銀幕大帝α

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ザ・テロリスト 合衆国陥落

2015年05月09日 21時08分30秒 | 洋画アクション
RAMPAGE: CAPITAL PUNISHMENT
2014年
カナダ/ドイツ
93分
アクション
劇場未公開



監督:
ウーヴェ・ボル
『ウォールストリート・ダウン』
脚本:
ウーヴェ・ボル
出演:
ブレンダン・フレッチャー
ミカエラ・マン




<ストーリー>
過剰に数を増やし、地球の資源を貪り尽くす“人間”に憎しみを抱いていた青年・ビル。遂にその憤りと怒りが爆発した彼は、増え過ぎた人類の削減を決意し、無差別大殺戮を実行する。



-感想-

前作の出来具合を私が手のひら叩いて絶賛したものだから、気分良くしたウーヴェ・ボルが、もう一度私を喜ばせようと主役にブレンダン・フレッチャーを再び起用し、完全続編として製作したテロ映画第2弾!!
(上記には多少の嘘表記がありますが誰でもその部分はお分かりになるでしょうから、御自身の心の中で「なんでやねんw」と軽くツッコンどいて下さい)

まぁ実際、あの映画の続編を出すなんて!と大喜びした事は確かではありますが、その喜びに反して観て最初に思ったのは「これじゃない」。
前作は街に繰り出して無差別に市民を虐殺するという行為が面白かったんですよ。
ところが今回はTV局の中がメインになっており、なんじゃこのこじんまりとした内容は、と最初に抱いていたテンションの上がり具合は何処へやら。

しかも、ブレンダン・フレッチャー扮する人殺しビルは、画面や人質に向かって独自の持論を怒りに任せて淡々と発しているだけ。
言っている事には物凄く説得力はあるし共感を得られるものもあるんだけど、ずっと政治不満、富裕層不満に対する喋りをダラダラと聴かされていたら流石に「もうエエよ」て飽きてきた。

今回もビルによる市民や警察を怯えさせる程の大量虐殺っぷりが観られるものだとばかり思ってたもんだから、まさかこんな映画丸ごと1本を持論展開のみだけで作っているとは予想範囲外過ぎて、鑑賞前に抱いてたワクワク感を返せ!とウーヴェ・ボルの自意識過剰からなるオナニー話には激しく失望。

ビルの発言は要するにウーヴェ・ボルが日頃から考えている事を台詞に置き換えている事にもなるので、こりゃあアメリカどころか世界中に喧嘩を売っている事にもなっているし、恐らくこれを観て反感を生む輩も出てくる可能性大。
この映画そのものが世界に発した言葉的なテロ紛いな感じになっちゃっているものもあるので、どこぞのキチガイ団体から命を狙われないかと、その辺ちょっとウーヴェ・ボルの身を案じかけていたんだけど、当の本人は呑気に次の映画の製作準備に取り掛かっているだろうから、私が心配してもどうにもならんし知ったこっちゃないか(笑)。

評価:★★☆
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レンタル開始日:2015-05-02
メーカー:AMGエンタテインメント

関連作:
『ザ・テロリスト(2009)』(第1作)
『ザ・テロリスト 合衆国陥落(2014)』(第2作)
『ボーダーランド(2016)』(第3作)

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