銀幕大帝α

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フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :二人の男/Xデイ

2011年08月15日 22時12分23秒 | 洋画ホラー
FEAR ITSELF/08年/米/各話約40分/ホラー/TVM
監督:ロニー・ユー、ダーレン・リン・バウズマン
出演:クリフトン・コリンズJr、コリン・ファーガソン、ブリアナ・エヴィガン、ニアル・マッター

<ストーリー>
恐怖演出に定評のある一流クリエイターたちが手掛けたホラーアンソロジーシリーズの「二人の男/Xデイ」編。

<感想>
著名なホラー監督が集った1話完結のホラー作品。
第1話目『二人の男』

監督は『フレディVSジェイソン』のロニー・ユー。
平和な家庭を築く男が交通事故で心肺停止状態に。
同時刻に銃弾を浴びて病院に担ぎ込まれた凶悪犯の男と体が入れ替わってしまう話。

半ば強引なラストが少し気に食わない。
身体入れ替わりも良く有りがちで、目新しさも無く平凡な作品。

第2話目『Xデイ』

監督は『ソウ2』~『ソウ4』のダーレン・リン・バウズマン。
ゾンビものです。

主人公の女性がふと目覚めると、外はヘリコプターが飛び交い、マンションではゾンビが徘徊。
必死で逃げ回る彼女は、なんとか愛する人の元へ向かおうとするのだが・・・。

ラストでの女性自身に関するどんでん返しは秀逸。
しかし良く考えると『コリン LOVE OF THE DEAD』の二番煎じ。
“復讐”という要素をアレンジしただけで、話は似ている。
『コリン』を観ていない人には斬新に映るかも。
TVMにしては残酷度高め。
ゾンビものだからね。
男女4人の恋愛の縺れを軸に持ってきている辺りは面白い。
部屋の扉に猛進する婆さんゾンビがインパクト大。
伏線を張り巡らせたオチへの持って行き方などは中々のものかと。

第二の『マスターズ・オブ・ホラー』シリーズになれるか、今後のリリース作に注目したい。

関連作:
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :二人の男/Xデイ』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :マンイーター/疑惑』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :交霊/メモリー』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :サクリファイス/獣医』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :声/ドッペルゲンガー』
『フィアー・イットセルフ :コミュニティ/生還/サークル』

評価:
『二人の男』★★
『Xデイ』★★★
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デスドール

2011年08月15日 20時28分42秒 | 洋画ホラー
NEEDLE/10年/濠/89分/ホラー/劇場未公開
監督:ジョン・V・ソト
脚本:ジョン・V・ソト

出演:マイケル・ドーマン、トリルビー・グローヴァー、トラヴィス・フィメル、ジェシカ・マーレイ

<ストーリー>
父親から小さな古い機械仕掛けの箱を相続したベンは、その箱がオカルト信者として有名な天才技術者によって造られたブードゥー呪術を駆使した道具だと知り…。

<感想>
犯人は誰なのか、殺人を犯す意図は何なのか。
正直、これらは予想出来る範囲内にあり、
「あ、やっぱりね」
と普通の反応をしてしまうのが残念ではあるが、ブードゥー人形を使っての呪殺シーンは中々のグロさがあってヨロシ。
手足がボキャッともぎれる所とかもうあとちょっとじっくり見せて欲しかった気もするが、遺体の破損状態は実に無惨な形で映し出されており、これだけでも十分お腹一杯になれると思う。
スプラッター度は殺される瞬間は中と高の間。
殺された後の姿は高に割と近く、一瞬「うわぁっ」てなる程のインパクトは有り。

何故犯人は黒手袋なのかという疑問はさておき、終盤での攻防戦においての詰めの甘さには苦笑。
主人公を人質に取るまでは良いが、肝心の箱から離れたらあかんわ。
そりゃ、そういうお仕置きもされるやろうて。

にしても、あんな現場でよくまぁベンはヒロインに告白してキスする心境になれるもんだ。
更に売値50万ドルの箱をあっさり海に捨ててしまう潔さも持ち合わせているし。
どうでもいい勇気だけはあるみたいですな、ベンくん。

ベンのヘタレ具合が目立つと共に、兄貴の行動力豊かさも際立っており、兄弟のアンバランス加減が逆に物語の盛り上げに一役買っている様にも思えます。

スリルは無いがグロさはある。
グロさはあるが怖さはない。
怖さは無いがテンポが良い。
展開に工夫は無いがそこそこ楽しませてくれる作品じゃないかな。

オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★
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