銀幕大帝α

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サブウェイ123 激突

2010年03月15日 19時05分56秒 | 洋画サスペンス
THE TAKING OF PELHAM 1 2 3/09年/米/105分/劇場公開
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タートゥーロ

<ストーリー>
NYの地下鉄をジャックした犯人グループと、犯人から交渉役に指名された地下鉄職員の駆け引きを描く。
<感想>
映像はスタイリッシュになっており、今時のリメイクらしいハイテク機器絡みの場面も増えてはいるが、いかんせん肝心な犯人との交渉役が普通の職員になってしまった事で、2人のやり取りに駆け引きの妙が見当たらず、緊迫感の無い身内話の応酬で面白さが薄くなってしまっている。

この作品は頭脳戦があってこその醍醐味なんだよなぁ。
終始オドオドしながら暇潰しの話相手になっているだけの主人公じゃちっとも盛り上がらん。

「何故ヘリを使わん!」

というユーモアあるセリフはオリジナルの惚けた会話へのオマージュかもしれないが、それならラストも洒落たものにしてくれないと。

何の取り柄もない地下鉄職員が、いきなり銃を持って追い掛けて、「俺は撃ちたくない!」と銃口を犯人に向けて正義面されても説得力ないんだよね。

オリジナルの素敵な部分を惜し気も無く削っちゃったもんだから、展開に山場が無く、ラストにも華が無い。
傑作を超えるリメイクは難しいかもしれないけれど、大半の部分にアレンジを施してしまった事が大失敗に繋がってしまっているように思えます。

関連作:『サブウェイ・パニック』(オリジナル)

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
10/03/15DVD鑑賞
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サブウェイ・パニック

2010年03月15日 19時05分37秒 | 洋画サスペンス
THE TAKING OF PELHAM ONE TWO THREE/74年/米/100分/劇場公開
監督:ジョセフ・サージェント
出演:ウォルター・マッソー、ロバート・ショウ、マーティン・バルサム

<ストーリー>
ニューヨークの地下鉄が4人の男にハイジャックされた。犯人グループは、乗客と引き換えに現金100万ドルを要求、タイムリミット1時間の中で地下鉄公安部、警察そして市当局はどう対処するのか?
<感想>
緊迫した中でのとぼけた会話が妙に笑える。

「制御室、動き出しました」
「何が?」
「電車ですよ」
「こちら制御室、警部!動き出しました」
「何が?」
「電車ですよ!」

前半は少しテンポが緩いが、後半は暴走する地下鉄と共にストーリーに拍車がかかり、俄然面白くなってきて見応えがありました。

お互いの駆け引きが見え隠れする警部補と犯人のやりとりも絶妙だし、人質の中に警官がいるという情報に、話がどう転ぶのかという先の楽しみも生まれてきます。

要求額を思わく通りに頂き、上手く警察側を出し抜き、逃亡成功かと思われた犯人一味だったが、予想外な人間の出現と、彼らの考えの先を読み駆けつけた警部補によって、死、裏切り、逃亡により散り散りバラバラになってしまう場面も秀逸だが、一番唸らされたのは、ラストでの玄関越しに見せた警部補のニヤ顔!!

まさか風邪ひきのクシャミが事件解決の糸口になっていたとはね。
このエンディングへの持って行き方は見事だわ!!

関連作:『サブウェイ123 激突』(リメイク版)

評価:★★★★
10/03/15DVD鑑賞
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デビル・ハザード

2010年03月15日 03時38分46秒 | 洋画ホラー
THE DEVIL'S TOMB/09年/米/90分/劇場公開
監督:ジェイソン・コネリー
出演:キューバ・グッディング・Jr、ロン・パールマン、レイ・ウィンストン

<ストーリー>
中東の砂漠で遺跡の調査隊が消息を絶ち、CIAの女性捜査官と7人の傭兵が捜索を開始。だが、人を操る力を持つ堕天使により、彼らは次々と命を落としていく。
<感想>
悪魔が絡んだ映画だとは聞いていたけれど、まさか堕天使が出てくるとは思わなんだ。
けど、凍り付けされたそれが最後まで表舞台に出て来ないのはあかんでしょ。

