銀幕大帝α

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ヘブンズ・ドア

2009年08月17日 01時06分06秒 | 邦画ドラマ
09年/日本/106分/劇場公開
監督:マイケル・アリアス
出演:長瀬智也、福田麻由子、長塚圭史、大倉孝二、和田聰宏、田中泯、三浦友和

<ストーリー>
余命わずかと宣告された青年と少女が海を目指して旅に出る。
<感想>
TSUTAYAの名作100選にも選ばれた97年のドイツ映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』を、アニメ畑で育ったマイケル・アリアス監督が再構築してリメイク。

う~んと悪くはないです。
でも心にズ~ンと響くものが無かったかな。

不治の病を持つ男2人が絆を深めながら珍道中の末、目的の海へと辿り着くオリジナルに対し、リメイクでは青年と少女というものに置き換えられたせいか、どうにもハニカミデートにしか見えんのですよ。

2人を追う、謎の組織と刑事の描写も弱く、また終盤付近で無理やり退場させられたかのように姿を消すので、それまでのやりとりが全く活きてこず、結果的には感動するはずのラストへと結びつかず、どうにも盛り上がりに欠ける。

海を見に行くという目的は同じながらも、断然、オリジナルの方がコメディやアクションで大いに道中を賑やかにさせてくれたので、無事辿り着いたという達成感と、静かに死を迎えるという悲壮感がひしひしと画面から漂い伝わってきた事で、ボブ・ディランの曲が更に追い打ちをかけ、何とも言えない切なさが湧き起こったのだが、リメイクではそれが微塵も感じ取れなかった。

前述したように、盛り上がりに欠けるロードムービーであった事と、絡んでいるようで絡んでいない追う者たちの姿が薄かった事、この二つがマイナス要因であった為に、2人が寄り添って海を眺めるラストシーンが無理やりに感じて、今一つピンとこなかったです。

監督が伝えたいテーマ性というものがはっきり見えてこない。
同じプロットでも構成や配役が悪いと全然違う物語になっちゃうし、大切なシーンが台無しになってしまう。
名作をリメイクするってのは大変だと言う事が本作を観ると良く分かります。

オフィシャル・サイト

関連作:『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(オリジナル)*個人的評価:★★★☆

評価:★★☆
09/08/15DVD鑑賞
マイケル・アリアス 青春ドラマ 長瀬智也 福田麻由子 諏訪太朗 吉村由美 土屋アンナ 薬師丸ひろ子 三浦友和 『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』 リメイク アンジェラ・アキ DVD新作
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切り株画像(映画『ブレイン・デッド 死霊の晩餐』より脳みそくれぃ!!)

2009年08月17日 00時03分11秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
隕石をモロ頭に食らった男がゾンビ化し、脳みそ喰いたいが為に人間の頭部を破壊しまくる!!
そんな切り株をご紹介。

1枚目

頭部縦裂きじゃ~!

2枚目

頭部マッハパンチ!!脳みそ貰ったぁ!!!!

3枚目

あれれ?ここは何処?私はだぁ~れ??
総合切り株度

レヴュー『ブレイン・デッド 死霊の晩餐』
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ブレイン・デッド 死霊の晩餐

2009年08月16日 23時58分49秒 | 洋画ホラー
BRAIN DEAD/07年/米/91分/劇場未公開
監督:ケヴィン・テニー
出演:ジョシュア・ベントン、サラ・グラント・ブレンディク、ミシェル・トムリンソン

<ストーリー>
米国の田舎町を舞台に、「脳みそ喰いゾンビ」VS人類の死闘を描く。
<感想>
宇宙から飛来した隕石が釣りをしていた男の頭に命中。
脳みそに宇宙エネルギーが加わった事で男はゾンビ化。
ひたすら人間の脳みそ喰う為に襲いまくる。

たったそれだけの話なのだが、そこに脱獄犯、ハイキング中のレズビアン、変態神父、女性保安官といった無関係な人物たちが、導かれたかのように一つのロッジに集結。
一匹のゾンビ相手に血みどろの攻防を繰り広げるわけですね。

とりあえずですけど、出演女優は全員脱ぎます。
おっぱい丸出し、下半身丸出しの大サービスです。

それとゾンビは襲った人間の脳みそしか喰いません。
なので、頭部破壊描写ザックザクです。

後ゾンビは黒のタールみたいな宇宙生物を吐きかけるのですが、顔面にそれを食らったものはお仲間になります。
時には女性のアソコ(モロ見せ!!)から発射したりもします。

