銀幕大帝α

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配信犯罪

2023年12月28日 16時16分10秒 | 韓国サスペンス

LIVE STREAM/LIVE SHOW

2022年

韓国

90分

サスペンス

劇場公開(2023/10/13)

監督:
チェ・ジュヨン
脚本:
チェ・ジュヨン

出演:
パク・ソンウン
パク・ソンホ
キム・ヒジョン

<ストーリー>

ドンジュのPCに謎のライブ配信リンクが届く。そこには、恋人・スジンと「ジェントルマン」と名乗る仮面を付けた不気味な男が映っていて…。

―感想―

絶対最後にどんでん返しがあるてのは予測できたし分かってた。

だって、韓国映画だもの。

只、それが何かを展開見つめながらずっと考えていて、最初に思いついたのはデヴィッド・フィンチャー監督の『ゲーム』。

「実はこれ全部ドッキリでした~♪」

みたいなのが真っ先に目に浮かんだのよ。

もしこれが当たってたら、俺すげえなwと思っていたのだけど、流石は韓国映画ですわ、全く違う形のどんでん返しでした。

犯罪犯している様に映っているのが善人で、それを傍観しているユーザー全員が悪人。

壮絶な復讐劇やったんやね~、この発想にはやられたなあ。

冒頭、二つの異なる(猟奇的な)ライブ映像が続けて映し出されるのだが、単なる前振りに過ぎないものかと。

実はこの二つのライブ映像こそが、本編に大きく繋がる伏線だったのね。

それと主人公には彼女が居て、その彼女が標的にされるという体の途中で「まだ付き合って日が浅い」という台詞が出てくるのも伏線。

この時に、ピカーン!と怪しさを抱けたら大したもんだよ、だけど、まあ普通、記憶には留めるが特に気にはせんわな。

ネットが普及し、SNS依存者も多い現代ならではのサスペンス劇。

あと、投げ銭?ていうのかな、配信者にお金を恵むて書いたら違うのかもしれないが、そういうのを簡単に出来ちゃうシステム、面白半分でしちゃう人達に警鐘を鳴らす作品とも言えるかも。

事件性を感じるライブ配信を第3者の目で面白可笑しく見たり、共有したり、拡散して楽しむ事に限らず、どんな場合であれ、見て見ぬふりが一番ダメだって事だね。

評価:★★★

23/12/28DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-12-22

メーカー: ファインフィルムズ

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グランツーリスモ

2023年12月27日 16時10分34秒 | 洋画アクション

GRAN TURISMO

2023年

アメリカ/日本

134分

アクション/ドラマ/青春

劇場公開(2023/09/15)

監督:
ニール・ブロムカンプ

『デモニック』

出演:
デヴィッド・ハーバー・・・ジャック・ソルター
オーランド・ブルーム・・・ダニー・ムーア
アーチー・マデクウィ・・・ヤン・マーデンボロー

<ストーリー>

世界的大ヒットドライビングゲーム・グランツーリスモに夢中な青年・ヤンは、ゲーマーをプロレーサーに育成するプログラムに選ばれ…。

世界一過酷な
夢への挑戦。

―感想―

レースゲーム、殆どやらないんだよなあ。

昔PS1時代の「リッジレーサー」は友達と死ぬほどやったけど、「グランツーリスモ」は1作目買って自分に合わなくて即売った思い出が(;^_^A

あれゲーム性としてやる事がすっげえ細かいのよ。

車やパーツ買って、誰よりも速く走れるようにカスタマイズしていくのだが、俺がそういうの詳しくないものだから訳分からなさ過ぎて投げ出した感じはある。

当時のPS1の映像としては物凄く綺麗だったのは確かだが、なんか合わなかったんだよなあ(とか書きつつ一つ前のグランツーリスモは持ってたりする。やってないけどw)。

でもハイスピードで走行する車を観る事は好きだし、「グランツーリスモ」自体を知らない訳でもないので、レンタルして鑑賞してみた。

実際にあった出来事を映画化した作品。

1人のゲーム「グランツーリスモ」に対して天才的なタイムを叩き出している青年が、その知識とゲーム上での腕を活かして本物のレースカーに乗り、カーレース最高峰のル・マンで表彰台に上がるまでを描いている。

端からサクセスストーリーだというのは分かっているので、どのようなドラマが描かれいるのかに興味は尽きなかったのだけど、面白いっちゃあ面白いのだが、とんとん拍子で駆け上がって行くから、もうちょっと心にズンッと来るものはないのかねえ、と思っていた矢先に

キターーーーーー!!

そうそう!こういうのよ!!

