銀幕大帝α

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ウォールストリート・ダウン

2014年02月26日 23時20分38秒 | 洋画アクション
ASSAULT ON WALL STREET
2013年
カナダ
101分
アクション
劇場公開(2013/12/21)



監督:
ウーヴェ・ボル
『ザ・テロリスト』
製作総指揮:
ウーヴェ・ボル
脚本:
ウーヴェ・ボル
出演:
ドミニク・パーセルジム
エリン・カープラックロージー
エドワード・ファーロングショーン
ジョン・ハードジェレミー
エリック・ロバーツパターソン弁護士



<ストーリー>
不況による破綻を回避するため不正取引に手を染める金融会社のせいで妻、家、仕事を失ったジムは、諸悪の根源となったウォール街に機関銃を片手に乗り込んで来る。

-感想-

ウーヴェ・ボル信者集まれぇ!
またもやボル様の新作がリリースされたぞ。
しかも今度はきちんと監督をしてらっしゃるから絶対素通りしちゃ駄目だ!

演出的に何処か『タクシードライバー』や『フォーリング・ダウン』を思い出させる部分もあるが、間違い無くこれはボル様自身が滅茶苦茶頭をフル回転させて作り上げた壮絶なリベンジアクションになっており、良い意味で期待を裏切る完成度の高い作品になっていた。

こりゃ参ったわ。
滅茶苦茶おもしれぇ!!

見所は元海兵隊の主人公ジムがマシンガン片手に銀行員を皆殺しにしていく終盤なのだが、このジムがブチ切れるまでの過程が悲惨過ぎて泣ける、泣ける。
妻の重い病気、莫大な医療費を稼ぐために身を削って働き通すジム、株の失敗、それ故に膨らみ続ける多額の借金、自宅の差し押さえ、勤める会社から無情にも言い渡される解雇通告、そして悲嘆した妻の自殺。

もう可哀想過ぎて見てられん!!

そこに不正取引に手を染め、顧客を小馬鹿したような金融会社社員の最悪最低な態度をこれでもかと挟んでくるものだから、必然とジムの怒る気持ちに同化させられてしまう。
完璧にジムに対して感情移入させられた所でのようやく始まる復讐劇。
どう制裁していくのか、半端無いワクワク感だけが必要以上に生まれちまったなぁ。

ジム、あんた人間として素晴らしいわ。
いや、決して人を殺めてしまうのは良くない事だけど、今回ばかりは物凄くジムの気持ちが理解出来たから応援せざるを得ない心情になるのは当然かと。
病気持ちの奥さんに対しても本当に紳士的で優しい夫。
「俺の事は良いから、お前は自分の病気を治す事だけを考えろ!」
こんな夫に私もなりてぇよ。

それとジムを何かと元気付ける同僚や警察官達。
有難さを超えた素敵な友人を持ててジムは幸せ者だね。
だから尚更、彼らの温情もありリベンジ計画成功となったラストシーンにはスカッと気分が晴れる思いでした。

何かと世間を賑わせ一時期どん底人生に陥った俳優エドワード・ファーロングが、良い面構えのした兄ちゃんになっていてちょっぴり安心した。

最低、最低と今でも言われ続けるボル様。
ここに来て、過去最高の傑作映画を生み出してしまった。
ボル信者としては感無量。
たまにはやる男なんだよ、ボル様は!!

評価:★★★★
14/02/26DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-02-05
メーカー:AMGエンタテインメント
コメント (4)
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