
Honda Racing THANKS DAYで同時開催されるHRCミニバイクレースに出場するべく、ツインリンクモテギに行ってきました。前日は仕事を夜の10時に終えてから準備にかかり、深夜2時に何とか出発。サーキットには深夜4時に到着。4時半の関係者ゲートオープン前に、すでに大勢の車がゲートに並んでいます。しかしこれらの車の中には一般者も混じっていて、4時半になっても動かない!よく見たらみんな車で寝てるぞ!おいおいモテギさんしっかり誘導管理してくださいよ!何とか列から抜け出して、5時には指定の東コースピットへ到着。まずは、めちゃめちゃ寒い!!のでお湯を湧かしてスープをグビグビ。温まってからエントリーの用意。真っ暗の中で受付をして(一応テントがありましたが)、真っ暗の中で車検をして(何故、明るいピットでやらないの?本当に真っ暗)エントリー終了。マシンの整備にかかります。時はすでに6時。マシンに火を入れて良い時間です。
ひと通り整備もできているので(エンジン内部は先月のレース時から開けていないが)、ガソリンを入れて、さっそく押し掛けだ!
え?かからん。
7時15分のブリーフィングの時間になっても始動の気配が無し。
8時20分の予選に間に合わない!!新品のプラグに交換してもダメ。しかも気になるのは辛うじて飛ぶ火花の弱さ。う~んコイルか?配線をすべてチェック。焦る、焦る。
焦る俺を尻目に派手な気球が空を行き交います。
あっという間に予選時間。しかもたった15分間ですから間に合うわけがありません。

クルーが決勝に出れるように事務局へ掛け合いに行ってくれています(慣れたものです)。その間に俺はCRキャブを全バラ。でもやっぱりダメ。同じピットに岩城晃一さんがいてる(というかさすがに予選を走らないで整備する俺を心配して、横でじ~っと作業を眺めてる)のも上の空、ただ原因を考えます。うちのチームのクルーA(♀)も岩城さんに話し掛けたい、写メしたいのを我慢して、ピリピリした俺のヘルプをしてくれています。
そこにチューナーのKさんが見かねてやって来て診断。やっぱりコイルが壊れているかな?と判断。Kさんは素早くノーマルのコイルを借りてきてくださり装着。これが最後の賭けですね(Kさんいつも本当にありがとうございます 泣)。
結果、始動せず。がーん
Kさんいわく「どうやらコンプレッション不足だろうな」とのこと。
確かに押し掛けが軽い(抵抗が少ない)のが気になります。
先月のレースでバルブが逝ったのでしょうか?とにかく開けないとわかりませんが、さすがに時間もありません。
脱力感に言葉もでません。岩城さんの耐久仕様エイプがイイ音出しています。
俺:「かえろか」
クルーA:「どうせならTHANKS DAY見ませんか?」
俺:「琢磨を見たいんか?」
クルーA:「はい」
俺:「ペドロサ見たいんか?」
クルーA:「はい」
俺:「じゃ、俺は先に帰るわ。眠いし」
クルーA:「いえ、見たくないです。ウソです嘘」
という事で昼には帰宅。なんのこっちゃのTHANKS DAYでした(悲)。
心配してお電話やメールをくださったみなさんありがとうございます。
チーム員の皆さん、また来年よろしくお願いします・・・