WOLF CREEK 2
2013年
オーストラリア
106分
ホラー/サスペンス
R-15
劇場未公開
監督:
グレッグ・マクリーン
『マンイーター』
出演:
ジョン・ジャラット
ライアン・コール
<ストーリー>
ベトナム帰還兵のミックは、若い外国人観光客を拉致・監禁しては拷問し嬲り殺すサイコキラー。狙われたバックパッカーたちは必死に逃亡するが、ミックの容赦ない追跡を受け…。
-感想-
2013年
オーストラリア
106分
ホラー/サスペンス
R-15
劇場未公開
監督:
グレッグ・マクリーン
『マンイーター』
出演:
ジョン・ジャラット
ライアン・コール
<ストーリー>
ベトナム帰還兵のミックは、若い外国人観光客を拉致・監禁しては拷問し嬲り殺すサイコキラー。狙われたバックパッカーたちは必死に逃亡するが、ミックの容赦ない追跡を受け…。
"Wolf Creek 2 (2014) Official Trailer" を YouTube で見る
-感想-
この邦題じゃ『ウルフクリーク 猟奇殺人谷』の続編なんて誰も分からねぇよ(笑)。
何も知らずに借りた私も「WOLF CREEK 2」のタイトルテロップが出てきた瞬間は、え!?マジかいっ!と驚いたもん。
続編だと知って俄然楽しみが増しての鑑賞。
おうおう、今度は初めからガンガン飛ばしてくるじゃんか。
前作で設定に対しての大方な紹介はしているから、その辺はもう説明一切不要にしてオープニングからひたすら無情に殺しまくり。
ミック・テイラーのサイコっぷりがサイコー!!
異常殺人鬼としての姿勢を堂々と立たせているから、誰彼構わず狙いを定めた人間は心行くまで追い掛け回す、その遊び感覚的な態度が猛烈に脅威。
これ、ドイツ人バックパッカーカップルを対象にした内容なのかと思うのよ。
でもちゃうねんなぁ。
被害者を助ける赤の他人が出てくる度に、ミック・テイラーの標的がそっちへ移っちゃうの。
「余計なことするな!次はお前やで!!」てね。
一人殺したら標的変更。
芋づる式殺人にする事で展開に躍動感が生まれ、ダレ場が極端に少なくなっているので、終始何かしらの形で追いかけっこしているからめっちゃ面白い。
流石に冒頭で殺されるアホ警官2名は自業自得で哀れみも感じないが、俺様の敷地内でキャンプするなと殺されるドイツ人カップル、その女性を助けた事で今度は自分が狙われるイギリス人青年、その衰弱し切った青年を保護した老夫婦なんて「俺の獲物を匿うんじゃねぇ!」という理由だけで銃殺されちゃいますからね。
その優しさが悲劇を招く悪循環に南無。
ミック・テイラーの追跡方法も多様。
↓
からの
カーチェイスしながら道を横断してきた無数のカンガルーを轢き殺しまくるシーンはホラー映画の歴史に残るかもしれない、動物愛護団体からは叩かれるかもだが間違いなく名シークエンス。
挙句ミック・テイラーは大型トレーラーを何の躊躇も無く転落した青年のジープ目掛けて崖から突き落とす徹底ぶり。
息の根を止めるまでとことんやるそのスタイル、嫌いじゃないぜ。
足が無くなったら、馬を使おう。
抵抗するなら、ナイフで脊髄を切って立たせなくしちゃおう。
唯の異常殺人者じゃなく意外と知的な行動を取りながら標的を追い詰めていく様には尋常じゃない恐怖を覚えちゃう。
終盤は死体と監禁者だらけのアジトでオーストラリアに関するクイズ大会。
答えに間違ったら電ノコで手指を一本ずつ切断だぜぇ。
物知り青年VS出題者殺人鬼による10番勝負、いざファイッ!!
「正解しただろうが~」
「うるせぇ、俺様の気分次第なんだよ!!」
答えても答えなくてもどっち道切っちゃうんじゃねぇかww
しかし、ここまでやっておきながら何で最後は解放しちゃったんだろうかねぇ。
精神的苦痛を与えたまま町に置き去りにし身柄を警察なり病院で拘束(保護)させ、嘘か真か虚実が明確でなくても被害者の口からミック・テイラーという名を語らせる事により伝説として世に残したかったんだろうか。
人の命を虫程度にしか思っていない残虐殺人鬼ミック・テイラー。
こいつの暴走殺戮はもう誰にも止められない!
評価:★★★☆
16/02/04DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2014-10-03
メーカー:彩プロ
関連作:
『ウルフクリーク 猟奇殺人谷(2005)』(第1作)
『ミック・テイラー 史上最強の追跡者(2013)』(第2作)
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