銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

モンキー・マジック 孫悟空誕生

2015年08月15日 00時39分51秒 | 亜細亜アクション
大鬧天宮/THE MONKEY KING
2014年
中国/香港
119分
アクション/アドベンチャー/ファンタジー
劇場公開(2015/05/16)



監督:
ソイ・チェン
アクション監督:
ドニー・イェン
出演:
ドニー・イェン孫悟空
アーロン・クォック牛魔王
チョウ・ユンファ玉帝



<ストーリー>
天界と魔界、人間界に別れ、神々がこれらを統治している世界。その権力を欲して天界の転覆を図る魔界の王・牛魔王と、如意棒を操る怪力の猿・孫悟空の戦いを描く。

天下天上を騒がす
最強の猿出現!


-感想-

同じ「孫悟空」話でもコメディ色が強いのがチャウ・シンチー版。
アクション色が若干強めに出ているのがこのドニー・イェン版。

でもって観比べて分かる事だが映画として面白い、エンタメ度が高いと感じたのは断然チャウ・シンチー版だった。

この作品は完全に“猿”に成り切って演技しているドニー・イェンのウキキー姿を楽しむだけのものですわ。
てか特殊メイクがずば抜けて優れ過ぎているから全くドニーだと判断出来ないのが良い事なのか悪い事なのか^^;
あ、優れているのはドニーの特殊メイクだけね。
後の役者はやっつけ感が大きくてめっちゃショボい。
だって中にはキッズShowに登場しそうな生物がおりますもん。

着ぐるみ!?
なんじゃこれ!、とビックリしちゃったんだけど(笑)。
ドニーのメイクだけ頑張りました!感が半端無い。

後はCGだらけの映像に、ちょこっと大き目のアクション入れてみました、的な?

今作のドニーは宇宙一のアクションを見せる為に出演しているんじゃなくて、自由気ままに“猿”を悠々と演じてみたくて出てみました風で、彼の華麗なるカンフーを観たいとか、純粋に「西遊記」の世界を楽しみたいと思っている人には正直不向きです。

誰向きですか?と問われるとかなり答えに迷うが、ファンタジー映画が物凄く好きな人は、その方面に関してのみ世界観が変に出来上がっているので、面白く感じるんじゃないでしょうかねぇ(断言出来ないけど)。

ストーリーや映像の迫力を求める人、「西遊記」の雰囲気をしっかり味わいたい人は、これよりもチャウ・シンチー監督の『西遊記 ~はじまりのはじまり~』の方に楽しさを抱けるんじゃないかな。

流石にドニーのファンである私でも、ちょっと本作は仕上がりが大雑把で幼稚過ぎて、手放しで喜べる代物ではなかったなぁ。
てかここまで(孫悟空だけ)完璧な特殊メイクを施して演者が誰だか分から無くなる位なら別にドニーじゃなくてもええやん、とは思った。
彼の持ち味であるガチなアクションも特に本編では活かされてなかったし。

今作の美女図鑑

狐女。
孫悟空と親しくなるが、魔王の陰謀により彼女が殺された事で、孫悟空の怒りが爆発し、間違った相手に力を暴走させて破壊を繰り広げるという、何をやってんだ孫悟空は?的な終盤が悪い意味で面白いw

評価:★★★
15/08/14DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2015-08-12
メーカー:ツイン

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『モンキー・マジック 孫悟空誕生(2014)』(第1弾)
『西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人(2016)』(第2弾)
『西遊記 女人国の戦い(2018)』(第3弾)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« みんな!エスパーだよ!番外... | トップ | ドライブ・ハード »
最新の画像もっと見る

亜細亜アクション」カテゴリの最新記事