普通に成功しました、じゃ満足はほどほどになる所で、こういう「悲劇」てのは不謹慎かもしれないが、上り詰めるまでの過程には必要なんよね。

やっぱ、人間、挫折を味わってのなんぼですから。

俺的にはこの死亡者を出してしまった「悲劇」という真実に、主人公がどう向き合うのか、そこから精神的に立て直せるのかに百折不撓のドラマ性をひしひしと感じさせられて、ここからの新たなスタートラインが映画としての盛り上がりとなった様に思え、目が離せなくなった。

シャンパンは表彰台に上がるまで飲まない

それを有言実行出来るのかどうかが見物(まあ出来るんですけどね)。

クライマックスとして花を飾る24時間耐久レースの中でも、アクシデントがあったり、家族の心配する姿が丁寧に描かれていたり、これまで共にしてきた仲間達が一緒になって闘い励まし一喜一憂する、そしてライバル車とのデッドヒート、熱い!半端なく熱い展開だった。

ゲームをやらない映画ファンでも、カーアクション系が好きな人ならば楽しめる作品だと思います。

360キロのスピードの向こうに見えるのは栄光のフラッグだ!!やっちゃえ日産!!

評価:★★★☆

23/12/27DVD鑑賞(新作)

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メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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マッド・ハイジ

2023年12月26日 16時35分56秒 | 洋画アクション

MAD HEIDI

2022年

スイス

92分

アクション/サスペンス

R18+

劇場公開(2023/07/14)

監督:
ヨハネス・ハートマン

脚本:
ヨハネス・ハートマン

出演:
アリス・ルーシー・・・ハイジ
マックス・リュートリンガー・・・クノール司令官
キャスパー・ヴァン・ディーン・・・マイリ
デヴィッド・スコフィールド・・・アルペヒ(アルムおんじ)
アルマル・G・サトー・・・クララ
ケル・マツェナ・・・ペーター

<ストーリー>

チーズ会社の社長でもあるマイリ大統領が支配する独裁国家・スイス。アルプスに暮らすハイジは、恋人・ペーターとお爺さんを国家により惨殺され、復讐に立ち上がる。

教えておじいさん、
復讐の仕方を!

―感想―

ヨ~レイヒ~♪でお馴染みの「アルプスの少女ハイジ」を下敷きに、エログロ満載で描いたアクション、もといB級映画。

以前観た『プーさん』と同じ匂いがしなくもないが、こちらはあれ以上にバカやりまくっていた、遊び過ぎるにも程があるだろw

クラウドファンディングで集めた資金を元に完成させたようだが、正直グロ描写位しか面白味が無かった。

女相撲をやったり、何故か半裸の女がお茶を運んできたり、挙句には新開発のチーズを食ったらゾンビになったりと、監督自身が好きそうな要素をこれでもかと入れていて、いや入れすぎていてハチャメチャな展開に。

確かにアホやなあと苦笑しながら観れる部分もあったが、それらが盛り上がりに貢献しているかとなるとそうでもなく、何て書いたらいいのか監督の演出不足が原因なのか、グロ以外のシーンにワクワクさが非常に乏しく満足するまでには行かなかったなあ。

その分、グロは良かったですよ。

資金の殆どをグロに注ぎ込んだんじゃないのか?て思う位に気合入った造形は楽しかった。

ペーターが黒人てのはポリコレに配慮したんじゃなく、ただ単に監督が黒人だったら面白いんじゃね?の感覚でそうしたのだと思う(知らんけど)。

復讐するまでの過程に色々と遊び心を入れてワチャワチャとしたブラックなユーモアで観客を楽しませようとしたのかもしれないが、俺としては逆効果で、何一つ面白くねえのが続く事に若干飽きていた感はあった。

向こうの人間が考える下ネタギャグて妙にサムい、多分日本人が考える下ネタギャグも外国人にしたらウケが悪いんだろうな。

万国共通の笑いって何だろうね。

あっちょっとでも楽しく全編観ようと思うのならば、吹き替えでの鑑賞が絶対的におススメ!

俺は吹き替えが収録されている作品は、吹き替えにして通常の字幕も流して観るのだが、本作に限っては吹き替え声優が喋っている台詞と、下に出される字幕が全然違う位に好き勝手やってます(笑)。

これは聴く楽しさとしては成功しているんじゃなかろうか、現に画そのものはつまらんが台詞は日本人向けに改変(改悪ではなく改善)されているのもあって若干聞く分には助けられた感はあった。

評価:★★★

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ブルービートル

2023年12月25日 18時43分27秒 | 洋画アクション

BLUE BEETLE

2023年

アメリカ/メキシコ

127分

アクション/アドベンチャー/SF

劇場未公開

監督:
アンヘル・マヌエル・ソト

出演:
ショロ・マリデュエニャ
アドリアナ・バラーサ
ダミアン・アルカサル
エルピディア・カリーロ
ブルーナ・マルケジーニ
ラオール・マックス・トゥルヒージョ
スーザン・サランドン
ジョージ・ロペス

