銀幕大帝α

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ノウイング

2010年01月12日 00時52分04秒 | 洋画サスペンス
KNOWING/09年/米/122分/SFディザスター・パニック・サスペンス/劇場公開
監督:アレックス・プロヤス
出演:ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン

<ストーリー>
宇宙物理学者が謎の数列メモが予言の書だと知り、未来に起こる惨事を止めようと奔走する。
<感想>
ラストでのあれに賛否両論があるみたいやけれど、私はあれはあれで有りだと思う。

太陽熱により消え失せていく地球の再建。
神が選びし新たなアダムとイヴにそれが託される。

この終わり方はある程度予想できるものだけれど、逆にこれしかないっしょ!と思わせる結末なだけに妙に納得。

現在の地球に対する警鐘と、未来への正しき導き方というメッセージがしっかりと伝わってきましたよ。

ディザスタームービーらしく、旅客機墜落と地下鉄脱線シーンは迫力満点。
あれだけの大惨事を直撃しながらも全く無傷なニコラス・ケイジの強運さには苦笑いしてしまうが、流石に自然が相手だとそうもいかないか・・・。

大都市が一瞬にして塵と化していくシーンを観ていて、こういう日が来ても実際おかしくないよな~って。
地球の存続は全人類の行動にかかっているんだろうけど、もしかしたら避けきれないかもしれない。
地球最後の日、私は誰と何処で過ごすんやろか。
真面目にその事を考えるってことは、頭の片隅の何処かに“絶滅”“崩壊”“消失”という文字があるんやろね。
私が死ぬまでに地球はどう変わっていくんやろか。
“不安”という2文字だけは常に意識しておかないといけないなぁ。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
10/01/11DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2010-01-06
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トワイライト・ブラッド

2010年01月12日 00時17分55秒 | 洋画ホラー
GHOSTS OF GOLDFIELD/07年/米/87分/ゴースト・ホラー/オリジナルビデオ
監督:エドウィン・F・ウィンフィールド
出演:ケラン・ラッツ、マーネット・パターソン、チャック・ジトー

<ストーリー>
幽霊を撮影すべく廃ホテルを訪れた5人の若者が、拷問の末に殺されたメイドの亡霊に襲われる。
<感想>
だめだこりゃ~(長さん風に)。

おもしろくな~い。

怖くな~い。

つまんな~い。

「私の赤ちゃんは何処?私の赤ちゃんを返して~」

セリフこれしかないのかよゴースト!!

潜入した若者の一人がゴーストの末裔だったというよくあるワンパターンな展開。
頭悪そうな姉ちゃんの行動に一々イライラさせられる不愉快さ。
結局、どうなったのか意味が分からないラスト。
バーテンダーと老人は意味深に出てきながらも、別に全く絡んでこなかったという理解不能さ。

もう一度言う。
だめだ~こりゃ~。

唯一の見所は首チョンかぁ??

余談だが、吹き替えで観ると、ヒロインを演じたマーネット・パターソンの声が一人だけメッチャ浮いています。
違和感があり過ぎやって^^;

評価:
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トワイライト・ブラッド トランスワールドアソシエイツ
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ゲスト

2010年01月09日 01時05分11秒 | 洋画ホラー
THE UNINVITED/09年/米/87分/ホラー/劇場未公開
監督:トーマス・ガード、チャールズ・ガード
出演:エミリー・ブラウニング、アリエル・ケベル、エリザベス・バンクス

<ストーリー>
病気の母親を火事で亡くした姉妹が、父親の新しい恋人に疑念を抱き、過去を暴こうとする。
<感想>
あれ?
これって確かスピルバーグが高額でリメイク権を獲得した事で大きく取り上げられていなかったっけ?

結局、日本ではDVDスルーになってますがな^^;

オリジナルは韓国ホラー映画史上、切なすぎる内容と驚愕のどんでん返しで話題となり大ヒットを飛ばした、‘国民の妹’ムン・グニョン出演作『箪笥<たんす>』

濃密なストーリー構成であり、更に怪談ホラーでもありながらも最後には悲しみを抱かせ、驚きまでも与えてくれる非常に奥が深かったオリジナルに対し、リメイク大国アメリカが生まれ返したものは、丁寧過ぎる程奥行きが無いストーリー構成のゴースト・ホラー。

結局の所、監督側はオリジナルのオチに感動しただけで、そこだけを強調し過ぎた故に、全体的に付け足しで考えたような物語みたいになってしまい、オリジナルでは重要だったはずの伏線が本作では全く活きておらず、繋がりを保てないまま強引にそのオチに持っていってしまい、かなりトホホな結果になってしまっていました。

リメイクとは知らず観た人には、オリジナルのどんでん返しをそのまま用いたラストには驚くかもしれない。

オリジナルなんかには見向きもしない者たちにとっちゃあ衝撃的結末だから良いかもしれないけれど、それ以外の人も観るという事も頭に入れて作ってもらわないとねぇ。

アメリカだけでひっそりと公開し売られているのなら話は別だけど、こうして日本にも入ってきている訳だし。

となるとやっぱり比較しちゃうでしょ?

