昨日のニュース番組で、或る事実を初めて知った。茨城県のアクアワールド茨城県大洗水族館で飼育されていた雌の海獺「カンナ」が11月27日に15歳で死んだ事で、関東地方で飼育されている海獺は零になったと言う。其の事実も驚きだったが、更に驚かされたのは「我が国で飼育されている海獺は、6ヶ所で8匹のみ。」という事実。6ヶ所とは、以下の水族館。
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・新潟市水族館 マリンピア日本海(新潟県):1匹
・のどしま臨海公園水族館(石川県):1匹
・神戸市立須磨海浜水族館(兵庫県):2匹
・アドベンチャーワールド(和歌山県):1匹
・マリンワールド海の中道(福岡県):2匹
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海獺が初めて日本に持ち込まれたのは、今から36年前の1982年で、アラスカ州からだった。そして、今から24年前の1994年、日本での海獺飼育数はピークを迎え、其の数は122匹に。
然し、乱獲によって野生の海獺の生息数が減った事から、2000年に国際自然保護連合によって絶滅危惧種に指定されたそうだ。ワシントン条約で国際取引が規制された事で、海外から持ち込む事が難しくなった事に加え、繁殖自体が難しい事から、国内での対応も手詰まりな状態なのだとか。
サンシャイン水族館(東京都)だったと思うが、昔、海獺を見た。今でも飼育されていると思っていたし、関東地方でももっと飼育されているのかと思っていた。