とまぁこんな感じでエログロてんこ盛りでして、バカ映画そのもの。
けど終始コメディタッチで明るく仕上がっているのが何とも愛おしく、エンドロールでスタッフ一同が嬉しそうに写った写真を観ると、不思議と微笑ましく感じるのは何故だろう・・・。

評価:★★☆
09/08/15DVD鑑賞
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コメント (2)
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チェンジリング

2009年08月15日 23時51分26秒 | 洋画ドラマ
CHANGELING/08年/米/142分/劇場公開
監督:クリント・イーストウッド
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール、ジェイソン・バトラー・ハーナー、エイミー・ライアン、マイケル・ケリー

<ストーリー>
20年代に起きた事件を基に、誘拐された息子の生還を祈り、腐敗した警察権力に立ち向かう母親の戦いを描く。
<感想>
次の日は朝から仕事だから「1時間だけ」と思い、深夜1時に観始めたのだが、いやいや、すっかり観入ってしまい気付けばエンドロールでした。

面白い、楽しいとかの単語はこの作品には当てはまりません。

悲しみ、絶望、不安、失望が渦巻く中、とりわけ警察の怠慢さが目に焼きつきイライラさを募らさせていきます。
しかし理解力のある牧師や弁護士そして市民の助けを借りて徐々に真実に近づき、そして腐敗したロス警察を暴いていく物語はとても見応えがあり、目を離させない厚みがありました。

少ない出番ながらも牧師を演じたジョン・マルコヴィッチの存在感は大きく、彼の温かみにはコリンズ婦人同様、勇気というものを教わりました。

20人もの幼い命を快楽で奪った殺人鬼の男の逮捕により、全ての‘嘘’が覆され、法廷劇へと急展開する後半は最大の見所でもあります。

悪には当然の事ながら鉄鎚が下される。

痛快極まりないですが、コリンズ婦人に笑顔は戻っても心の傷は癒えていない。
真相が明るみになり、殺人鬼に死刑の判決を下したことで事件に終止符が打たれたとしても、肝心の息子は帰ってきていないんですよ。
だから本当の意味での安堵感というもは一切得られない。

本来なら、子を失った親の悲しみというものを感じ取り、またそれが解消される事によって心地よいエンディングというもを味わえる。
けど、本作では複雑な余韻だけが残る。

それでも、最後にコリンズ婦人が口にした

「希望」

という2文字に少し救われたような気がしましたし、「真実」というもを強く受け止める事が出来ました。

間違いなく本年度鑑賞映画ベスト3に入る傑作!!
改めてクリント・イーストウッド監督の才能に感服です。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★★
09/08/14DVD鑑賞
クリント・イーストウッド ミステリー・ドラマ アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコヴィッチ PG-12 DVD新作
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激情版 エリートヤンキー三郎

2009年08月13日 23時58分55秒 | 邦画コメディ
09年/日本/106分/劇場公開
監督:山口雄大
出演:石黒英雄、板倉俊之、橋本じゅん、山本ひかる、小沢仁志、小沢和義、なだぎ武、竹内力

<ストーリー>
「極悪ヤンキー」な兄たちの退学後、同じ高校に入学してきた三男と、彼を取り巻くヤンキーたちの騒動を描く。
<感想>
あ~成程ね。

本年度バカNO.1! 史上最笑ヤンキーギャグムービー誕生!

って宣伝文句からして認めているやん、バカ映画だって(笑)。

評価するもなにも、こんなバカ映画にどうコメントしろと?
もうその目で観てあまりのバカバカしさに腹抱えてやって下さいよ。
あ、でもこのギャグの連発にどれだけの人が付いていけるのか心配ではありまけど。

兎に角全部が全部やり過ぎバカですので。

特殊メイク師・西村喜廣が手掛けた顔変形(ニョ~ンとかベコンとかグニョ~ンとか)

流離の歌を渋く歌いながらフンドシ姿で登場する竹内力

無駄に変な動きが多く持ち芸そのまま披露している、なだぎ武

顔隠しても声で分かるだろう仲間由紀恵

薬品浴びてモンスター化する板倉俊之

ひたすらバカ道突っ走ってますんで、途中離脱しなければ最後まで楽しめますよ。
私?
こういう下らないの好きなんで転げてました。

小沢兄弟に竹内力。
これに哀川翔が出てたらもっと凄い内容になっていたやろうなぁ。

オフィシャル・サイト

評価:★★★
09/08/13DVD鑑賞
山口雄大 学園コメディ・アクション 板倉俊之 佐伯日菜子 仲間由紀恵 小沢仁志 小沢和義 なだぎ武 竹内力 西村喜廣 PG-12 DVD新作
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