謎の金属片

先月、埼玉県で自転車に乗っていた中学生が、ガードレールの継ぎ目に差し込まれていた金属片に触れ、脛を１８針縫う怪我をしたというニュースが在ったが、それ以降各地のガードレールにこの手の金属片が差し込まれているのが発見されている。昨日の段階で、４０道府県１，９００ヶ所に上っているというのだから、日本の都道府県の約９割で発見されている事になる。こうなると、単なる愉快犯というレベルではなく、組織的な”悪意”を感じてしまう。

自分の知らない所で、密かに且つ広範囲で由々しき何かが進行しているというのは、実に不気味なものである。今回の「謎の金属片騒動」が、ネット掲示板等による煽りが起こした集団的愚行なのだろうか？それとも、何か狂信的な連中が起こしているものなのだろうか？

スカラー電磁波がどうのこうのと主張し、白装束に身を包んで各地を流浪していた集団に不気味さを感じはしたが、直接的に大きな問題を起こした訳ではない（住民とのトラブルは在ったが。）という意味では、未だ許容範囲に在ると言えなくもない。でも、嘗てのオウム真理教が、時折怪しげな噂が立つものの大した事はしていないだろうと見過ごされている内に、地下鉄サリン事件等の巨悪犯罪を引き起こした事を考えると、今回の広範囲に亘る組織的とも思える事件は、単に愉快犯の犯行と片付けてしまっても良いものだろうかという気がしている。

兎に角、妙な事件が多過ぎる・・・。