今年3月の記事「“白覆面の魔王”逝く」でも書いた様に、子供の頃はプロレス番組を良く見ていた。。「男子プロレスではアブドーラ・ザ・ブッチャー氏やタイガー・ジェット・シン氏等が、リング内外で暴れ回っていた辺り迄、又、女子プロレスではビューティ・ペアから始まり、クラッシュ・ギャルズや極悪同盟が人気を博していた辺り迄。」が、プロレス番組を夢中になってみていた時代。
地上波でのプロレス放送が珍しくなって久しいが、「最近、プロレス人気が高まっているんだろうな。」とは感じていた。イケメンなプロレスラーの特集を、マス・メディアで良く見掛ける様になったからだ。
5月25日付け東京新聞(朝刊)に、「プロレス・ブーム再点火」とい記事が載っていた。嘗てはアントニオ猪木氏が率いていた大手団体「新日本プロレス」が、昨年の決算で過去最高益の約49億円を記録し、間も無く発表される決算では、更に上回る数字が出されそうだとか。
2012年、ゲーム会社に買収された新日本プロレス。今ではアメリカのWWEに次ぐ、世界2位の規模の団体となった。
新日本プロレスの人気が再点火した理由の1つは、ネット配信で試合中継や過去の試合を視聴出来る様にした事。選手のプロフィールやストーリー性の在る動画が、英語対応された物も含め、気軽に見られる様になった。
又、女性や家族連れの客を狙い、会場の雰囲気を変えた事も大きいと言う。昔のプロレス会場と言えば、男性が非常に多く、殺伐とした雰囲気すらも在ったが、場内を全面禁煙とし、泥酔者は入れない様に。イケメンのプロレスラーが増えた事も在り、今では「客の4割が女性で、20~30代が多い。」そうだ。
プロレスには、全日本プロレスや小規模なインディーズ系等、20以上の団体が存在する。新日琉のスタイルに付いて行けないオールド・ファンも少なく無いが、そういう人達は昔風の匂いが残る他団体の試合に見に行っているそうで、相乗効果としてプロレス人気は高まっているそうだ。