バイクな俺の毎日

車種にこだわるんじゃなく、車輪が付いてりゃなんでもOK。2004年から、のらりくらりと語っています

トラでハンター

2010-12-13 17:28:00 | バイクな俺の毎日
◎先週の月曜日の朝



R100GSパリダカを売り飛ばし、通帳に若干の余裕ができた俺に

一本の電話がCandy父さんより入る

「トライアンフ屋にハンターカブのええ出物があるでぇ~」



正直、ハンターカブに興味はあった。

GS乗りはハンターカブも持つという、暗黙のマニアルール?があるからだ

しかし俺はR100GSパリダカを捨て

ヤマハのスーパーテネレに浮気したばかりだ

セカンドバイクもミニトレだし、TZ250の古いのも何故かある

世間から見れば俺は充分ヤマハ党なのだ

それでいいではないか、と自分に言い聞かせた



◎先週の月曜日の昼



そんな俺にCandy父さんからメールが入る

「走行3100km、ワンオーナー、前後キャリア付き(なんのこっちゃ)・・・中略

店主よりのメールも転送します。↓↓↓↓


「かなり綺麗なのでまた機会があったら、見に来てください」

追って送られて来た写真は、完全なる美車kirakira

しかし下取り車で来たばかりだし、ハンターは詳しくないので詳細がわからないとのこと

うーむ。。。





◎先週の月曜日の昼下がり



トライアンフ屋の店主が連絡して来た

サーキットで良く見かけるナイスガイの店主だ

お父上ともサーキットで良くお話させていただく仲でもある

こんなバイクも購入させてもらったり、CB1100RDを売ってくれとも言われたり。



さて

どうせ高いだろう。値切れないだろうと思いながら

一応、社交辞令的に金額交渉的なことをしてみた

「いくらになります?」

「えー!あんまり安くはできないですよ」

「いいですよ。いくら?」

「じゃあ、○×円でどうですか?」



正直、びっくり価格だった



「え、いいんですか!・・・・・か、買います」



さすがトライアンフ屋、ハンターには興味が無いようだった 暴




◎先週の木曜日の朝





俺は既に鈴鹿のトライアンフ屋にいた。ハイエースにラダーレールを積み

深夜のハイウエイをブッとばしてきた

はっきり言って寝不足だ

ブリティッシュなトライアンフ屋さんは全く縁のない俺だが

そこに違和感の塊(=ハンターカブ)が佇んでいたことに喜びを覚えた

すでにCandy父さんとH氏が『俺のハンターカブを』囲んでいる

そしてまた一名、ウワサを聞きつけ『社用車で』飛んで来た

H氏の携帯には『俺とハンターカブの様子』を知りたい人々数名から

着信が鳴り止まぬ様子だ。俺がハンターを買うのがニュースなのだろうか

それか、わざわざ鈴鹿のトライアンフ屋で買う事が事件なのだろうか

兎に角、トライアンフに縁のない人ばかりがトライアンフ屋でハンターを囲む

いい絵だ



そして

何故か我が家にハンターカブがやって来た

最初から12Vとタンデムステップ&赤ヘッドライトを纏って。

これで逆輸入車が三台になった。変な家だ


ハンターカブ、当然ながらカスタムしますよ~





モーターサイクルが中心の暮らし

2010-12-03 15:23:00 | バイクな俺の毎日












今は無き55mphです

完成度の非常に高い情報誌をヤマハが独自に出していた

このことに深い共感を覚えます


そのvol.7にSDRのティーザー広告が掲載されていました













その文章の一部をご紹介します

「毎日暮らしていると、いろんなストレスが多かれ少なかれあるし、やっぱりたまにホッとしたいな、などと思う時が、あなたにもきっとあると思う。もちろん私たちモーターサイクリストにとっては、こんな時にはツーリングというありがたい処方箋があるわけで、まあ、一般の人に比べればずいぶんリッチな(もちろん精神的にですよ)生活をしていることになる。(中略)モーターサイクルは、やっぱり豊かなものであってほしいし、道具以上の存在でありたい(以下省略)。」

この頃のメーカーは、バブル期という事もあって

考えが深いというか、豊かさ(バイクの)の方向性を多面的に捉えている感があります




これを読んで

大体、いつからバイクに乗る人を「バイカー」と言ったのか?疑問になりました

ファッションやそのライフスタイルからバイクを必然とする「バイカー」を否定はしません

しかし俺はバイカーではなく、純粋に「ライダー」でありたいし

バイクを豊かに楽しむ「モーターサイクリスト」でありたいと

改めて思いました


そりゃあ、「オヤジ、なにいってんだよ。どっちも同じだよ、了見せめーな」と

若い人に言われるかもしれません



実際そうなのかもしれない



温故知新という言葉があります

流行りやムーブメントだけではいつかは終わる

レプリカブームの様に

カッコやスタイルだけではモーターサイクルは終わってしまう気がします


モーターサイクリストの本質とは

乗ることを深く喜び、操作技術を鍛えることを楽しむ、でしょうか?

そう考えると、マシンは単なる道具じゃないね
(勿論、二輪乗りがすべてこうである必要はない)



レプリカブーム真っ最中の時にSDRを出そうとした

ヤマハのバイクに対する考えが、この広告にはあります


バイク好きの作り手(メーカー)の思いを
(コピーライターがバイクを深く理解しているという点も見逃せない)

今一度考えた、1986年のある1ページでした