IT STAINS THE SANDS RED
2015年
アメリカ
92分
ホラー
劇場未公開
監督:
コリン・ミニハン
『エクストラ テレストリアル』
製作:
コリン・ミニハン
脚本:
コリン・ミニハン
編集:
コリン・ミニハン
出演:
ブリタニー・アレン
フアン・リーディンガー
クリストファー・ヒギンズ
マーヴィン・モンデシア
<ストーリー>
ゾンビの脅威にさらされた町から脱出するため、モリーは恋人のニックと共に飛行場へ向かっていた。しかし道中、ニックがゾンビに食い殺され、モリーはたったひとり砂漠に取り残されてしまう。
―感想―
2015年
アメリカ
92分
ホラー
劇場未公開
監督:
コリン・ミニハン
『エクストラ テレストリアル』
製作:
コリン・ミニハン
脚本:
コリン・ミニハン
編集:
コリン・ミニハン
出演:
ブリタニー・アレン
フアン・リーディンガー
クリストファー・ヒギンズ
マーヴィン・モンデシア
<ストーリー>
ゾンビの脅威にさらされた町から脱出するため、モリーは恋人のニックと共に飛行場へ向かっていた。しかし道中、ニックがゾンビに食い殺され、モリーはたったひとり砂漠に取り残されてしまう。
―感想―
前日の『新感染 ファイナル・エクスプレス』に続いてのゾンビ映画。
こちらは米国産だけあってきっちりと臓物振る舞うグロサービスを提供。
ゾンビは人を貪り食って内臓引きずり出してこそに魅力がある、てのがアメリカ人の精神なんだろうなあ。
その常識を覆してくれたのが『新感染』であって、映像にスピードと迫力があればグロ無くても立派なゾンビ映画は作れるというのを証明してくれた。
さて本作ですが、結構地味。
というのも、広大な砂漠を飛行場目指す終盤まで延々と主人公である女性モリーと、彼女の恋人を襲って食ったゾンビが縦に並んで歩いているだけ。
何でかゾンビも数歩後ろに下がってモリーの後を付け回す。
モリーの言葉を借りたらストーカーかよ(笑)。
これだけ長く一緒に歩いていたら情が沸くのかね、モリーはゾンビに「スモール」という名前を付けて、自分を襲わない様に手懐けていく。
途中砂嵐に遭い、砂に埋もれて倒れていた所を車で通りかかった二人の男に助けられるんですが、実は刑務所から脱走中の男達でして、「うほw久しぶりの女だぜww」とモリーを突然レイプ。
このままじゃ中出しされちゃう~~て時に、ワイの出番や!!と現れるのがスモール。
ワイが目を付けた女に手を出すんじゃねぇ!!の図。
スモールの手柄?によって中出しの悪夢から救われたモリーは更に温情を感じてしまい、折角軍の車両と遭遇出来たのに、スモールを撃たないで!!と懇願。
「変な女だな、勝手にしろ」
兵士も呆れ顔になるも去る前にスモールの足を撃ち抜いて「ナイスヒット!」と嘲笑う。
足を撃たれたら流石にゾンビでも立てない。
出血多量で徐々に衰弱していくスモールをそのまま見捨てられなくなったモリーは、泣きながら大きな石で頭を叩き潰してしまう。
数日連れ添ってきた仲だっただけに、モリーが悲しむ姿も理解出来る。
人と怪物、ある意味異種間の垣根を超えた友情映画かもしれんね。
初めに書いたように、絵面的には地味な作品なんですけど、モリーがゾンビと寄り添って変な情を出しながら一方通行の会話をし、目的地に向かってひたすら歩く過程に、この関係最後どうなるんだ?といった妙な惹きつけが起き、目が離せない先の楽しみがあった。
その関係は兵士に足を撃たれた事で断たれるが、話はそこで終わらず、その後一人っきりになったモリーのケジメを見せられる。
終盤まではゾンビに対する恩からくる「情」で、終盤からは姉に引き取って貰った実子に対する母としての「情」。
空き缶で作った糸電話が良い感じに泣きアイテムになっており、本来なら仲間と落ち合って飛行場からメキシコへと逃げる予定をキャンセル、モリーは奇跡的に連絡が取れた実子を救いに車乗り込み姉の家へと一目散に走らせる。
この実子が女の子みたいに可愛くてねぇ、ゾンビに噛まれた姉は焼身自殺しており、モリーは捨てていた「母」の「愛」を取り戻し、今からは我が子の為に自分が盾となって戦うんだ、そういった強い決意を表情として出し、その後の成り行きは御想像にお任せで作品はプツッと終わる。
おい、丸投げかよ、て呆気にとられたが、幾つもの修羅場を潜り抜けてきたモリーなら、子の為に頑張って生き延びていくんじゃないかなと、頭の中で思い浮かべられたわ。
奇妙なゾンビとの友情物語でありながら、本当はモリーの女としての母親としての成長物語でもあるこの作品、意外と悪くはないぞ。
評価:★★★
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