悪魔化した人間がわらわら出てくるのかと思っていたが、数少ないねぇ。

エロとグロがあって肝心のアクションと恐怖がない。

ホラー映画なら少しはこれでも許せそうだが、あくまでも傭兵が主人公のアクション映画なんだから、もっとワクワクさせられる戦いを描いてくれないと。

幻覚を見た者がヒョコヒョコ付いて行って、顔面にゲロ吐きかけられて悪魔化して、仲間を誘惑しての繰り返しで、それ以上の進展がやってこないのは明らかに監督の能力不足。

面白い食材をずらりと並べて、いざ目にするも、どう調理したら良いか分からず、結局、客に不満を齎す様なクソ不味い料理を作ってしまったコックみたいなもん。

ちょこちょこ入る回想シーンも意味不明。
はっきり言って不必要。

映画のノウハウを理解していないど素人が撮った『バイオハザード』もどき。

何時かは面白くなるだろうと期待していたのに思いっきりハズしてくれた監督の名は名優ショーン・コネリーの息子ジェイソン・コネリー

本作が劇場用作品としてのデヴュー作となるのだが、彼自身が才能が無いって事に気付いてくれる事を祈ります。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★
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沈黙の脱獄

2010年03月15日 02時53分03秒 | 洋画アクション
TODAY YOU DIE/05年/米/91分/劇場公開
監督:ドン・E・ファンルロイ
出演:スティーヴン・セガール、アンソニー・“トレッチ”・クリス、サラ・バクストン

<ストーリー>
ハーラン・バンクスは、悪人から金品を盗み出し、その大半を貧しい人に分け与える義侠の大泥棒。しかし愛するジェイダとの将来を考え、彼は泥棒稼業から足を洗うことを決意する。そして、マックスが経営する警備会社で現金輸送車の運転手として働き始める。ところが仕事当日、現金引き渡しの現場で相棒のブルーノが突然警備員を射殺、2000万ドルを奪って逃走を図る。ハーランはブルーノに銃を突きつけられ、数十台のパトカー相手にカーチェイスをするハメに。やがて追い詰められた輸送車は大破し、意識を失ったハーランはそのまま警察へと連行されてしまうのだった。(allcinemaより抜粋)
<感想>
序盤でのカーチェイスは中々の見応えあり。
警察車両がドッカンドッカンとクラッシュしていく様は爽快です。
あれだけの体当たり激突をしておきながら脳震盪だけで済むオヤジは流石最強。

只、ここからがちっとも面白くない。
展開が妙にタルいのだ。
投獄されたオヤジが囚人と大バトルを繰り広げる訳でもなく、ちんたらと進むので飽きてくる。

黒人の妻がやたらと予知夢を観るのだが、全くストーリーに関わっていない。

無駄な演出が多過ぎる。

終盤の攻防もあっさり気味で今一つ盛り上がらない。
先に銃を向けておいて「ちょっと待った!」は無いだろう。
撃てよ!
だから肝心な時に弾切れするんだよ。

あ、でも変なカンフー使いが「アチョ~アチョ~」て叫んでいたら、オヤジにショットガンで瞬殺されるのは笑った。
って、これって『魔宮の伝説』のパクリだけど^^;

締めの大爆破とカーチェイスは良かったけど、中盤がダメ過ぎやね。

所で「脱獄」とあるけれど、それを示すシーンはかなり呆気無いです。
何せ正味1分で楽々とヘリに乗って脱獄しちゃうんだもん。
この邦題を付けるのは間違いじゃねぇか?

オフィシャル・サイト(日本語)

参考:
『沈黙の戦艦』(沈黙シリーズ第1弾)
『沈黙の要塞』(沈黙シリーズ第2弾)
『暴走特急』(沈黙シリーズ第3弾)レンタル済み
『沈黙の断崖』(沈黙シリーズ第4弾)レンタル済み
『沈黙の陰謀』(沈黙シリーズ第5弾)
『沈黙のテロリスト』(沈黙シリーズ第6弾)
『沈黙の聖戦』(沈黙シリーズ第7弾)
『沈黙の標的』(沈黙シリーズ第8弾)
『沈黙の脱獄』(沈黙シリーズ第9弾)
『沈黙の追撃』(沈黙シリーズ第10弾)レンタル済み
『沈黙の激突』(沈黙シリーズ第11弾)レンタル済み
『沈黙の奪還』(沈黙シリーズ第12弾)レンタル済み
『沈黙の傭兵』(沈黙シリーズ第13弾)レンタル済み
『沈黙の報復』(沈黙シリーズ第14弾)レンタル済み
『沈黙のステルス』(沈黙シリーズ第15弾)レンタル済み
『沈黙の鉄拳』(沈黙シリーズ第16弾)
『沈黙の鎮魂歌』(沈黙シリーズ第17弾)
『沈黙の逆襲』(沈黙シリーズ第18弾)レンタル済み

評価:★★☆
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アクション・サスペンス スティーヴン・セガール DVD旧作
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