ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

信じ難い出来事

2019年12月21日 | 其の他

「嘘を吐いてはいけない。」とか「相手の質問には、きちんと答える。」といった事は、多く存在するモラルの中でも、非常に基本的な事。又、「決まり事を守る。」というのは、法治国家基軸で在る。だから、「血税を投入して“御友達”を優遇し続け、問題視されると打ち切れたり、話を逸らして誤魔化したりと、きちんと答えない人間が首相で、挙句、「政権にとって不都合だから。」という理由で、保管すべき公的書類が次々に破棄されて行く国。」はモラルがどんどん崩壊し、法治国家のを成していないと思うのだが、そんな母国に危機感を持っていない人が少なく無い事に、とても危うさを感じている。

危機感を持っていない人が少なく無いからこそ、「非常識だなあ。」と感じる言動をする人が増えているのだろう。おかしい事をおかしいと感じなければ、おかしな事を普通に出来てしまう訳だから。7月の記事「社会性の無い人達」の中で取り上げた高齢女性みたいな人も、そんな1人に違い無い。

「非常識だなあ。」と感じてしまう人を多く見掛けて来たけれど、今回取り上げる人はレヴェルが違う。申し訳無いけれど「頭がおかしいのでは?」と思ってしまうレヴェルだが、どうやらそうでも無い様だ。全く信じ難い出来事だが、突き抜けた非常識さというのが、理由と思われる。

2日前の話。母が知人2人と、ショッピング・センターに行った時の事。レストラン街でビュッフェス・タイルの店に入り、夕飯を取る事にした。夕飯には少し早い時間という事も在り、客はそんなになかったそうだ。其の店の目玉ロースト・ビーフという事で、母は皿に盛り付けて貰う場所に並んだ。母が一番後ろに並び、前には2人の人が。そんな状況で、“事件”は発生した。

店員が先頭の人への盛り付けをしていた際、2番目に並んでいた「ピッチピッチの白いシャツを着た、50代と思われる小太りのおっさん。」が、とんでもない事をしたと言う。盛り付け場所の直ぐ横には台が設けられ、其の上にはロースト・ビーフに掛けるソースが2種類、大きな金属容器に其れ其れ入れられて置かれていた。金属容器の中には、ソースを掬うのス大きなスプーンが。其のおっさんは、片方のソースのスプーンを手に取った。「ロースト・ビーフの盛り付けどころか、皿も持っていないのに何で?」と母は疑問に思ったそうだが、次の瞬間、彼は其のスプーンを口元に持って行き、舌の先でペロッと舐め、そして何事も無かったかの様に、金属容器の中にスプーンを戻したと言う。

「料理人が料理の時、味見をする為に御玉杓子等で掬って舐めるでしょ?あんな感じでして、普通に金属容器の中にスプーンを戻したのよ。信じられない!!」と、帰宅した母は言っていた。注意し様かとも思ったが、“決定的瞬間”を撮っていた訳では当然無いし、「そんな事してません!」と言われる可能性が在る。又、そんな非常識な人間だったら、逆切れされて暴力を振るわれる危険性も。結局、彼に直接注意せず、店員に「こういう事が在ったので、ソースを取り換えて貰えませんか?」と言うに留めたそうだ。

席に戻り、知人2人に“事件”の事を話すと、「そんな非常識な人居るんだね。」と驚いていたと言う。で、ふっと斜め横を見ると、其のおっさんが座っていた。奥さんと幼い娘の3人で食事をしていたそうだが、「頭がおかしい。」という感じでは全く無かったと。


コメント    この記事についてブログを書く
« こういう“時代”になったのか... | トップ | 「巡礼の家」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。