FRITT VILT II/08年/ノルウェー/94分/劇場未公開
監督:マッツ・ステンベリ
出演:イングリッド・ボルゾ・ベルダル、マルテ・スノレスドッテル・ロヴィク
<ストーリー>
雪山で発見された複数の他殺死体の一体が蘇り、人々をピッケルで惨殺していく。
<感想>
生き残ったヒロインがピッケル片手に道端に倒れ、発見した保安官が駆けつけていく。
序盤でのこのシーンはサイドミラー越しにワンカットで映し出された、私一番のお気に入りシーン。
幾ら殺人鬼でも生命最優先だからといって、生命力が半端無くタフな化ケモンに電気ショックを施したらいかんよ。
お陰で見事に復活したピッケル大男が、命を救ってくれた医者どもを感謝の言葉も述べずにぶっ殺していく。
閉鎖間近の病院が舞台なので、若干殺される人数が少ない(患者3人だけ!)ので寂しい気もするが、逆に無駄な殺人シーンを排除した事で物語のテンポを良くし、緊張感が上手く維持されている。
更に数少ない惨殺シーンも一瞬ではありながら、時には残酷に、そして抵抗する過程を描きつつも最期は無惨というシチュエーションにより、相手はガチで不死身じゃないのかと不気味な印象すらも植え付けてくれる。
下手なB級『13金』亜流ホラーを見せられるよりかは、大真面目に殺人鬼の理由無き暴れっぷりを描いている本作の方が十分に怖い。
幻覚に悩まされ怯えるだけのヒロインが、再び殺人鬼の横暴を目の当たりにし、戦う女へとシフトチェンジするハイライトは抜群に心地良い。
「一度殺したわ」
と捨て台詞を吐いてショットガンをぶっ放すラストの何とも言えない痛快さ!
余り印象に残らなかった前作に比べると、本作は見事なまでにスラッシャーホラーとしてのツボを押さえた好作へと変化を成し遂げている。
一連の流れを知る為にも前作を観ておいても良いとは思うが、本作だけ観ても何ら支障も無く、私としては前作は観なくていいから、本作は観てくれ!と太鼓判を押したくなる程、滅茶苦茶面白かった。
続編はこうして作るんだ!と言う、云わばお手本の様な作品。
関連作:『コールドプレイ』(第1作)
評価:★★★☆
10/03/21DVD鑑賞
スラッシャー・ホラー DVD新作
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監督:マッツ・ステンベリ
出演:イングリッド・ボルゾ・ベルダル、マルテ・スノレスドッテル・ロヴィク
<ストーリー>
雪山で発見された複数の他殺死体の一体が蘇り、人々をピッケルで惨殺していく。
<感想>
生き残ったヒロインがピッケル片手に道端に倒れ、発見した保安官が駆けつけていく。
序盤でのこのシーンはサイドミラー越しにワンカットで映し出された、私一番のお気に入りシーン。
幾ら殺人鬼でも生命最優先だからといって、生命力が半端無くタフな化ケモンに電気ショックを施したらいかんよ。
お陰で見事に復活したピッケル大男が、命を救ってくれた医者どもを感謝の言葉も述べずにぶっ殺していく。
閉鎖間近の病院が舞台なので、若干殺される人数が少ない(患者3人だけ!)ので寂しい気もするが、逆に無駄な殺人シーンを排除した事で物語のテンポを良くし、緊張感が上手く維持されている。
更に数少ない惨殺シーンも一瞬ではありながら、時には残酷に、そして抵抗する過程を描きつつも最期は無惨というシチュエーションにより、相手はガチで不死身じゃないのかと不気味な印象すらも植え付けてくれる。
下手なB級『13金』亜流ホラーを見せられるよりかは、大真面目に殺人鬼の理由無き暴れっぷりを描いている本作の方が十分に怖い。
幻覚に悩まされ怯えるだけのヒロインが、再び殺人鬼の横暴を目の当たりにし、戦う女へとシフトチェンジするハイライトは抜群に心地良い。
「一度殺したわ」
と捨て台詞を吐いてショットガンをぶっ放すラストの何とも言えない痛快さ!
余り印象に残らなかった前作に比べると、本作は見事なまでにスラッシャーホラーとしてのツボを押さえた好作へと変化を成し遂げている。
一連の流れを知る為にも前作を観ておいても良いとは思うが、本作だけ観ても何ら支障も無く、私としては前作は観なくていいから、本作は観てくれ!と太鼓判を押したくなる程、滅茶苦茶面白かった。
続編はこうして作るんだ!と言う、云わばお手本の様な作品。
関連作:『コールドプレイ』(第1作)
評価:★★★☆
10/03/21DVD鑑賞
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