邪神バスターズ

THE LAST LOVECRAFT: RELIC OF CTHULHU／１０年／米／７８分／ＳＦアドベンチャー・コメディ／劇場未公開
監督：ヘンリー・セイン
出演：カイル・デイヴィス、デヴィン・マッギン、バラク・ハードリー

＜ストーリー＞
考古学教授・レイクの下に、邪神・クトゥルフの実在を証明する遺物が届く。人類滅亡の危機を救うため、彼はラブクラフトの末裔を探すが…。

＜感想＞
H・P・ラブクラフトやクトゥルフ神話に興味がある人向けかな。

特殊メイクなのか単なる被り物なのか妙に安っぽい魚人が出てきて苦笑もの。
頑張って造ったんだろうけど、巨大タコの触手にも嘆かわしいものがあります。

ヲタク男３人組の珍道中劇でもあるんだけれど、話の展開を動きで描かず、セリフで消化してしまっているのが痛い。

この手のジャンルならもっと大掛かりなアクションがあっても良いのに、殆どを会話で済ましているので、画で観る映画としてはかなり残念なものになっていますね。

魅力の無い野郎３人+爺+赤色モンスターのセリフ合戦を長々見せられると、７８分の短尺でも流石に辛いものがありますわ。

評価：★☆
１１／０４／１４ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2011-03-04
メーカー：クリエイティブアクザ

JIGSAW ザ・リアリティショー

S.S.D.／１０年／ロシア／９４分／サスペンス・ホラー／劇場未公開
監督：ヴァディム・シメリェフ
製作：ヴァディム・シメリェフ
脚本：ヴァディム・シメリェフ

出演：アヌフィサ・チェーコヴァ、ニーカ・イヴァシェンコ、スタニスラフ・エルデレイ

＜ストーリー＞
リアリティ番組の出演者に選ばれた5人の男女。寄宿舎の廃屋で共同生活を送りながら優勝者を決めていくはずだったが、収録が始まると寄宿舎は隔離されてしまう。さらに脱落者たちが何者かによって殺され…。
＜感想＞
こちらの「ザ・リアリティショー」は、あるリアリティ番組で多額の賞金を賭けて勝者を競い合う男女たちが、何者かの策略により一人ずつ殺されていく話です。

低予算サスペンス・ホラー映画で良く有りがちな「そこはそんな事しないだろう」「何故皆、それをしないんだ」と思わせる事を、本作ではきちんと正統な行動に移すといった演出面が徹しているので、その点ではもやもやさせる事はありません。

例えば彼らをモニタリングしている複数の監視カメラ。
演出下手な監督だと、ほったらかしにされがちな存在を、きちんと破壊するという処理を施していますからね。

セリフも真っ当な事を皆言っているので、これも納得の一つ。

バカな行動を起こす、言葉を発する輩が居ないって所に作品を作るに当たっての真面目さが伺えますが、逆にその真面目さが面白さを壊してる感じもします。
正直、一人くらい不真面目な者が居た方が話としては盛り上がった様に思えるんですが、監督としては端からそんな気は無く大真面目なサスペンス・ホラーを撮りたかったんでしょうね。

けど真面目な話の流れの中にも見落としてしまったかの様な穴が有り、ロープで縛られた青年がライターの火を使って解こうとしている場面があるのですが、その後、他の出演者の脱走シーンはあっても、彼の姿は見えず、結局どうなったのか分かりません。

後、共犯者がいるのですが、途中でバレバレです。
いかにも私は怪しいです、といった表情をあそこで見せるべきではなかった。

大きな盛り上がりは無いですけれど、ストーリーとしてはそれなりに考えられた作りになっていて評価出来ます。

悪魔の存在を間接的に描いている所も不気味さがあり良いんじゃないでしょうか。

参考：
『JIGSAW ジグソー（2004年）』
『JIGSAW ゲーム・オブ・デス（2006年）』
『JIGSAW デッド・オア・アライブ（2006年）』
『JIGSAW タワー・オブ・デス（2007年）』
『JIGSAW ルール・オブ・デス（2006年）』
『JIGSAW デス・マシーン（2008年）』
『JIGSAW デス・トラップ（2007年）』
『JIGSAW デビルズ・ゲーム（2008年）』
『JIGSAW デッド・ゾーン（2009年）』
『JIGSAW 第10ゲーム（2009年）』
『JIGSAW ザ・リアリティショー（2010年）』

評価：★★★
１１／０４／１４ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2011-03-02
メーカー：ニューセレクト

JIGSAW デッド・ゾーン

PERKINS' 14／０９年／米／９５分／サスペンス・ホラー／劇場未公開
監督：クレイグ・シンガー
出演：パトリック・オケイン、リチャード・ブレイク、マイケル・グレイヴス

