銀幕大帝α

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エグザム

2010年11月22日 22時20分58秒 | 洋画サスペンス
EXAM/09年/英/101分/ミステリー・サスペンス/劇場公開
監督:スチュアート・ヘイゼルダイン
出演:ルーク・マブリー、ジェンマ・チャン、ジミ・ミストリー、ジョン・ロイド・フィリンガム

<ストーリー>
とある有力企業の最終就職試験に残った8人の受験者たち。試験監督に3つのルールを告げられ、受験者たちが問題用紙を裏返すと…。
<感想>
低予算密室系もの。

いかに極限状態に陥った人間が心理的におかしくなっていくかを上手く描く事がポイントになってくるのだが、仕切り屋の自己チューな男を筆頭に役者全体の印象が薄いので、鑑賞意欲を保つのが中々難しいものがある。

就職試験を受けようとしている会社がどいういった企業なのか今一ピンと来ないし、他にも感染しているとか、蘇生したとか、妙に近未来的な話が出てきたりして、どうにも話の流れを掴めず、加え映画の世界にも入り込めずのままラストを迎えたので、肝心なオチが観る側に対して驚きを齎して来ないのが非常に勿体無い。

制限時間80分、白紙の答案用紙、銃を持った警備員、集められた国籍が異なる8人の男女。

≪用意されたピースでジグソーパズルを組み合わせてみたら1ピース足りない≫

全体像が見えて来ないまま、もやもやだけが残る・・・そんな感じかな。

真面目に作り過ぎて、却って堅くなり過ぎた内容が面白味を失っているんだよね。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★
10/11/22DVD鑑賞(新作)
エグザム クロックワークス
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レンタル開始日:2010-11-05
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シェルター

2010年11月22日 21時44分04秒 | 洋画サスペンス
SHELTER/09年/米/112分/ミステリー・サスペンス/PG12/劇場公開
監督:モンス・モーリンド、ビョルン・スタイン
出演:ジュリアン・ムーア、ジョナサン・リス・マイヤーズ、ジェフリー・デマン

<ストーリー>
精神科医のカーラは、同じ精神分析医の父からデヴィッドという患者を紹介される。早速、彼の診療を試みるのだが…。
<感想>
予告編で男の口がグワ~と開くのを観て、ちょっと興味が出ていた作品。

作品としては可も無く不可も無くといった感じだが、途中から宗教染みてきて何か微妙にテンションダウン。

多重人格者によるサイコ・サスペンスの方が個人的に好み。

神とか悪魔とか、宗教を重んじるスーパーナチュラルな話になってくると苦手になっちゃうんだよね私。

それでも最後まで飽きずに観れたのは役者たちの熱演かな。
特にジュリアン・ムーアは、こういう異常犯罪に立ち向かう女性役が良く似合っています。

後、いきなりドンッとくる効果音にちょっとビクッてなっちゃいました。
配役、音響、雰囲気には満足。
特別信仰心が無い私的にはジャンルのシフトチェンジに不満。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
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シェルター ジョナサン・リス・マイヤーズ ブロードメディア・スタジオ
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マン・ハンティング/人間狩り

2010年11月22日 21時19分09秒 | 洋画その他(ドキュメetc.)
SAVAGE HARVEST/81年/米/88分/アニマル・パニック/劇場公開
監督:ロバート・コリンズ
出演:トム・スケリット、ミシェル・フィリップス、ステラ・スティーヴンス

<ストーリー>
東アフリカ、ケニアのジャングルで起った干ばつの影響で人里に下りてきた猛獣たち。飢えた彼らは村人相手に容赦なくその牙を剥き、やがてその危機はコーヒー農園を営む幸せな一家にも襲いかかる。(allcinemaより抜粋)
<感想>
実話に基づくらしいです。
確かに、干ばつで草食動物が死に、肉食動物が生きる為に人間を襲うという設定には説得力を感じさせます。

内容としてはアニマル版『ゾンビ』。

獰猛な肉食動物(と言ってもライオン群なのだが)が一軒家を取り囲み、中に残された家族があらゆる出入り口となる窓やドアを板で塞ぎ、脱出する時を伺うといった流れや雰囲気は正にゾンビ映画そのもの。

途中、必要のないテニスラケットをドアの隙間から手を伸ばして取ろうとして、ライオンに襲われ重傷を負う娘なんて行動が間抜けすぎて理解に苦しむし、絶体絶命状態なのに呑気にビートルズの曲を楽しそうに歌っている家族の姿には呆れるけれど(恐怖を和らげようとしているんだろうけど)、不意打ちで煙突から侵入したライオンと鉢合わせする場面や、窓を突き破って怒涛の様にライオンの群れが家に雪崩れ込んでくる場面は緊張感を漂わせます。

恐怖感を生み出す成功源となった最もな演出は、何といってもライオンに偽物を使っていない事。

流石に襲われた人間が喰い殺されるシーンは人形丸出しなんだけれど、ライオンの登場は全てが本物なので、ラストでの簡易檻での脱出で見せる役者の表情は相手が相手だけに真剣そのものなので、中々の見せ場となっています。

特に恐怖に打ち震える奥さんの顔が素晴らしかった。
綺麗な人だったのも大きい。
美人が恐怖する顔程魅力的なものはないからね。

評価:★★☆
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マン・ハンティング/人間狩り 
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レンタル開始日:1987-08-07
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バトル・オブ・ザ・リビングデッド

2010年11月22日 20時33分25秒 | 洋画ホラー
EVILUTION/08年/米/90分/ゾンビ・ホラー/劇場未公開
監督:クリス・コンリー
出演:エリック・ピーターカイザー、サンドラ・ラミレス、ティム・コルチェリ、ノエル・グーリーエミー

<ストーリー>
アメリカ軍が手に入れた死者を蘇らせられるウイルスが何者かによって施設内に散布され、戦死した兵士がゾンビとなって復活。外部への感染を防ぐため、軍は施設ごと爆破しようとするが…。
<感想>
無駄に量産されている未公開ゾンビ映画の中では十分及第点な作品ですよ。

あらすじ読んだ感じでは米軍VSゾンビ?と思われがちだけれど、兵士が登場するのは冒頭のみで、基本、きったないボロアパートを舞台にした人間VSゾンビ映画。

際立ったグロ描写はそんなにないけれど、撃退方法が

塩素とアンモニアを混ぜた液体

をギャングが持っていたコンドームに入れてぶつけるという、かなりヘンテコなアイデアを持ってきている所にユーモアを抱かせます。

そんなもん通用するのかよ!なんてどこ吹く風。
アパート内を換気扇で充満させたらバッタバッタと(ゾンビなのに)苦しみながら倒れるんだから妙にアホっぽい画で笑える。

動きが俊敏で猛ダッシュしてくるゾンビが、肉を喰らう為に住人のドアを片っ端からノックして誘い出し、

「おいこら!うっせぇんだよ!!」

と出てきた所を飛び掛って食い付く!
まぁなんて頭脳派なゾンビなんでしょ(笑)。

薬品を持ちだした理由とか、アパートの管理人が大事そうにそれを保管するラストとか、説明不足な箇所が目立ちはするし、グロ的な部分が弱い気もするけれど、そこそこに面白い映画に仕上がっています。

評価:★★☆
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バトル・オブ・ザ・リビングデッド ミッドシップ
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