銀幕大帝α

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スプライス

2011年04月24日 17時43分09秒 | 洋画サスペンス
SPLICE/08年/加・仏/104分/SFサスペンス/R15+/劇場公開
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
製作総指揮:ギレルモ・デル・トロ
原案:ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本:ヴィンチェンゾ・ナタリ

出演:エイドリアン・ブロディ、サラ・ポーリー、デルフィーヌ・シャネアック

<ストーリー>
科学者の夫婦、クライヴとエルサは人間と動物のDNAを配合して“新生命体”を創り出すことに成功。ふたりは誕生した“新生命体”にドレンと名付け秘密裏に育てていくのだが…。
<感想>
構想から10年を経て、またけったいな映画を作っちゃったヴィンチェンゾ・ナタリ監督の最新作。

暴走行為しまくりなエルサ、エロスの微塵も感じさせない気持ち悪過ぎるドレン、何故かそんな新生命体に惹き込まれHまでしちゃうクライヴ。

そんな3人の泥沼三角関係を嫉妬・憎悪・誘惑などを織り交ぜながら淡々と描いているのが本作。

10年も温めていた企画がこんなもんかい、と呆れたくなる程の面白さがちっとも感じられない平平凡凡内容。

これなら一発アイデアで作り上げた『CUBE』の方がよっぽど出来が良い。
(どうしても引き合いとして『CUBE』が出ちゃうのは、もうしょうがないよね)

性別が変化するというキモとなる部分は良いとしても、予想通りなラストと、何が生まれてくるのか分からない‘モノ’を「失うものは何も無い」という意味不明なセリフを足して、新たな実験として参加承諾するエルサの気分屋的な所には失笑すら甚だしい。

そもそも、キーとなるドレンの造形を何であんな化け物にしちゃったのかが謎。
出てくる度に「気持ち悪い」としか思えず、あんなのに愛情を注ぐ科学者夫婦の気が知れん。

まぁこの手の科学者って基本的に頭イッちゃっているからね。

だから誰にも感情移入出来ず、途中から画面の中で起こっている事に対しても

どうでもいいよ

と思っちゃうんだから、鑑賞側にとっちゃあ作り手の自己満足云々以前の問題やろね。
話にならない。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★
11/04/24DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-04-22
メーカー:クロックワークス
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

2011年04月24日 00時07分28秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART I/10年/英・米/146分/ファンタジー/劇場公開
監督:デヴィッド・イェーツ
原作:J・K・ローリング

出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム=カーター、レイフ・ファインズ、リチャード・グリフィス、ジョン・ハート、ビル・ナイ、アラン・リックマン

<ストーリー>
ダンブルドア校長から託された使命を果たすべく、ヴォルデモート抹殺の鍵を握る“分霊箱”を探すハリー、ロン、ハーマイオニー。しかし、旅の途中で3人に亀裂が生じ…。
<感想>
前作でダンブルドア校長という最大の力を失った事で、今後ハリーはどうやって戦っていくのかってのが見所になっていますね。

誰の助けも借りず、て訳にはいかないので、頼れる仲間ロンとハーマイオニーの協力を求める事になるんですが、男2人に女1人な訳だから、思春期な青年にとっては当然、変な誤解も生まれてくる。

もっとハーマイオニーの事を信じてやれよ!

と私が説教しても仕方が無いんだが、それ位ロンが荒れる、グレる、逃げ出す。
一週間雲隠れしておきながら

「やあ!帰って来たよ」

では、流石にハーマイオニーも愛想尽かして怒るわ!
ロンのハーマイオニーに対する気持ちなんてそんな程度かよってもんだ。
嫉妬というより只の駄々っ子じゃねぇか。
しっかりしろよロン。

でもまぁ何だかんだでも絆は深く、溺れかけたハリーを何食わぬ顔して助け出す所はちょっと男前だ。

自分的にツボだったのが7人のハリー。
ブラを外すハリーに不覚にも思わず爆笑しちまった。
体毛濃すぎやろ(爆)

予想外に泣きのツボも用意されている。
顔は気持ち悪いが、心優しい妖精ドビー。
そのドビーが・・・ドビーがぁぁぁ・・・。

ドビー~~~~~~~~~~~~~~~~!

おぉぉぉぉぉぉ貰い泣き。。。
ちくしょっカッコ良過ぎだぜドビーぃぃぃいいい!!

PART2に続く前置き的なPART1なので、大方の準備は整ったって感じかな。
最後にはどのような結末を用意しているのか。
こうなれば是非とも見届けたい。

でだな、前作でも言っているが、ルーナたんの出番が幾らなんでも少な過ぎやろ~。
それにほんの数秒の出番なのに、横顔とか引き画とか、ファンをバカにしてんのかっ!
もっと正面アップで見せろ。
それよかPART2ではチョイ出所か出番すら無い様な気がしてきて不安になってきた。。。

関連作:
『ハリー・ポッターと賢者の石(2001)』(第1作)
『ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002)』(第2作)
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004)』(第3作)
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005)』(第4作)
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007)』(第5作)
『ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008)』(第6作)
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010)』(第7作(前編))
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011)』(第7作(後編))

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★
11/02/23DVD購入
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レンタル開始日:2011-04-21
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
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