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「ヴェネツィアの『危機遺産』指定等審議 ユネスコ世界遺産委が開幕」(9月11日、テレ朝news)
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会が開幕しました。“水の都”で知られるイタリアのヴェネツィアを「危機遺産」に指定するかどうか等を審議します。
10日にサウジアラビアで始まったユネスコの世界遺産委員会では、オーヴァーツーリズム等の問題を抱えるイタリアのヴェネツィアや、ロシアによる侵攻の脅威に晒されているウクライナ・キーウの「聖ソフィア大聖堂」等を、存続が危ぶまれる「危機遺産」に指定するかどうかを採択します。
又、朝鮮半島出身者等を強制労働させた、所謂「徴用」に関する日本側の説明が不充分だと委員会が指摘していた長崎市の通称・軍艦島を含む「明治日本の産業革命遺産」に付いて、保全の取り組みも審査します。
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恥ずかし乍ら、「危機遺産」という言葉を今回初めて知った。
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危機遺産:ユネスコの世界遺産登録物件の内、其の物件の世界遺産としての意義を揺るがす様な何等かの脅威に晒されている、若しくは其の恐れが在る物件。
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2023年1月時点で危機遺産に指定されているのは、此方の「合計32ヶ国、55件」と言う。55件の内訳は「文化遺産:39件、自然遺産:16件」。
又、此方に在る様に、危機遺産に指定されたけれど、後に取り消された物件は37件在るそうだ。