THE GALLOWS
2015年
アメリカ
81分
ホラー
PG12
劇場公開(2015/08/22)
監督:
クリス・ロフィング
トラヴィス・クラフ
製作:
クリス・ロフィング
トラヴィス・クラフ
脚本:
クリス・ロフィング
トラヴィス・クラフ
編集:
クリス・ロフィング
出演:
リース・ミシュラー
ファイファー・ブラウン
ライアン・シューズ
キャシディ・ギルフォード
トラヴィス・クラフ
<ストーリー>
1993年、高校演劇で「絞首台」の主役を演じたチャーリーが不慮の事故で死亡する。20年後、「絞首台」を演じることになった高校生4人は、本番前夜に校舎へ忍び込むが…。
私の学校にも、いる。
深夜の学校で、
会ってしまった…。
-感想-
2015年
アメリカ
81分
ホラー
PG12
劇場公開(2015/08/22)
監督:
クリス・ロフィング
トラヴィス・クラフ
製作:
クリス・ロフィング
トラヴィス・クラフ
脚本:
クリス・ロフィング
トラヴィス・クラフ
編集:
クリス・ロフィング
出演:
リース・ミシュラー
ファイファー・ブラウン
ライアン・シューズ
キャシディ・ギルフォード
トラヴィス・クラフ
<ストーリー>
1993年、高校演劇で「絞首台」の主役を演じたチャーリーが不慮の事故で死亡する。20年後、「絞首台」を演じることになった高校生4人は、本番前夜に校舎へ忍び込むが…。
私の学校にも、いる。
深夜の学校で、
会ってしまった…。
-感想-
最近では全盛期の頃に比べて若干飽きられている感じのあるPOV映画だが、私は割りと今でも好きだ。
出演者と同じ目線となって場面の雰囲気を時には怖く、時には楽しく味わえるあのワクワク感にも似た気持ちの高ぶりが常にどの映画に対しても抱けてしまう程の愛好者でもある。
しかし、その気持ちの高ぶりが最後まで持続するか否かは作品の出来次第によっては大きく変わってくるのは確か。
これまで多くのPOV映画が誕生してきたが、中には『REC/レック』や『クロニクル』、邦画だと『コワすぎ!』シリーズ等の秀作に巡り会う事も出来た。
だが、逆に糞ツマラナイ作品にもしばしば遭遇してしまう罠も潜んではいる。
本作が正にそれ。
観終わった後、自然と口から出た言葉が「なんやこれ」だったもんね。
前置きが長いってのはこの手の映画では有りがちな事なので目を瞑れるが、深夜の学校内を舞台にしているにも関わらず、恐怖的な演出が全く無いってのは何だね、脚本下手かお前は。
特典映像に製作過程のインタヴューが収録されていたが、後に死霊となるチャーリーが首吊り事故を起こすシーンは、監督のいたずらで首吊りを起こすタイミングを少し早めたらしい。
当然それを知らされていないエキストラ達は、本当に事故が起きてしまったのではないかと驚き、慌てふためいた様で、迫真の演技以上の皆の素の表情が撮れた事に監督は大喜びしていた。
はぁ?
そんな事に知恵絞らないで、この映画を観る観客を怖がらせる努力をしろよ。
考え方間違ってないか、この監督。
カメラ片手に暗闇の中で発生する事態は、校内に忍び込んだ学生が何かの気配を感じて逃げ回る姿と、置いてけぼりにされた学生の首に首吊り用のロープが掛かり後方へサーっと引っ張られていく描写、これだけ。
後はおまけ程度に布切れを頭から被った死霊がちょこっと出てきて、ワッ!とやっている位なもの。
阿呆か、富士急のお化け屋敷の方がよっぽど怖いわ!
あ、ゴメンそこ行った事ねぇや。
えーっと昔小学生の頃に行った姫路市民プール内にあったお化け屋敷の方が遥かに怖いわ!よし、これでOK。
全然怖がらせてくれねぇし、展開も楽しくないし、工夫された演出も見受けられないしで、良い所が殆ど見当たらないのには頭を抱えてしまう。
唯一褒めたくなった部分は、一人の青年が部屋に引っ張り込まれた後、閉じられた扉を必死で外から開けようとする仲間と、内に閉じ込められた青年の身に何が起きるのかを、それぞれが持つカメラで録画して、映像として扉を隔てた両者の姿をきちんと見せてくれる点かな。
邦題からしてB級臭いものを感じてたはいたが、まさかここまでC級以下の素人学芸会な内容を見せ付けられるとは予想外だった。
POVが持つ利点をまるで活かされていない、ただ出演者が現場を撮っているだけに過ぎないハズレもハズレ、大ハズレな愚作。
ワイワイ楽しく作るのも結構だが、先ずはしっかりとしたアイデアを出して、秀逸なホラーだと誰にでも認めて貰えるような脚本を書けや。
評価:★
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