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両打席本塁打:野球に於て、“1人の打者”が“1試合”に、右打席と左打席の其れ其れで、本塁打を1本以上打つ事。「左右両打席本塁打」、「両打席本塁打」、「スイッチ本塁打」とも言う。
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昨夜行われた「ファイターズvs.ゴールデンイーグルス戦」で、ファイターズの杉谷拳士選手が、第3打席には右打席で、そして第4打席では左打席で、其れ其れ本塁打を放ち、日本プロ野球史上19人目(通算では42度目)の両打席本塁打を達成した。
現在の様な公式戦が開始となって84年目を迎える日本プロ野球だが、そんな長い歴史の中でも、たった19人しか達成していない両打席本塁打。「1人の打者が、両打席で飛距離を出す。」というだけでも大変なのに、「1試合の中で1人の打者が、両打席で其れ其れ本塁打を放つ。」というのは、非常に貴重な事だろう。
此方の情報によると、日本プロ野球で両打席本塁打を達成したのは、次の通り。
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① リッチー・シェーン氏(カープ:通算2度)
② ジム・ラフィーヴァー氏(ロッテ・オリオンズ:通算1度)
③ ロイ・ホワイト氏(ジャイアンツ:通算1度)
④ ヴィクター・ハリス氏(近鉄バファローズ:通算2度)
⑤ 松永浩美氏(阪急ブレーブス、オリックス・ブレーブス:通算6度)
⑥ 高橋慶彦氏(カープ:通算1度)
⑦ スティーヴ・オンティヴェロス氏(ライオンズ:通算1度)
⑧ 白井一幸氏(ファイターズ:通算1度)
⑨ トニー・バナザード氏(ホークス:通算3度)
⑩ オレステス・デストラーデ氏(ライオンズ:通算3度)
⑪ ジョージ・ライト氏(ホークス:通算1度)
⑫ マイカ・フランクリン氏(ファイターズ:通算1度)
⑬ メルヴィン・ニエヴェス氏(ホークス:通算1度)
⑭ 松井稼頭央氏(ライオンズ:通算3度)
⑮ フェルナンド・セギノール氏(オリックス・ブルーウェーブ、ゴールデンイーグルス:通算9度)
⑯ 金城龍彦氏(ベイスターズ:通算3度)
⑰ 赤田将吾氏(バファローズ:通算1度)
⑱ 田中和基選手(ゴールデンイーグルス:通算1度)
⑲ 杉谷拳士選手(ファイターズ:通算1度)
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通算42度の内、フェルナンド・セギノール氏が9度も達成している。次に多いのは、松永浩美氏の6度だ。
因みに、メジャー・リーグ・ベースボールでの両打席本塁打達成は「116人(通算315度)」なのだとか。