銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

一番寒い日

2021-01-20 13:28:52 | 季節

  日比谷公園の小音楽堂の両脇には

「モミジバスズカケ」の木があります。

(プラタナスと呼ばれることの方が多いそうですが。)

 冬枯れのこの時期に歩くと、どうしても

灰田勝彦さんの曲が浮かんできます。

『鈴懸の径(みち)』

 この木をどうして「鈴懸」というのかなあ、

と思っていましたが、写真をズームして見ると、

まさに鈴なりの鈴みたいな実がたくさんありますね。

元々は「山伏」の衣装にある、大きなボンボンみたいな

飾り?(結び目?)のことを言うのだそうで。

歌舞伎の『勧進帳』をご覧になった方は「あ~~」と

納得されるでしょうね。

 

 それはともかく、木枯らしに身をすくませながら、

高いところで揺れている鈴のような実を眺めては

友と語らん 鈴懸の径

通いなれたる学び舎の街・・・

と口ずさむ大寒の頃、です。

 

余談

 数十年も前ですが、六本木のハワイアン・バンドの入っている店で

まだお元気だった灰田さんが遊びにいらして歌われたのを

ナマで聴いております。 後でバンドリーダーが

「スゴイな、灰田さん、若い時よりキーが上がってるゼ

と驚いていたのも記憶に残っています。

コメント
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