銀幕大帝α

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サマーウォーズ

2010年03月07日 17時22分06秒 | アニメ(国内)
09年/日本/114分/劇場公開
監督:細田守
声の出演:神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、斎藤歩

<ストーリー>
男子高校生と田舎の大家族が、社会を混乱させるネット上の人工知能と戦う。
<感想>
現在のネット社会を皮肉った内容ですが、物凄く面白かった!!

当然ネット用語も出てくるし、終盤では花札も出てくる。
ある程度知識を持っていた方がより作品に入り込めると思いますが、今時花札なんてやっている人いないか^^;

突然メールで送られてきた謎の数字羅列を数学天才の主人公・健二が解いたばかりに、ネット社会に混乱を来たし、挙句には衛星落下という世界的に危機に!?

この緊迫した状況を誰が止めるのかと言うと、婆さんの誕生日会で集まった田舎の親戚一同ってんだから、いやはやこんな有り得ない対決に勝算はあるのかとドキドキしながら見入ってしまいました。

高校野球地方大会決勝戦と並行しながらの、人類存亡を賭けた戦には、現実世界と非現実世界の先の見えない攻防という緊張感の糸が絶妙に絡み合い、否応なしに手に力が入ります。

婆さんの想いを胸に抱いた親戚一同の絆。

暴走するAIを止めるべく、敗戦濃厚になった時に力を貸してくれた名も知らぬ世界中の人々達による絆。

勝ちたい。
負けたくない。

頑張れ!!

皆の想いが一つになった時、勝利への願いは一本の指に託される。

「おねがいしま~す!!」

思わず、私も彼らと気持ちが同化し、ググッと前のめりになっちゃいました!!

いや~久しぶりに色んな感情が沸き起こったかも。

負け戦を勝ち戦にした親戚一同が、婆さんの遺影を前に喜ぶ姿には、それまであった張り詰めた緊張が一気に解けたせいか、嬉しさと仄々さで涙を浮かべてしまった。

アニメの中の人物と同じ心情で見守り戦う。
本当に素敵な体験をさせて頂きましたよ。

オフィシャル・サイト

評価:★★★★☆
10/03/07DVD鑑賞
細田守 SF青春アドベンチャー 神木隆之介 谷村美月 永井一郎 田中要次 仲里依紗 富司純子 マッドハウス 貞本義行 山下達郎『僕らの夏の夢』 DVD新作
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アイス・オブ・ザ・デッド

2010年03月07日 15時46分44秒 | 洋画ホラー
NECROSIS/09年/米/78分/劇場未公開
監督:ジェイソン・ロバート・スティーヴンス
出演:ジェームズ・カイソン・リー、ジョージ・スタルツ

<ストーリー>
吹雪に降り込められた6人の男女が、人里離れた山荘で死霊に襲われる。
<感想>
「・・・オブ・ザ・デッド」と名のつく作品で幾度も裏切りの怒り涙を流したものだが、それでも一応ゾンビ映画ではあった。

しかしだ!

本作は断じてゾンビ映画ではない!!

ゾンビものだと思い借りたのに全くゾンビが出て来ないとは、これは全ゾンビファンに対しての冒涜である。
ゾンビじゃないのに「・・・オブ・ザ・デッド」を付ける事に罪の意識は無かったのか。
これは明らかにレンタル回転率を上げる為の販売会社による陰謀!!

こういうのを許してしまうと、他が真似するので訴えておくべきである。

しかも、映画としても全く面白くないときたもんだから、これには呆れた。

大雪で山荘に閉じ込められた男女の内の一人が気が狂い、ショットガンをぶっ放しながら殺していくだけの、どうしようもない内容。

ゾンビは出ないがゴーストは出る。
だからと言って特に絡みも無い。

雪下から死体が出てきて忽然と消えるが、何の説明もない。
電源が頻繁に落ちるが、物語の進行に影響していない。
斧を持ったおっさんが歩いているが襲ってこない。
意味有り気なエンドロールが始まったので凝視していたが何も起こらない。

何なんだこれは!!

妊娠を告げられない内気な女性が、とても人が良さそうで好印象を持っていたのに、あっさり恋人に撃ち殺された。

あぁ、彼女も作品も哀れかな。

いや、彼女の末路は哀れだが、作品はクソ過ぎて憤慨。

評価:
10/03/06DVD鑑賞
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96時間

2010年03月07日 15時46分30秒 | 洋画アクション
TAKEN/08年/仏/93分/劇場公開
監督:ピエール・モレル
出演:リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、リーランド・オーサー

<ストーリー>
米国政府の元工作員が、旅行先のパリで誘拐された娘を救うため、非情な追跡者に変貌。百戦錬磨のスキルをフル活用して、単身、人身売買組織に挑む。
<感想>
正真正銘リュック・ベッソン印のノンストップ・アクション!

無駄は省いて、細かい設定は簡潔に描き済ませ、後は血管ぶち切れたオヤジの怒涛な鉄拳制裁を、テンポよくスピーディに見せる。

自白しようが関係ねぇ!
電気ショックであの世逝き。

元同僚だろうが関係ねぇ!!
無情に目の前で妻に向けて銃ぶっ放す。

これも全て愛する娘を想っての事。
いつまでも優しいオヤジだと思ったら大間違いだゼ!!

常に敵の動きの先を読み、完璧までに任務(娘救出)を遂行する手際良さと、オヤジの暴走ぶりが痛快過ぎる。

しかしこの完璧さに少し白ける自分がいる訳でして・・・。

もうちょっと危機的な場面とかがあった方が良かったかも。
興奮すれども緊張感得られずで、面白かったけれどハラハラするものが無かったです。

唯一の絶対ピンチ場面である手錠で拘束される所も、「俺には通用せん!」と早急回避。
う~ん、凄いんだが盛り上げ却下で苦笑。

無敵ぶりが何となくセガール作品と被るものがあったけれど、まだ人間的な感情を表していた本作の方が人間味が感じ取れて良かったかな。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『96時間(2008)』(第1作)
『96時間/リベンジ(2012)』(第2作)
『96時間/レクイエム(2014)』(第3作)

評価:★★★
10/03/05DVD鑑賞
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