昨日行われたクライマックス・シリーズ(CS)のファイナル・ステージ第4戦、パ・リーグはホークスが、そしてセ・リーグはジャイアンツが勝ち抜きを決め、共に日本シリーズに進出する事となった。パ・リーグに関しては、CSに入って以降の勢いから「ホークスが勝ち抜く可能性大だな。」と思っていたので、予想通りの結果。
でも、セ・リーグに関しては「第3戦で原辰徳監督の“悪い癖”が出て、ジャイアンツが“勝てる試合”を落とした事から、(ジャイアンツが3連勝したものの、雨による延期で“流れ”が変わり、4連敗して日本一を逃した)『1958年の日本シリーズ』の再現にならなければ良いが・・・。」と懸念していた。昨日の試合は前半戦、タイガースの流れで動いていたので「ジャイアンツが負けるかも。」と不安が増し続けていたけれど、最終的にはジャイアンツが勝利。“悪い癖”を批判したが、結果をきちんと残したのだから、原辰徳監督には心から謝罪したい。
CSに関しては過去に何度か書いたけれど、個人的には「廃止して欲しい。」と思っている。CSにメリットが在るのは認めるも、「長いレギュラー・シーズンを戦い抜き、リーグ優勝したチーム同士が戦うからこそ、日本シリーズは価値が在る。」と考えているので、CSは邪道としか思えないのだ。
幾らルールだとはいえ、「長いレギュラー・シーズンを闘い抜いた結果、優勝を勝ち取ったチームが日本シリーズに進出出来ない。」というのは、余りにも気の毒。パ・リーグで昨季&今季と連覇したライオンズが、共に2位のホークスに敗れ、日本シリーズに進出出来なかったのは、選手達やファンに強い憤りを与えた事だろう。
2007年から始まったCSは、今季で13回目となる。「“レギュラー・シーズンで優勝出来なかったチーム”が日本シリーズに進出した確率。」を調べてみた所、セ・パ共に「3回ずつ」、即ち「約23.1%」だった。約4分の1の確率だが、もっと高いと思っていたので、少々意外な結果。今季を含む過去5年間で言うと、セは「20%」で、パは「40%」。
具体的に2位以下のチームが日本シリーズに進出したのは、次の通り。
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[クライマックス・シリーズ(パ・リーグ)]
2010年:レギュラー・シーズン3位のマリーンズ
2018年:レギュラー・シーズン2位のホークス
2019年:レギュラー・シーズン2位のホークス
[クライマックス・シリーズ(セ・リーグ)]
2007年:レギュラー・シーズン2位のドラゴンズ
2014年:レギュラー・シーズン2位のタイガース
2017年:レギュラー・シーズン3位のベイスターズ
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逆に「レギュラー・シーズンで優勝したものの、日本シリーズに進出出来なかったチーム」は、「ライオンズとジャイアンツが2回ずつ、ホークスとカープが1回ずつ。」となっている。