粗は目立つし、物語構成穴ぼこだらけだしで、よくまぁこの脚本でGOサインが出たもんだと、本来なら作品内容に悲しみを抱くはずなのに、こんな形でリメイクされた事に哀しくなっちゃいました。

オフィシャル・サイト(英語)

関連作:『箪笥<たんす>』(オリジナル)

評価:★★
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ゲスト リメイク 角川映画六本木オフィス
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MOTHER マザー

2010年01月09日 00時03分39秒 | 洋画ホラー
HOUSE OF VOICES/04年/仏/100分/ダーク・ファンタジー・ホラー/劇場未公開
監督:パスカル・ロジェ
出演:ヴィルジニー・ルドワイヤン、ルー・ドワイヨン、カトリオーナ・マッコール

<ストーリー>
孤児院で働く妊婦がそこで死んだ300人の子供の声に導かれ、冥界に迷い込む。
<感想>

背中ド~ン!!

びっくりしたなぁ。一気に眠気が覚めたよ。

さて、こちらが鬼畜拷問映画『マーターズ』の監督パスカル・ロジェのデヴュー作となるのですが、本当に同じ監督が撮ったとは思えない、グロさも怖さも、面白さも取り柄が何一つ無い非常につまらないダーク・ファンタジーものだったのでビックリしました。

主な登場人物は3人。
気前の良いおばさんと、頭がパ~な女性、そして主人公である妊娠中の女。
たま~に孤児院の責任者が出てくるけど、話には絡んできません。

冒頭の共同トイレ内で起こるポルターガイスト現象みたいなシーンは中々の雰囲気があり良かったのですが、その後のストーリー展開がさっぱり意味が分からない。

こりゃ困った。。。

特に大きな盛り上がりもなく、更に意味不明、挙句にはなんじゃそりゃオチ。

半端無く眠たくなりましたよ。

事は発展し、事態は動いているんだけれど、内容がチンプンカンプンだから、気持ちが揺れ動かないのもあってか、何となく最後まで観てしまった、という感じ。

製作に『サイレントヒル』クリストフ・ガンズの名があったので多少期待感はあったのに、内容説明するのが困難なお粗末過ぎる出来具合にガッカリ。

この映画にして、よくまぁ2作目で『マーターズ』という奇跡的な作品が作れたもんです。

駄作認定映画ですけど、主人公の女性が、かなり綺麗な人で、更に美しいフルヌードを披露してくれた事に対し、★一つ献上。

評価:
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MOTHER マザー アルバトロス ニューセレクト
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マーターズ

2010年01月07日 00時16分44秒 | 洋画ホラー
MARTYRS/07年/仏・加/100分/拷問ホラー/劇場公開
監督:パスカル・ロジェ
出演:モルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンパノイ、カトリーヌ・ベジャン

<ストーリー>
少女期に拷問を受けた娘が血の報復を果たした時、暴かれる真実とは?
<感想>
今、世界のホラー業界を一番熱くさせているフランスから、新種の痛い系が登場。

話的には幼少期に拷問を受けて逃げ出した少女が、大人になって対象者を見つけ出し復讐を果たす中、その時の拷問の様子を振り返りながら、彼らが何者で、何をしようとしていたのかを描いたフレンチ・スプラッターなのかと思っていた。

違うやん!

全然違うやんか!?

復讐するまでは予想通りやったけど、主役やと思っていた女性が退場してからは、物語はあらぬ方向に!!

もうこっからは予測不能の鬼畜道。

同じ拷問系映画である『ホステル』にはまだ救いがあったけれど、本作にそれを期待しない方がいいよ。

原題のマーターズには殉教者とかの意味があるみたいだけれど、それを知った所で気持ちは晴れません。

映画を観ている間って、心の感情の浮き沈みがあるものだけれど、最初から最後まで沈みっぱなしやったのは初めてかも。
思い浮かばないや・・・。

音声解説で御馴染のバタリアンズがこの映画の何処で自慰出来るかって話で盛り上がっていたけれど、出来ねぇって^^;

間違いなく精神的に痛いサスペンス・ホラーやけれど、果たして借りた人の何人が最後まで平常心で観れるやろか・・・。

オチは勇気ある人だけ観て下さいな。
私は思わず凝視しちゃったよ。
保健室の片隅や人体の不思議展で出てくる究極の物体映像が観れますよ。。。

はっきり言ってだ~れにもオススメできない。
ていうか観ない方がいいと思う。
どうしても鬱になりたい人だけ観て下さいよ。

って書いた方が逆に興味が出てきてレンタルする人増えるかな?
責任は持ちませんけどね。

評価:★★☆
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マーターズ ホラー秘宝 キングレコード
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関連作:
『マーターズ(2015)』(リメイク)
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