ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「タイタンの戦い」

2010年05月09日 | 映画関連
「神のイメージは?」と質問されたら、どういう答えが多く寄せられるだろうか?「宗教」に関して胡散臭いイメージや嫌悪感を持つ人でも、「神」に関しては「困った時に助けてくれる存在。」とか「慈愛に満ちた存在。」といったプラス・イメージを思い浮かべる人が多いのではないだろうか?でも「ギリシャ神話」や「日本神話」等を少しでも読み齧った事が在る人ならば、マイナス・イメージを持つ人も居そうな気がする。ゼウスアレーススサノオ等々、人間同様の、、時には人間以上の狡猾さや残忍さを見せた神だって少なからず居るから。

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古代ギリシャ、アルゴス国では人間達は慢心し、神への敬意を無くしていた。神々の王・ゼウス(リーアム・ニーソン氏)の石像を打ち壊し、冥界の王・ハーデースレイフ・ファインズ氏)の復讐遭う。ゼウスと人間の子で在る半神プルセウスサム・ワーシントン氏)は育ての親をハデスに殺され、人間の味方に付く。ゼウスのを受けたハデスは、アルゴス国の王女・アンドロメダーアレクサ・ダヴァロスさん)を生贄捧げねば、アルゴス国をクラーケンに襲わせると人間に告げる。ペルセウスは王女を救う、地獄山へ旅立つのだった。
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映画「タイタンの戦い」、「見覚え(乃至は聞き覚え)の在るタイトルだなあ。」と思っていたら、1981年に同名の作品が公開されており、そのリメークなんだとか。「自身の欲望を満たす為に兄・ハーデースを利用し、その挙句に冥界へ追い遣った。」り、「アルゴスの前国王の妻を寝取った。」りしたゼウスを始めとして、良くも悪くも人間臭い神々の姿が描かれている。「頭髪は無数の毒蛇から構成され、見た者全てを石にしてしまう。」というメドゥーサ等、広く知られたキャラクターも登場するが、ギリシャ神話の内容をそれ程詳しく知っている訳では無い自分には、「ギリシャ神話って、こういうストーリーなんだ。」と興味深く観る事が出来た。観る前は正直余り期待していなかったけれど、映像は迫力が在るし、なかなか面白かった。「クラーケンやハーデースが、意外な程弱かったなあ。」という不満足さも在ったけれど。

総合評価は星3.5個

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4 コメント

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エビ (マヌケ)
2010-05-09 13:45:02
ハリウッドもいよいよネタに困ってのリメイクかな。 昔はやった特撮映画を彷彿させた2012もゴジラ見たさ的な気持ちで足を運んでは案の定がっかりして帰りました。 CGが見たいというアトラクション的なものを求める要素がファンにもあるのは事実ですが、中身のなさはどうなんでしょう。 私のここ最近の星4つと言ってもいい作品は輝けるB級格の「第9地区」です。 久々に楽しかった。 あまりにバカなんですけど、深い!
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ギリシャの神は... (naotomo)
2010-05-09 14:35:41
はじめまして。

ギリシャの神々って、とってもわがままだったり、独占欲が強かったり、戦うのが好きだったり、良くも悪くも人間的です。すばらしい人物が神になったというより、強烈なキャラクターの人物が神になった、というイメージでしょうか?

アバターと比べると、CGのレベルは低いかもしれませんが、最近の中では良いほうだと思いました。
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>マヌケ様 (giants-55)
2010-05-09 21:32:17
書き込み有難う御座いました。

「アメリカに於ける状況は、数年後に日本で再現される。」なんて言いますが、これは経済だけでは無く、文化にも結構言えたりしますよね。流行っている漫画や小説を安直に映像化するのが流行りの我が国も、或る意味製作者達の才能の枯渇を意味していると言えなくも無く、もしかしたら数年後の邦画もリメーク作品で溢れ返る・・・なんて事態になったりして。
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>naotomo様 (giants-55)
2010-05-09 21:38:48
初めまして。書き込み有難う御座いました。

古代の天皇の中には、とんでもなく残忍な者が居たりします。古代の神々、これは東西を問わずですが、残忍さも含めて仰る様に人間的な存在が居たりするのが、最初にそれを知った時は意外な感じを強く持ちました。

個人的には「アバター」よりも、この「タイタンの戦い」の方が面白かった。ギリシャ神話という、個人的には馴染みの深い題材だったからかもしれませんが。

今後とも何卒宜しく御願い致します。
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