<ストーリー>

エイリアンのバイオテクノロジーが残された古代の遺物・スカラベを手にした青年・ハイメ。スカラベはハイメを共生宿主に選び、ハイメは驚異的で予測不可能な力を持つアーマースーツを授かる。

―感想―

「家族の愛が俺を強くする」

最後カッコイイ事言ってたけど、あんた最初は防戦一方だったじゃないか。

「殺しはダメだ!」なんて生温い考えで戦っているから捕まるねん。

そうなれば誰が彼を助けに行くのか。

家族しか居ないやん、家族巻き込んで危険に晒しているのが主人公てな時点でそれはちょっとアカンやろと思っちゃいましたが。

例えヒーローになったとしても、有無を言わさず襲い掛かって来る敵に対しては非情にならんと。

て事で、何処か頼りない主人公よりも、イケイケドンドンで敵をブッ倒しまくるのが家族。

見よ!婆さんのこの勇姿を!!

妹も頑張ってたし、一番凄いのは、どんな機械でも瞬時に対応出来る叔父さんですよ、素人目じゃ良く分らん乗り物まで操縦出来ちゃうんだから。

ラテンの血が騒ぐぜ!

何時でも陽気な家族が一致団結する事で、長男を奮い立たせ、劣勢を優勢へと変えていく。

これぞ正しく、ファミリーパワー――!!(きんに君もニッコリ)。

本作は日本での劇場公開はなく、ひっそりとレンタルorセル版リリースされた上に吹き替え収録まで無し。

なんでかなと思いながら観てたけど、他のDC映画よりも光る部分が余りないてのが原因かもね。

頭に浮かべた物ならどれでも武器として実体化可能という所は斬新でしたが、それならもっと色んな特殊デザインタイプの武器を出して戦って欲しかったなあ。

長剣でソニックウェーブして巨男を吹き飛ばすシーンは技としてキマってはいたけれども。

ヒロインのおねえちゃんがそれなりの美人さんだったので、その点のキャスティングは良し。

あとはこの映画でしか描けない、特別な何かを見せて貰いたかった。

金掛けた戦隊ヒーローもどきの印象でしかない(「甲虫戦隊ビートルマン!」みたいな(笑))のが残念。

評価:★★★

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メーカー: ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-

2023年12月24日 15時49分17秒 | 邦画ドラマ

2023年

日本

96分

ドラマ/アクション/SF

PG12

劇場公開(2023/06/30)

監督:
英勉

『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』

原作:
和久井健『東京卍リベンジャーズ』

主題歌:
SUPER BEAVER『儚くない』

出演:
北村匠海・・・タケミチ
山田裕貴・・・ドラケン
杉野遥亮・・・ナオト
今田美桜・・・ヒナタ
眞栄田郷敦・・・三ツ谷
清水尋也・・・半間
堀家一希・・・林田
磯村勇斗・・・アッくん

高良健吾・・・真一郎
永山絢斗・・・場地
村上虹郎・・・一虎
高杉真宙・・・千冬
間宮祥太朗・・・キサキ
吉沢亮・・・マイキー

<ストーリー>

歪み切った運命を正すために始まってしまった親友同士だった男たちの壮絶な戦いを描く。

守りぬく。あの誓いを。

―感想―

つまりは馬耳東風てのを言いたかったんじゃないかな、場地だけに(なんつってw)。

後、義理人情みたいなのも取り入れてるよね、あれだけの乱闘をやっといて、ちょっとだけ良い話、みたいになっている。

タケミチの話というよりは、もうこれは完全に場地さんの生き様を鮮明に描いた話だった。

それにしてもあれだけの長い時間、ほぼ休憩挟まずに大勢で殴り合い、蹴り合いをやり遂げたもんだ。

リアルにヘトヘトになったんとちゃうんか?て位の白熱さがあり、疲労困憊さを画面から感じたよ。

結果的にヒナが死ぬ、死なないの世界線はどうなったのかイマイチ良く分らんまま。

只、てっぺん取ったるで!と息巻いていたタケミチが、取り合えずそこに辿り着くまでの最初の一歩は進めた。

そこから更に成り上がるまでが、今後の3、4へと引き継がれるのだろうけど、一応ヒットはしたみたいやし、シリーズは継続されるのかもしれんね。

前の『運命』がドラマパートだとすると、今回の『決戦』はアクションパートだろうね。

なよっている力強さを感じないタイマン勝負とかではなく、ちゃんと個々が気合入った立ち回りを見せ、それに監督が激しさ(吹っ飛ばされ具合とかグーパンの重たさ等)をプラスさせた演出により、見所の多さが凝縮された廃車場激突シーンへと生み出されていた、素直に俺はヤンキーにはヤンキーの意地がある!みたいなのが観れて楽しめましたよ。

あーペヤング食いてえ。

評価:★★★☆

23/12/24DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-12-22

メーカー: フジテレビジョン

関連作:

『東京リベンジャーズ(2021)』
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023)』
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023)』

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