＜ストーリー＞
ストーン・コブの街を震撼させた連続児童失踪事件で、幼い息子を失った警察官・ドウェイン。それから10年後、彼はある男を容疑者と断定。彼の家の地下室で、行方不明になっていた子供たちを発見するが…。

＜感想＞
この「デッド・ゾーン」ですが、序盤こそはサスペンス調ですが、中盤以降は狂人パニックものになっています。

幼児誘拐犯が逮捕され、その監禁場所を突き止めるんですが、これが良からぬ方向に。
監禁されていた児童達は変な薬を打たれ野性化してしまい、檻から解き放たれてしまったが為に町は地獄絵図と化すんですね。

銃で撃たれても立ち上がり、足をぶった切られても襲い来る。
そして彼らに襲われた人間は内臓を貪り喰われる！！

結構グロいシーンがわんさかと有り、中々のスプラッター・ホラーとなっていて好感触。

只、その狂人の中に主人公の息子もいた事から、話がややこしくなってまして、

「さぁお父さんだよ、思い出すんだ、私の所へ帰っておいで息子よ」

なんて抱きしめちゃって、そりゃあ無謀でしょうよおとっつぁん！
結果は御想像通りです。

事態は終息したのかその辺は描かれていませんが、息子を想うが故に仲間を射殺し、妻を危険に晒した挙句見殺しにし、娘を牢屋に閉じ込めてほったらかしにする父親の無茶ぶりが微妙に鼻に付くので、多少苛々するかも。

参考：
『JIGSAW ジグソー（2004年）』
『JIGSAW ゲーム・オブ・デス（2006年）』
『JIGSAW デッド・オア・アライブ（2006年）』
『JIGSAW タワー・オブ・デス（2007年）』
『JIGSAW ルール・オブ・デス（2006年）』
『JIGSAW デス・マシーン（2008年）』
『JIGSAW デス・トラップ（2007年）』
『JIGSAW デビルズ・ゲーム（2008年）』
『JIGSAW デッド・ゾーン（2009年）』
『JIGSAW 第10ゲーム（2009年）』
『JIGSAW ザ・リアリティショー（2010年）』

評価：★★☆
１１／０４／１３ＤＶＤ鑑賞（旧作）

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レンタル開始日：2010-04-02
メーカー：ニューセレクト

JIGSAW デス・トラップ

COMPLEXX／０６年／オランダ／７６分／サスペンス・ホラー／劇場未公開
監督：ロバート・アーサー・ヤンセン
出演：サンダー・フォッペル、キルステン・ワルラート、アルノ・ハゼンブルーク、ヨランテ・ヴァン・カスベルヘン

＜ストーリー＞
オンラインゲームショーに参加するためにやって来たプロゲーマーのミルナやマイクたちは、謎のプレイヤー“スコーピオン”が仕掛けた恐怖のリアリティ・ゲーム“コンプレックス”に強制参加させられ…。

＜感想＞
何時の間にやら大量産されている『JIGSAW』シリーズ。
そこで、暇なこの機にちょっと制覇してみようかな。

まずこの「デス・トラップ」ですが、プロゲーマー達が閉館したショー会場の中で生き残りを賭けて戦い抜くってなお話。

ゲームと違って全くリアリティのない攻防戦が延々と続くので面白くないです。

殺人鬼であるスコーピオンが一体誰なのか。

最後に明かされるそのトリックはちょっと『ＳＡＷ』っぽい。
でもって、首謀者は誰なのかってのも『ＳＡＷ』っぽい。

とまぁ見所は『ＳＡＷ』を真似た終盤だけで、後は大して観る価値なし。
ダクト内を這いずり回っているだけやし。
７６分の短尺に何とか最後まで付き合わされたって感じ。
これが９０分以上あったら、多分途中で寝ちゃうと思う(笑)。

参考：
『JIGSAW ジグソー（2004年）』
『JIGSAW ゲーム・オブ・デス（2006年）』
『JIGSAW デッド・オア・アライブ（2006年）』
『JIGSAW タワー・オブ・デス（2007年）』
『JIGSAW ルール・オブ・デス（2006年）』
『JIGSAW デス・マシーン（2008年）』
『JIGSAW デス・トラップ（2007年）』
『JIGSAW デビルズ・ゲーム（2008年）』
『JIGSAW デッド・ゾーン（2009年）』
『JIGSAW 第10ゲーム（2009年）』
『JIGSAW ザ・リアリティショー（2010年）』

評価：★☆
１１／０４／１２ＤＶＤ鑑賞（旧作）

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レンタル開始日：2009-01-28
メーカー：ニューセレクト