9月に徳島県西祖谷山村で行なわれた職員採用一次試験で、合格者5人全員が、本年度末に依願退職予定の同村幹部職員の子女だった事が判明し、「行政の私物化に他ならない!」という非難の声が上がっている。
同村村長は、「自分の発案で、早期勧奨退職の代わりに、子供を職員として採用すると幹部職員達に持ち掛けた所、了承して貰った。」とし、職員の世襲である事を認めている。一次試験は6人が受験し、不合格になったのは村外からの受験者だったという。
又、この村長はこうも言っている。「職員の世代交代を進める為で、不思議でも何でもない。給料の安い若手と切り替え、人件費を抑制する為だ。」と。
世代交代を進めるのも、人件費を抑制するのも、決して悪い事ではない。寧ろ、民間企業に比べ、”ぬるま湯”にどっぷり浸り切った感の有る公務員社会では、どしどし推し進めるべきとも思う。しかし、だからと言って、交換条件に世襲を認めるというのは筋違い。
民間企業でも、同族会社で馬鹿息子に世襲させる所も在るが、それは例外的な存在。又、銀行や広告代理店等では縁故入社を行なっている所も在るが、その事で被る”損失”は自らの利益を削る形で成されていると言っても良い。採用した縁故者が使い物にならなかった場合、その数が多ければ多い程、会社の根幹を揺るがし兼ねず、経営悪化に結び付く可能性も否定出来ない。つまり、企業自身に不利益が直接降りかかって来る訳だ。
翻って、公務員の場合は公僕であり、その給与一切は国民の税金から賄われている。”質の低い”サービス提供は国民の不利益に直結する為、職員の世襲を民間企業の縁故採用等と同列に考えるのは間違いだと思う。勿論、世襲した人間が能力が無いとは言わない。優秀な人間も居るだろう。ならば余計に、公平&同条件で試験を行なった上、合格者を決めるべきだ。
世代交代を進めるという目的はいざ知らず、方法論に世襲を用いた上、「不思議でも何でもない。」と言い放つのは、もはやまともな感覚が麻痺していると言わざるを得ない。
因みに、現在は作文と面接による2次試験の途中で、最終的な合否は決まっていないという事だ。
同村村長は、「自分の発案で、早期勧奨退職の代わりに、子供を職員として採用すると幹部職員達に持ち掛けた所、了承して貰った。」とし、職員の世襲である事を認めている。一次試験は6人が受験し、不合格になったのは村外からの受験者だったという。
又、この村長はこうも言っている。「職員の世代交代を進める為で、不思議でも何でもない。給料の安い若手と切り替え、人件費を抑制する為だ。」と。
世代交代を進めるのも、人件費を抑制するのも、決して悪い事ではない。寧ろ、民間企業に比べ、”ぬるま湯”にどっぷり浸り切った感の有る公務員社会では、どしどし推し進めるべきとも思う。しかし、だからと言って、交換条件に世襲を認めるというのは筋違い。
民間企業でも、同族会社で馬鹿息子に世襲させる所も在るが、それは例外的な存在。又、銀行や広告代理店等では縁故入社を行なっている所も在るが、その事で被る”損失”は自らの利益を削る形で成されていると言っても良い。採用した縁故者が使い物にならなかった場合、その数が多ければ多い程、会社の根幹を揺るがし兼ねず、経営悪化に結び付く可能性も否定出来ない。つまり、企業自身に不利益が直接降りかかって来る訳だ。
翻って、公務員の場合は公僕であり、その給与一切は国民の税金から賄われている。”質の低い”サービス提供は国民の不利益に直結する為、職員の世襲を民間企業の縁故採用等と同列に考えるのは間違いだと思う。勿論、世襲した人間が能力が無いとは言わない。優秀な人間も居るだろう。ならば余計に、公平&同条件で試験を行なった上、合格者を決めるべきだ。
世代交代を進めるという目的はいざ知らず、方法論に世襲を用いた上、「不思議でも何でもない。」と言い放つのは、もはやまともな感覚が麻痺していると言わざるを得ない。
因みに、現在は作文と面接による2次試験の途中で、最終的な合否は決まっていないという事だ。
村長さんにとっては「これが常識」なんでしょうね。
だから、本人にとっては「おかしくもなんともない」んでしょう。
普通の感覚の人はおかしいと思うし
そうじゃない人は当然だと思う
ということですな
基本的に、書き込みして下さった方のブログへ、直接レスを付けさせて戴く形を取っているのですが、貴ブログのURLを失念してしまった為、こちらに書き込む失礼の段を御許し下さい。
結局、”ムラ社会”では、こういった事が当然という感覚が罷り通っているって事なんでしょうね。官民どちらにも良い所と悪い所は在るのでしょうが、どうしても官の”ぬるま湯”的な部分が目に付いてしまいます。国が疲弊しているのならば、”痛み”は甘んじて受けます。でも、それは皆が同じ様に痛みを分かち合うという大前提があってこそであって、官だけが既得権を享受し続けている中で、民だけが痛みを全て負わされるのはどうしても納得行きません。
「自分の政権時には消費税を上げない!」とか、「改革は確実に進んでいる!」と何とかの一つ覚えの様に繰り返す小泉首相。最近思うのは、この人が政権を終えた時に、結局何も変わらないどころか、官の力が増大し、民が最悪の状況下に置かれるという状況になっている様な気がしてなりません。
これからも宜しく御願い致します。