ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

〇の致死率は略100%

2024年03月16日 | 時事ネタ関連

******************************************************
致死100%のアフリカ豚熱 韓国で急拡大、水際は厳戒
」(3月10日、毎日新聞

日本で発生例の無い豚や伝染病「アフリカ豚熱(ASF)」が、韓国で急拡大している。2024年に入り、養豚王国九州から近く、長崎対馬から約50kmの韓国・釜山相次ぎ感染を確認。有効なワクチンは無く、一度感染が拡大すれば、壊滅的な被害も想定される、国内の港等では、水際での厳戒態勢が敷かれている。

「御荷物、嗅ぎます。」。2月下旬福岡市博多港国際ターミナルでは、釜山からの新型高速船クイーンビートル」が入港後、禁止されている肉製品の持ち込みが無いかどうか、農林水産省委託を受け、検疫探知犬操るハンドラーが、入国者の荷物を調べて回った。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)によると、ASFウイルスは冷凍豚肉の中で110日以上燻製製ハムの中でも300日以上感染力を失わないとの報告も在る。

韓国では2019年に北部でASFの感染事例が初めて確認されると、感染域は南下し、2023年12月には釜山でも初めて、感染した野生猪が見付かった。釜山では今年に入っても、旅客定期便が在る港から5km程しか離れていない山で、野生猪の感染事例が15件相次いでいる。

ウイルスは人の靴の裏や車、自転車のタイヤ等に付着して、遠方に運ばれる可能性が在る。釜山港と日本国内を結ぶ航路は、博多港の他に、大阪市山口県下関市、対馬が在り、此れ等の港や航空機直行便が在る空港等で、靴の消毒用マットを敷いたり、旅行者等にASFの流行を知らせるボード等を設置したりして、警戒を呼び掛けている。

農水省が豚の「最強の悪性感染症」として厳戒態勢を取る理由が、ASFの感染力や致死率の高さだ。

ASF
は、感染した豚等の体液排泄物に混じったウイルスから感染する。発熱や皮下出血粘血便等の症状が表れ、致死率は略100%。豚の感染症には、既に国内で感染が広がっている豚熱(CSF)が在るが、此れとは別のウイルスで、感染力はより強いと言う。通年で感染のリスクが在り、CSFには有効なワクチンが存在する一方、ASFには無い。人には感染しない。

1900年代初頭アフリカで症状が出た豚が見られ始め、20世紀後半になって、欧州等に広がった。2018年には亜細亜初となる感染を、世界最大の豚の生産国で在る中国で確認。2019年に死亡や殺処分で、中国国内の飼育頭数は約4割減り、豚肉価格が2倍以上に急騰した。周辺諸にも拡大し、東亜細亜で感染が確認されていないのは、日本と台湾のみだ。

国内で感染が確認された場合はどうなるのか。感染した野生猪が見付かれば、半径約3km圏内に他に死んだ個体ないかどうか捜索し、感染拡大防止の為に必要に応じて、周囲に電気柵を設置する。農場の豚に感染した場合は、発生農場だけで無く、未感染豚も含めて一定範囲内の豚を殺処分する「予防的殺処分」も認められている。

新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、国際的な人の往来が活発化する中、飼養頭数が約280万頭で国内全体の3割を占める一大養豚地帯の九州では、不安が広がる。

鹿児島県さつま町の養豚場「旭ファーム」の大迫尚至社長は、「(日本にASFが入るのは)時間の問題ではないか。」と警戒。「農場に入る前に職員にシャワーを浴びさせ、外部の人を入れない為に見学出来ない様にする等、出来る対策をしている。」と気を引き締める。
******************************************************

「他生物細胞を利用して自己複製させる、極微小感染性の構造体。」がウイルス。大昔から様々なウイルスが存在して来たけれど、近年の新しいウイルス発生率は多くはないか?

人には感染しないとされるASFだが、「変異を繰り返した結果、人にも感染する様になる可能性は全く無い。」と言えるのだろうか。「ASFに感染した豚の致死率は略100%。」という事実を知ると、そんな不安をどうしても持ってしまう。


コメント    この記事についてブログを書く
« 「Q」 | トップ | 「傲慢と善良」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。