2014年
アメリカ
91分
アクション
劇場公開(2014/09/06)


監督:
カミーユ・ドゥラマーレ
脚本:
リュック・ベッソン
オリジナル脚本:
リュック・ベッソン
出演:
ポール・ウォーカー:ダミアン
ダヴィッド・ベル:リノ
RZA:トレメイン
カタリーナ・ドゥニ:ローラ

<ストーリー>
無法地帯・ブリックマンションのボスに父を殺された腕利き捜査官・ダミアンと、元恋人を人質に取られたリノが、ふたりだけでブリックマンションに立ち向かう。
身体能力【全開(フルスロットル)】で跳べ。
究極の“ゼロG(無重力)”アクション誕生!!


無我夢中のダミアン。
行き当たりばったりのリノ。
こりゃあれだ、オリジナルにも出演していたダヴィッド・ベルのパルクールを心行くまで眺めているだけの作品だわ。
冒頭からその優れたアクションを思う存分に発揮。
飛んで、跳んで、とびまくれ~~~!!
凄い技だとは思うけれど、いかんせんオリジナルとほぼ同じ事をやっているので、心の踊り具合は終始平常運転でした。
『アルティメット』で彼を観た時はパルクールそのものにも(当時は)真新しさを感じた為か、結構盛り上がったんだけどなぁ。
ストーリーも割りと面白かったし。
本作は所詮リメイクなので話し自体が同じ事もあり、彼にしか出来ない別のパルクールが特別に披露されなかったという点が非常に残念ではあります。
主演はポール・ウォーカーになっているけれど、ダヴィッド・ベルと行動を共にすると、かなり存在感が薄くなる。
だってポールにはパルクール能力が備わっていないからね。
走って逃げ回るか、そこら辺に転がっている物頼りになるしか出来ない訳。
それかポールと云えば車の運転なので、華麗なドライビングテクニックだけに見せ場が集中。
これはポールのファンにとっては勿体無い起用かなと。
この際リメイクではなく、今やハリウッドを代表する俳優ポール・ウォーカーを主演に迎えたからには、パルクールを使える男と使えない男がタッグを組むという部分だけは据え置きにして、ストーリー含めた他の箇所は新たに脚本を書き下ろして欲しかった。
要するにリュック・ベッソンよ、仕事しろ!という事ですな。
ヒロインであるローラを演じたカタリーナ・ドゥニさん、スタイル抜群なんだけど、どうにも顔が私好みじゃなかった。
けど、ここのシーンはエロかった。

多分、ウエイトレス衣装のスカートがミニだったのが余計にエロさを魅き出していたのかも。
なので、敵の黒人女とのキャットファイトでは、ミニの中が見えそうで見えないという変態的なワクドキ感が味わえるから助兵衛共は必見だゾ(笑)。
オリジナルを観ていない人は私の持つ評価よりも多少上に行くかも。
平和的に終わるラストも良い感じだし。
けど、エンドロール前にこれを出されちゃうとねぇ(´ _`。)グスン

それまでの楽しさが一気に吹き飛んで現実に戻されるのよ。
あぁもうポールはこの世にはいないんだなって。。。
評価:★★★

14/12/20DVD鑑賞(新作)


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レンタル開始日:2014-12-17
メーカー:アスミック・エース
オフィシャル・サイト(日本語)
関連作:
『アルティメット(2004)』(オリジナル)※評価:★★★★