銀幕大帝α

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ザ・ヴェンジェンス

2015年08月12日 14時00分46秒 | 亜細亜アクション
VENGEANCE OF AN ASSASSIN
2014年
タイ
90分
アクション
劇場公開(2015/05/17)



監督:
パンナー・リットグライ
『マッハ! ニュー・ジェネレーション』
出演:
ダン・チューポン
ナンタウティ・ブンラップサップ
ゲーサリン・エータワッタクン
コーウィット・ワッタナクン




<ストーリー>
幼い頃に亡くなった両親の死の真相を知った兄弟・ジーとタン。ふたりは復讐のためそれぞれ鍛錬を重ねていた。一方、両親を殺害した犯罪組織は刺客を送り込み…。

-感想-

パンナー・リットグライさんがお亡くなりになっていた事が衝撃的。
全然知らなかった。
病気?事故?
ググってみたらどうやら闘病の末に53歳の若さで逝去されたみたいです。

本作はパンナー・リットグライさんによる最後の監督作品。

冒頭から既に見せ場が登場。
格闘技アクションとサッカーの融合なんて斬新過ぎ。

ここでも思ったし、後に出てくる列車シーンでも思った事だけれども、兄貴よりも弟の方が格闘技アクションが華麗で凄い、カッコ良い。

もうホント、見惚れる程に俊敏に軽快に技を繰り出す様がクールなんだよなぁ。

逆に兄貴は銃器系専門って感じなんだが、とある場所に乗り込む時の全身を決して映さず、足元からのカメラアングルで多勢な敵を颯爽と撃ち殺したり、手榴弾で吹っ飛ばしたりする演出がかなりイカしてた。

流石に本作はノーCGが売りではないので、所々で若干荒いCG映像が使用され一部ではそれが目立っており、特に列車の屋根での格闘なんかはモロに背景と合成。
それでも、暴走した列車が上空を旋回するヘリコプターに衝突する場面は大迫力に作られていて、CGと分かっていてもその派手さに喜びは隠せなかった。


こちらのシーンはどうなんだろう。

敵の一人が打撃食らってそのまま顔面を稼働中の換気扇に突っ込み血塗れになるのだが、ガチで切り刻まれている感が寄りリアルさを生み出していて、観ている私もイテテテッと顔を歪めてしまった。

多分だが、生身のアクション場面の殆どがノースタントなんじゃないかな。
敵側に女の刺客が居るのだが、兄貴の体を持ち上げてブレーンバスター仕掛ける所はどう見ても彼女自身がやっているとしか見えなかったですし。
タイのアクション映画は男・女・老人関係無く、技を使う人間は相手が誰であろうとも容赦しない所が立派。
よくそこまで殴られ蹴られても死なないよな、と驚く死闘が目白押し。
ただ強いだけじゃなく、肉体を限界まで鍛え上げているんだろうな。
普通、鉄パイプが胴体貫通したら、痛みに耐えられず気絶するだろうし、出血の量も半端無いから生き延びるのも困難でしょうよ。
でも映画の中の人間達は全く痛がる素振りも見せないし、頭撃ち抜かれる以外なら数日で完治しちゃうんだもんなぁ。
車に何度轢かれても立ち上がるなんて常識超えちゃってる。
私なら即死ですわ。
やだもう、こんなんケンシロウの世界だよ^^;

ラスト、追い詰められた黒幕が「さっさと殺せ!」と弟に言うも「ペラペラ煩いよ!!」と頭じゃなく、口の中に銃弾発射されるんだけれども、文字では表現出来ないが、撃たれた後の口周りの物凄いグロさに驚愕。
特殊メイク担当者、相当頑張りましたね、これ。

タイ映画界のアクションマイスターと呼ばれていたパンナー・リットグライさん。
人生の最後にまた大きな仕事を遣って退けちゃいました。
正に彼がこの世に残した集大成とも言うべき遺作ではないでしょうか。
怒涛のアクションシーンが全編に渡り連発。
いやぁとても楽しませて貰いましたよ。
タイ映画界においては、とても惜しい方を亡くしてしまいました。
ご冥福をお祈り致します。

今作のタイ人美女図鑑

兄弟の手で狙われる命を固く守られるヒロイン。
金髪で初め登場した時に、あれ?可愛いかも、と顔をじっと見つめてたんだけど、敵に対して目立ちすぎるからと黒髪にしたら、やっぱり可愛かった。

私の見る目もまだまだ捨てたものじゃないな(フフッ)

評価:★★★☆
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情報
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