^^;。常識的に考えて、九分九厘彼が選出される事は無いだろうという思いが前提には在り、だからこそ踏み切った事だったのですが、結果としては”シーズンを通して成績を残している”選手達に対して非礼な方法だったとも言え、その意味では偉そうな事は言えないんです（苦笑）。
ゴールデングラブ賞、現役選手による無記名投票って案は良いですね。プロとしての矜持に懸けて、しっかり選んでくれる事と思います。