銀幕大帝α

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僕らのミライへ逆回転

2009年03月08日 14時54分13秒 | 洋画コメディ
BE KIND REWIND/08年/米/101分/劇場公開
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジャック・ブラック、モス・デフ、ダニー・グローヴァー、ミア・ファロー、メロニー・ディアス、シガーニー・ウィーヴァー

<ストーリー>
レンタルビデオ店の全ビデオ映像が消えてしまい、おバカな店員2人が自作自演で名作映画を作り直すハメに・・・。
<感想>
小便に乗って黄色いゲロが流れるってな場面。
いや~な感じ。
ダブル・スカトロで正直観るに堪えない(笑)。

2人の男が、名作映画のリメイクを勝手に撮っちゃう自主制作風な作品の数々。
これが、結構低予算ながら凝っているんですよね(セットとか衣装とか)。
映画内では、作っているシーンしか流れないですが、個人的にはかなり完成品観てみたいですよ。

ジャンルはコメディですけど、最終的にはハートフルな感じ。
終盤で、リメイクじゃなく、オリジナルの作品を市民が力を合わせて完成し、皆で試写する。
そして外には・・・。

もう、このラストの温かさは半端じゃなく感動出来ます。

笑うというよりも、心が癒された感じの方が強かったですね。
ジェリーのバカさには呆れるけど、マイクやフレッチャーの人の好さ、そして何よりも映画を愛する市民の情熱に目頭が少し熱くなりました。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★
09/03/07DVD鑑賞
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ハロウィン

2009年03月08日 14時00分18秒 | 洋画ホラー
HALLOWEEN/07年/米/109分/劇場公開
監督:ロブ・ゾンビ
出演:マルコム・マクダウェル、シェリ・ムーン・ゾンビ、タイラー・メイン、スカウト・テイラー=コンプトン、ブラッド・ドゥーリフ

<ストーリー>
ハロウィンの夜、赤ん坊の妹を残し、母親の恋人と姉、そのBFを惨殺した少年。それから17年経ち・・・。
<感想>
ジョン・カーペンターがスラッシャー映画の殺人鬼像というものを確立した傑作ホラーをロブ・ゾンビが自己流にアレンジしてリメイク。
ロブ・ゾンビと云えばテキサス・ホラーの傑作を2本監督しているので、このリメイクには否応なしに期待していましたが、や~これ程までに怖く面白い作品になっていたとは。

母親に愛されるも、出来損ないの義父やビッチな姉の影響で、精神を崩してしまう少年マイケルの姿を丁寧に描いた中盤までは、過激描写も手伝い、かなり見応えがあります。

姉のボーイフレンドが用意していた、あの‘ブギーマン・マスク’を手に入れ、アンバランスな姿で凶行に走るマイケル少年。
冷静に事を成し遂げていく姿がまた怖い。

そして錯乱状態に陥るマイケル少年を演じた子役の演技も上手くて、監督は凄い逸材を探してきたものだなぁと。
この子役、結構可愛らしい顔をしているので、滅茶苦茶な行動とのギャップが凄過ぎて、もう言葉にならないほどのいや~な感情を抱いてしまうんですよ。

エンディング・ロールにて笑顔で妹をあやすマイケル少年の映像が流れますが、これがまた、それまでの残虐性の余韻が残っているものだから、変に胸が痛くなる。

環境が好少年を殺人鬼に変えてしまった。

この事が可哀想でなりません。

さて、中盤以降は成長したマイケル青年が脱獄して、人間を殺しまくっていく。
脱獄後、最初にマイケルは生家に行き、隠していたブギーマン・マスクを掘り出して被るのですが、その時にオリジナルのメインテーマ曲が流れるんですね。
ゾクゾクッときますよ~ここ!

後、成長した妹を襲う際に、彼女が世話していた子供たちがキャ~キャ~言いながら逃げ回るのですが、この描写こそ本来のホラーファンが求めていた演出ではないでしょうか。
今のホラー映画って、あんまりこういうの無いじゃないですか。
只、人が殺されるだけってのが多いでしょ?
でもゾンビ監督は、失われていた純粋な子供たちが怖がる姿を、今また蘇らせた。
こういうのイチホラー・ファンとしては、すっごく嬉しいんですよね。

何か本来の正当なスラッシャー・ホラーというものを久々に楽しんだような気がします。

作品全体としてはとても面白かったです。
けど、何故成長したマイケルはあれ程までに不死身なのか。
何の目的で妹を探していたのか。
それ以前に、何故彼女が自分の妹だと分かったのか。
後、ラストでルーミス医師が唐突に現れるが、どうして彼らの居場所が分かったのか。

