リアル・ハント

BABY BLUES／０８年／米／７７分／劇場未公開
監督：ラース・E・ジェイコブソン
出演：コリーン・ポーチ、リッジ・キャナイプ、ジョエル・ブライアント

＜ストーリー＞
夫の長期不在により、精神状態が不安定になった母親が、４人の子供たちを次々に襲い始め・・・。
＜感想＞
下手なホラーを見せられるよりかはリアルに怖かったです。

初っ端から頭がイッちゃっている母親。
それを横目にトラックに乗って長距離運搬の仕事に出かける父親。
喧嘩が絶えない兄妹。
泣き叫ぶ赤ん坊。

・・・ブッチ～ン！

私をイラつかせる者は皆殺しじゃ～～～！！！！！！！！！

鬼の形相と化したお母ちゃんは、肉切り包丁片手に、幼い我が子を片っ端からぶっ殺していくのであった・・・。

余りの恐怖にお漏らししちゃう妹とか、実母だけに抵抗できずあっさり捕まっちゃう弟とか、かなり現実的な描写に恐怖度も増しており、否応無しに引き込まれていきます。

子を産むとうつ病にかかる母親がかなりいると聞きますが、本作はそれを題材にした映画。
４人も子供を産んじゃったのに、夫がしょっちゅう家を留守にするものだから、一人では家事・育児に手が行き届かなくなり、精神崩壊＆錯乱。

悪い子はいねぇが～

と、農作機で追い回すお母ちゃんが滅茶苦茶怖かったですよ。

そんな妻でも、また最初からやり直そうと考えている夫。
愛は深けりゃいいってもんじゃない。
生き残った子は今後不安な毎日を送らなければならないと思うと・・・あぁ不憫。

評価：★★★
０９／０８／０３ＤＶＤ鑑賞
サスペンス・スリラー　ＤＶＤ新作

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