行ってまいりました、MOTO GP第12戦・日本ラウンド。快晴の中、朝から路面温度もぐんぐん上がり、嫌でも激しいバトルが期待できるというも

のです。華やかな場内には、往年のマシンや、例のインターカラーヤマハのマシンも展示されていました。俺もミーハー気分でニッキー・ヘイデンのRC211Vに跨がりパチリ。

しかも今回はロッシのチャンピオンがかかった重要な一戦ですから、観客数も過去最高。あちらこちらにロッシ・ルックの人が(一緒に行った友人はロッシ+青山兄弟の兄ルック)見受けられます。カワサキの応援団は、愛すべき中野に今度こそ勝利を!と意気揚々です。

さて、我々は90°コーナー(モテギ最高の勝負所)に陣取り、300?オーバーのトップスピードから一気にブレーキングするスーパーテクニックに酔いしれようと(ビールと焼き鳥片手に)準備も万端!
しかし125から始まったレースは波乱の幕開けでした。何と16周目にレッドフラッグでレース中止になってしまったのです。16周目の最終コーナー立ち上がりでハイサイド転倒したルティのマシンに、全開で走ってきたガデアのマシンがモロに激突!ガデアは遥か前方にぶっ飛び、マシンのフレームまでもが折れ、めちゃくちゃに壊れたパーツがコースに散乱!当然15周目の結果でレースが成立です。
そして何ともやり切れない場内の空気が漂う中で250クラスがスタート。青山ブラザーズが予選1位・3位という素晴しいポジションからダッシュし、史上初の兄弟ワンツーに期待が膨らみます。しかし弟が90°コーナーでハイサイド転倒、担架で運ばれます・・そのかわり、兄がぶっちぎりで優勝を勝ち取りました!うーんイイネ!
さてお待ちかね、最高峰クラスのモトGPクラスのスタートです。時速310?オーバーから一気に1速(ライダーによっては2速)までシフトダウン&ブレーキングしながらインを奪い合うスーパーバトルは感激もの。しかしその感激が悪夢に・・・・先を走るメランドリのインにロッシが追突!路面から火花を散らしながら2台はランオフエリアにぶっ飛んでいきます。メランドリは足を負傷、ロッシは『オーノー!!』と叫んでいます。隣の大人気ない男が「メランドリのバ~カ!バ~カ!ロッシにラインを譲れよ!死ね!」と叫んでいたのが情けなかったです・・・突っ込んだのはロッシだもんねぇ。
そして嫌な空気のまま、レースはカピロッシ+デスモセデッチの今期初優勝で終わりましたが、みんなドゥカティ好きじゃ無いのね?あ~あという溜息ばかりが聞こえて残念でした。デスモセデッチが好きな俺は嬉しかったぞ!
玉田も3位になり、終了後にマックスとのツインバーンナウトを90°コーナーで見せてくれましたよ!
ところで、このレースよりも感激したのが、デスモセデッチ・ビポスト(二人乗り仕様)で、

モトGPクラスのデモンストレーションとして関係者を乗せて周回したライダーが、あの「ランディ・マモラ」だった事です。ドゥカティのスーパーバイザー的な仕事をしていて、デスモセデッチ・ビポストに乗るのも知っていましたが、まさかこの目の前で見れるとは!!しかし、特に放送で知らせる訳でもパンフレットに掲載されているわけでもなかったので、周りの観客は無反応でした。俺はムービーまで撮ったというのに!みんなは知らないのか?あのヘルメットを・・・。そう、マモラはスペンサーやケニーと共に活躍した名ライダーですね。ちなみに実家にいる猫の名前は「ランディ」といいます(何と19才です)~
MOTO GP第12戦→
http://www.twinring.jp/motogp/report/report0918_motogp.html