バイクな俺の毎日

車種にこだわるんじゃなく、車輪が付いてりゃなんでもOK。2004年から、のらりくらりと語っています

06モトGP・行方は?-7

2006-10-30 14:39:27 | バイクな俺の毎日
バレンシアGP・MOTO GPの決勝は路面温度が43°というハードな状況で開催された。
8ポイントリードしているロッシはポール、ニッキーはセカンドグリッドからのスタート。

出遅れたロッシは序盤5周目7番手走行中にフロントからまさかの転倒。タイヤチョイスのミスか?最後尾から追い上げるが13位に終わる。優勝はセテの代役出場のベイリス(ドゥカティ)。3位に入ったニッキー・ヘイデン(ホンダ)がシリーズチャンピオンを決めた。

レース終了後、泣きながらクールダウンラップを走るニッキーに握手を求めるロッシのシーンも感動だったが、俺が素晴しいな、と思ったのは下のシーン。









がっかりしてピットに戻ってきたロッシに、大きな拍手で迎えたチームクルー。
抱き合うスタッフとロッシは、まるでチャンピオンを取ったようだが、
これこそが今のヤマハチームを表現していると言っていいだろう。

「俺達はやれるだけやった」というライダーとエンジニアの信頼関係がすばらしい。

「エンジニア絶対主義のホンダ」ではこうはいかないのではないか。

今年は本当に素晴しいシーズンでした。ストーブリーグも今日からはじまり、ライダーやスポンサーの動きもすでに激しいが、800ccで開催される来年の「第2世代MOTO GP」が今から楽しみ!!


以下ヤマハサイトからの抜粋

V・ロッシ選手談(13位)
「この最終戦を前に8ポイントをリードしていながらタイトルを逃してしまったことは、もちろん、大きな大きな落胆。今日は基本的に、僕はふたつのミスをした。ひとつはスタート、そしてもうひとつがクラッシュだ。今シーズンは本当にいろいろなことがあって、グッドラックもバッドラックも経験し、そして最後にはついにミスをおかしてしまった。でもこれがレースというもの。今僕に言えることは、ニッキーへの‘おめでとう’だけ。彼はライダーとして、人間として素晴らしいし、今シーズンは最高のパフォーマンスを見せた、だからチャンピオンになったんだ。彼のことはずっと以前から知っているし、彼の家族のことも知っている。僕自身は残念なことになったけれど、同時に彼のことはとても嬉しいんだ。今までは、他のライダーとは何かと問題があったりもしたけれど、今シーズンの彼との戦いは、お互 いに信頼し合い尊敬し合っていてとても良かった。最後にヤマハ、チームのみんな、エンジニア、支えてくれた人たち全員に心からの感謝をしたい。800ccに変わる来シーズンを今は楽しみにしているよ。来年もまたきっと、激しいバトルが繰り広げられエキサイティングなシーズンになるに違いない」


D・ブリビオ、キャメル・ヤマハ・チーム監督談
「今は当然のことながら、チーム全体を失望感が覆ってしまっているが、同時に、バッドラック続きだった今シーズンの最終戦を、このような形で戦えたことを誇りにも思っているんだ。バレンティーノは信じられないくらいの頑張りを発揮して、いくつもの場面で偉大な世界チャンピオンたる所以を我々に見せてくれた。今日だって、あそこまで順位を落としてしまったあとも最後の最後まで戦い続けたんだ。今日は悲しい一日となったけれど、2007年にはタイトルを取り戻すべく、800ccマシンでの新時代に照準を合わせていく。ふたりのライダー、チームスタッフ、スポンサー、テクニカル・パートナー、協力してくれたすべての人の、今シーズンの素晴らしい貢献に対してお礼を言いたい。そしてニッキー・ヘイデンにはおめでとうを!」



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