YouTubeで「映像でつづる昭和史・第一部(昭和元年~16年)」【動画】という動画を見ていて、気になった事が在る。「当時(昭和初期)の日本人、特に大人の男性の帽子着用率の高さ。」だ。
警察官や軍人等は判るのだが、一般男性の帽子着用率が滅茶苦茶高い。勤め人っぽい人の“殆ど”は中折れ帽を、そして其れ以外の大人はカンカン帽かハンチング帽を被った人が、街中をぞろぞろ闊歩している。
【中折れ帽を被った集団】
自分が子供の頃、野球帽を被った男の子は非常に多かったけれど、大人で“日常的”に帽子を被っている人は、そんなに居なかった様に記憶している。「父親を含めた周りの勤め人で、中折れ帽を被っている人は居なかった。」し、「カンカン帽を被った大人と言えば、植木等氏【動画】や月亭可朝氏【動画】、そしてハンチング帽を被った大人と言えば、競馬場に通い詰めている様なおっちゃんや『ちい散歩』での地井武男氏【動画】位しかイメージが無い。」ので在る。
帽子は今でも“御洒落グッズ”の1つでは在るが、昭和初期の日本では、大人の男性にとって必須の御洒落グッズだったのかも知れない。
自分の場合、幼い頃は“ジャイアンツの野球帽”を良く被っていた。ジャイアンツの野球帽と言えば、今では黒地にオレンジのYGマークというイメージが強いけれど、自分が被っていたのは黄色地にオレンジのYGマークだった。当時、小学生が登校時に被る帽子は黄色地というのが定番だったので、其れに合わせていたのだろうか?
「洋服以外は極力、身に物を付けたくない。」という人間なので、中学生になって以降、帽子を被る事は皆無に等しい。