銀幕大帝α

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バニシングIN60”

2010年09月28日 03時07分04秒 | 洋画アクション
GONE IN 60 SECONDS/74年/米/99分/劇場公開
監督:H・B・ハリッキー
出演:H・B・ハリッキー、マリオン・ブシア、ジェリー・ドージラーダ
<ストーリー>
高級車を専門に狙う窃盗団のリーダーと、彼を追う警察の壮絶な闘いを描く。
<感想>
3発目は00年にニコラス・ケイジ主演でリメイクされた映画です。

H・B・ハリッキーが監督・脚本・製作・主演と全てを兼任したワンマン映画ではありますが、先に観た2作よりも物凄いクラッシュ・シーンの応酬で度肝を抜かれたというか、なんかムッチャ面白かった!!

と言ってもそれは後半30分の話で、正直それまではツマンナイ。

車を盗んでいるのは分かるが、細かい部分の描写が雑過ぎ。
何をやっているのか、何をしたいのか今一つ分かんない。
けど、ヘロインの話があっての後半30分が存在する訳で、だったら最初からその方向のストーリーにすれば良いやんって^^;

それにしても黄色の最新マスタング エレノアを盗んでからの展開がヤヴァイ!!
一般車やらパトカーやらを93台破壊したのも伊達じゃないヤヴァさ。
時折ユーモアも入れながら、次々と車が大破していく様は圧巻。
ぶつけて、ぶつけられて、ボッコボコになりながらも走り続けるマスタング。
何処まで頑丈なんだと(笑)。

坂の向こうからマスタングに続いて警察車両が波の如く追いかけてくるシーンは、かの「西部警察」のエンディングを思い浮かばせて大興奮!!!!

更に事故車を飛び越えて着地するマスタングを、あらゆる角度から、そしてスローで見せる辺りは高潮の極み!!!!

いや~後半だけでも後3回位は観たいです。

車窃盗団という話の軸となる個々のパーツはあるものの、監督は単にラスト30分のアクション・シーンを撮りたかっただけなんじゃねぇのかな。
雰囲気と余韻と印象に残すものからして、そうしか思えないもん。

関連作:『60セカンズ』(リメイク)

評価:★★★
10/09/27DVD鑑賞
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レンタル開始日:2008-11-28

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バニシング・ポイント

2010年09月28日 02時24分02秒 | 洋画アクション
VANISHING POINT/71年/米/99分/劇場公開
監督:リチャード・C・サラフィアン
出演:バリー・ニューマン、クリーヴォン・リトル、ディーン・ジャガー、ポール・コスロ

<ストーリー>
デンバーからシスコ間を15時間で走る賭けをした陸送屋のコワルスキーが、限られた時間の中、時速200キロで爆走する。
<感想>
2発目はタランティーノが前項作品と同じく愛して止まないカー・アクション映画。

こちらは出てくるのはダッジ・チャレンジャー1台のみで、搭乗者も一人だけ。
共通点は元カー・レーサーという点。

なんでも時速250キロは出るらしく、スピード感は上をいきます。
クラッシュ・シーンも多く派手さでも上。

運転者コワルスキーがたった1人の主人公なので孤独感といったものも感じ取れるが、彼が世間からヒーローとして持て囃された為に、行きつく先の“自由”には半端無い悲壮感、達成感、解放感が満ち溢れていました。

ガソリンスタンドの女、蛇取りのオヤジ、ジャンキー・バイカー、ゲイの強盗2人組。
コワルスキーが各地域で出会う独特なキャラクター達には、長い逃避行の合間に訪れる軽い栄養剤的な要素で味わい深いものがありましたが、全裸でバイクを乗り回すパツ金女に至っては、彼にとっても鑑賞者である私にとっても、疲れた目を休ませる素晴らしい一時でありました。
いや、ホント。
でも何で全裸なんだ?
意味分かんない。
ヤクで頭がイカれているんだろう。
うん、そういう事にしとこ。
何だっていいよ、我々男性諸君に癒しの時間を与えてくれたんだからさ!ニヤッ

私の結論からして、運転に自信があるだけの普通の男が、ラジオDJの一声によりヒーローに仕立て上げられた事で、間違った方向へ導かれてしまった悲劇の映画でしょうね、これは。

評価:★★★☆
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ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー

2010年09月28日 01時34分05秒 | 洋画アクション
DIRTY MARY, CRAZY LARRY/74年/米/94分/劇場公開
監督:ジョン・ハフ
出演:ピーター・フォンダ、スーザン・ジョージ、アダム・ロアーク、ヴィク・モロー

<ストーリー>
カーレーサーのラリーは車を手に入れるため仲間と大金を強奪し逃走。対する警察は凄腕の警官・フランクリンを投入。パトカーやヘリコプターによる追跡劇が展開する。
<感想>
DVD再発を記念して、というより何となくカー・アクションを観たくなったので、どうせ観るならと、思いっきり古いもので攻めてみました。

一発目は、70年代カー・アクションの傑作とも言われている本作。
愛しのスーザン・ジョージ『わらの犬』で私のハートを射止めた女性)が出ている点で観る前からテンション上がってました。

出てくる車はシボレーダッジ・チャージャー!!
この2台が乗り換えを挟みながら、猛スピードで走りまくるんだから興奮も徐々に上昇。

運転者ラリーと整備&警察無線盗聴担当ディーク、そしてアバズレ女メリーが、逃走中とは思えないワイワイとした雰囲気で夢に向かって突き進む。

楽しそうやな~。
悪い事をしているのにメッチャ能天気な3人。

いや、ディークは頭良さそうやね。
強盗計画も全部彼が考えたっぽいもん。

それに比べラリーとメリーのバカっぽさと言ったら(笑)。

だからかな。
ディークの存在が薄く感じてしまうのは。

3人の物語だけれど、題名にもなっているように、ラリーとメリーを前面に押し出して描いてるのが良く分かる。
3人全員がディークみたいな人間だったら硬い映画になっちゃうよ。
終始頭が軽そうなラリーが運転をしてメリーが横でチャチャを入れながらはしゃいでいる。
只猛スピードで走っているだけなのに、画が賑やかだから、物凄く楽しく感じちゃうんだよなぁ。

もう少し追いかけられているといった緊張感も欲しかった気もするけれど、特筆すべきは映画の楽しい空気に飲まれている矢先に訪れる、いかにもニューシネマ的なエンディング。

「俺たちはもう自由だぜぃ!!」

・・・世の中そんなに甘くは無い・・・TheEnd

唐突過ぎて嫌な余韻が良い意味で泣けてくる。

評価:★★★
10/09/27DVD鑑賞
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