ちょっと疑問に思ったので最後に書き足しておきます。

関連作:『ハロウィン』(オリジナル)

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
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サヴァイヴ 殺戮の森

2009年03月08日 12時56分14秒 | 洋画ホラー
SEVERANCE/06年/英・独/96分/劇場未公開
監督:クリストファー・スミス
出演:ダニー・ダイア、ローラ・ハリス、ティム・マキナニー、トビー・スティーヴンス

<ストーリー>
研修中に森で迷った兵器メーカーの社員一行が無数に仕掛けられた罠で命を落としていく。
<感想>
ドイツのホラーと聞くと、グロっぽいイメージがあるんだけれど、なんじゃこりゃ?コメディかいな。

「トイレでタバコはダメよ!マリファナ禁止!!」

猛烈に緩いコメディ・ホラーですよ、これは。

尻丸出しで小便するジャンキー社員、誰が置いたか分からないパイを焼いて食べたら金歯が出てきて、社員一斉にゲロゲロ~。

なんちゅう緊張感のない社員研修。
でも楽しそう。参加してみたい。

所々でも、ギャグなのかコメディなのかよく分からないセリフや描写が一杯。

●悪党一人倒して、マリファナ一服しようと外に出たら、他にも仲間がいて唖然。

「最悪だわ・・・」
「本当だな」
「そうじゃなくて、弾がもうないのよ」

●隠れる社員を探していた悪党が腐った床を踏み外してズッコケル。

●社長が「テロリストにはこれをお見舞いだ!」と言って新兵器のロケットランチャーをぶっ放すも、あらぬ方向へ飛んで行く。

●背中を刺されて木にもたれ掛かかり一休みしていた社員の目の前に、冒頭で穴に落ちた半裸美女二人が投げた命綱がボスンと落ちてはズルズルと・・・。

●ケツの穴にナイフを刺された悪党が悶絶しながらも反撃。

この妙に緩い笑いにはクスクスと苦笑い。
ホラーにコメディを取り入れると、成功するか失敗するかの冒険になりますが、今作は上手い具合に活きていたので、結構楽しめましたよ。

オフィシャル・サイト(英語)
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評価:★★★
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アイズ

2009年03月08日 11時51分41秒 | 洋画ホラー
THE EYE/08年/米/97分/劇場公開
監督:ダヴィド・モロー、ザヴィエ・パリュ
出演:ジェシカ・アルバ、アレッサンドロ・ニヴォラ、パーカー・ポージー、ラデ・シェルベッジア

<ストーリー>
死者の角膜を移植され、亡霊が見えるようになった女性の恐怖を描く。
<感想>
もう‘アルバたん’とは呼ばない。
だって人妻だもん。子持ちだもんよ。
チェッ!

アジア圏のホラーをハリウッドがリメイクすると聞くと、どうしても『ワン・ミス・コール』が頭を過っちゃって(相当印象悪いよな)、期待がかなり薄れてしまうんだけれど、いやぁ、これは良かった。

内容はオリジナルの流れをそのまま引用。
完コピに近い感じだけれど、オリジンを好きな人でもかなり楽しめる作品ではないかと。

通信簿の少年とか、エレベーター内の老人浮幽霊とか、変に誤魔化さず、忠実に再現しているから、結構怖いんですよ。
じめ~とした恐怖演出のイメージが確立出来たのはフランス人監督だからこそ。
北米風のサラッとした怖さじゃなく欧州風のどんよりとした怖さが出てきていました。

オリジンのラストでは運命から逃げられない女性の悲劇的な結末を描いていましたが、今作では運命を背負わされた女性の活躍的なものに変更されているので、こちらのエンディングの方が気持ち良く観終われますね。

オリジンとリメイク、然程出来の良さは変わらないですが、観終わった後の余韻はかなり違ってくるので、比べて観るのもまた良いかもしれません。

個人的には、オリジンの電車のシーンで窓に映る心霊映像にかなりビビッたので、評価としてはオリジンに軍配が上がりますけど。

リメイクで良かったのはアルバが鏡で自分の顔を見る場面。
色んな表情を見せてくれるアルバがメッチャ可愛いんですよ。
やっぱ、キュートな女優さんですわ‘アルバたん’(アッ!

関連作:『the EYE 【アイ】』(オリジナル)

オフィシャル・サイト(英語)
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評価:★★★☆
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