ば○こう○ちの納得いかないコーナー

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「青天を衝け」の初回放送を見終えて

2021年02月15日 | TV番組関連

大河ドラマの第16弾となる「青天を衝け」が、昨夜から放送開始となった。例年ならば「初回放送は1月初旬から。」となっているが、前作の「麒麟がくる」が新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、最終回が今年の2月7日にずれ込んだ影響で、こんな時期の初回放送となった。

「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一氏は、“日本資本主義の父”」とも呼ばれる人物。幕末農民から武士に取り立てら、明治以降は数多くの会社設立に関わった。何でも、彼が設立に関わった会社は500社以上だとか。“日本資本主義の父”と呼ばれるだけは在る。又、女性関係も御盛んだった様で、儲けた子供の数は50人を超えるとも。

渋沢栄一氏の名前や「数多くの会社設立に関わった人物。」という事位は知っていたが、詳しい事は知らないに等しい。申し訳無いけれど、歴史の世界では地味な存在と言って良い。唯でさえ近代を舞台にした大河ドラマは、視聴率が稼げない。』というジンクスが在るのに、こんな地味な人物を主人公に据えて、本当に大丈夫か?」という懸念が在った。

初回放送を見終えて思ったのは、想像していた以上に地味だなあ。という事。「麒麟がくる」が一貫して色鮮やかな画質だったからこそ、全体的に暗い画質の「青天を衝く」に戸惑ってしまう。9年前に放送された「平清盛」も画質の暗さに批判の声が集まったけれど、今回もそういう声が出そう。

初回放送のとは言え、渋沢栄一氏の家族に光が当てられており、又、歴史好きは別にして、一般的に良く知られている歴史上の人物が徳川家康(渋沢が生きた時代よりも、220年以上前の人物。「長き江戸時代が終わり、“新しき世”に移り変わる転換期を描く作品。」という事で、“江戸幕府や徳川の時代に関する説明役”という立ち位置で登場するのだが、個人的には「“全く違う時代の人間”を持って来た。」という事に、強い違和感覚えた。)
徳川慶喜織田信長と言えば、様々な点で“初めて行った人物”とされ、“革新的な人物”というイメージが在る。だが、近年になって「実は織田信長が最初では無かった。」という事実が次々と明らかになっている。「“革新的な人物”というイメージが強いがに、『何でも彼んでも、初めて行ったのは織田信長。』と、皆が“寄せ過ぎた”のではないか?」という気すらしている。徳川慶喜に関しても矢鱈と「英明な人物だった。」と喧伝されているが、彼がして来た事を思えば狡賢さは感じても、英明さというのは全く感じ無い。“英明な人物”と強調するのを、そろそろ改めても良いのではないだろうか。)位だったのも、地味さを増させた気がする。高島秋帆なる人物が登場したが、不勉強も在って全く知らなかったし。徳川家慶役を吉幾三氏が演じていたのは、大笑いしてしまったが。

初回だけで全てを語る事は出来ないけれど、「大丈夫かなあ・・・。」という不安は否定出来ない。


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