銀幕大帝α

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切り株画像(映画『赤んぼ少女』より)

2009年03月25日 23時44分56秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
殺害失敗により、タマミの逆鱗に触れた父・南条敬三は彼女の怪力により首をへし折られて
切り株完成。

かなり貴重な?野口五郎の無惨な姿なり。
切り株度

レヴュー『赤んぼ少女』
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赤んぼ少女

2009年03月25日 22時49分59秒 | 邦画ホラー
07年/日本/104分/劇場公開
監督:山口雄大
出演:水沢奈子、野口五郎、斎藤工、板尾創路、堀部圭亮、生田悦子、浅野温子

<ストーリー>
戦争で生き別れになった両親に15年ぶりに引き取られることになった少女を襲った悲劇とは・・・。
<感想>
前回の『おろち』に続いての楳図かずおの怪奇漫画原作によるホラーです。

原作ファンにとってはあまり評判のよろしくない作品みたいですが、例によって楳図かずおの漫画を読んだことのない私としては大変面白かったです。
そこそこ評価が良い『おろち』よりも好きです。

何てったって西村喜廣が造形したタマミが素晴らしく気持ち悪い(笑)。
もはや人間とは呼べない“悪魔の赤ちゃん”タマミが跳ねて飛んで宙を舞い、身内の人間を含め多くの犠牲者を出していきながら、「ウキャキャ」と不気味笑う。

あぁ恐ろしいかな・・・。

しかしラストで「ご・・・めんなさい・・・」と謝る姿には少し感動してしまったじゃないか。
モンスターみたいな扱いを受けながらも、彼女もちゃんとした人間だったんだな、と。
誰からも相手されない事による寂しさから生まれたタマミの狂気。
彼女にとっては、単なる軽いお遊びだったのかもしれない。
けれど、それは少々行き過ぎてしまっていた。
それを悟ったかのような、母に対する心からのお詫び。
唯一自身を愛してくれた母への感謝。
う~ん、何とも複雑な気持ちになりながらも悲しい結末に胸が痛くなった。

この作品が映画初出演となる葉子役の水沢奈子ちゃんの演技がとても印象に残るくらい良かったですね。
化粧を施し、身なりの良いドレスを着て階段を降りてくる彼女の姿が、皇室の方のように清楚で綺麗でしたし、また襲い来るタマミに慄く顔が新人離れした迫真の演技に近い恐怖顔を巧く作りだしていて見事でした。

ホラー映画としても、神出鬼没に現れるタマミにドキドキし、激薬やタマミの怪力で無惨に殺害される人々の姿にワクワクし、画面狭しとビュンビュン音を発しながら暴れ舞うギロチン刃にハラハラさせられましたよ~。

オフィシャル・サイト

評価:★★★★
09/03/25DVD鑑賞
山口雄大 怪奇ホラー 水沢奈子 野口五郎 板尾創路 堀部圭亮 浅野温子 楳図かずお 西村喜廣 R-15 DVD新作
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コメント (11)
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