銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

新参のジン

2018-06-27 13:53:17 | 情報

 昨今、ジャパニーズウィスキーのみならず、クラフトビール、ついでクラフトジンと、

日本の技術力を結集したような製品が続々と登場、世界中の人気らしくて

売り切れ御免の状況なのですが・・・

 今回、影山の地元に近い広島県廿日市市(はつかいちし)の酒蔵より、

満を持して発売されたのがこの「桜尾(さくらお)」です。

・・・これも地名で、蒸留所ができ、ウィスキーも作っています。

 

 技術力だけでなく、日本人特有の(おそらく)味覚とバランス感覚で、いずれのクラフトジンも

素晴らしい出来上がり、その結果、カクテルにしていろいろな混ぜ物をしないでそのまま

飲んでほしい、という製品が多く、しかも値段も高めなため、気軽に「いつものジントニック」

には使えない恨みがありました。(個人的見解です)

 この「桜尾オリジナル」は、柑橘などの風味は感じられるものの、スッキリ感が強く、

今後はエムズの定番として使っていきたいと思います

ただ、ライムをしっかり入れると、やはりライムの風味でまとまってしまうため、

どちらかと言えばレモンを加えたいなあ、と。 秋口に「瀬戸内レモン」と併せるのが

楽しみです。 どうぞごひいきに

 

余談ですが・・・

お酒の好み(料理も然り)はあくまでも個人的な味覚によるものです。

強いお酒をたくさん飲んでいらして、ご自分の好みがはっきりしている方、それは

それで素晴らしいことですが、それを口に出して「これはおいしい、あれはダメ」と

断じるのは如何なものか・・・

 口に合わないものもそりゃああるでしょう。でもね、どんなお酒でも

造る人は命がけで作っているのです。 それを否定することは、お酒を扱う

末端にいるものとして承服いたしかねます。

「こういうものが好まれる国もあるんだな。こういう人もいるんだな、」で

いいのではないでしょうか?

 同様にご自分がお好きだからと言って、好みのわからない人に

「これはおいしいですよ」と勧めるのもちょっとね・・・


I Can't Give You Anything But Love

2018-06-19 14:51:34 | 

 「捧ぐるは愛のみ」・・・この曲は昔から、Vocalistはほぼ誰でも

歌っていますし、「気の利いた邦題シリーズ」の一つでもありますし

作詞家作曲家についてのエピソードなども、なかなかドラマチックで

話題にも事欠きません。

 

 でも、まずこの歌を歌う時に一番重要なことは

「I can't」ときっちり発音できるかどうか(そう聞こえるかどうか)です。

日本人的にはこの発音は「I can」とほぼ同じになってしまうきらいがあり、

「t」が聞こえないために、意味は真逆になってしまう、という

とんでもない歌詞なわけです。

「捧ぐるは愛のみ」

=何も持っていないけれど、愛だけはふんだんにあるよ。

(貧乏だけどラブラブな恋人たち)

 片やこれが「I can give you anything but love」と聞こえると

「何でもあげられるけれど、愛はないよ」というわけで

(ホントにそうなら everythingのほうがいいのかな)

シャレにしてもミもフタもないような

だけど面白いですね

 

 今夜もどこかのライブで流れていそうな気がします。


A Hundred Years From Today

2018-06-15 16:22:50 | 

人生は壮大な冒険

どう生きるかを学んでゆくこと

僕らがこんなことしてるのも

誰も責めることはできないさ

 

キスをためらわないで  たくさん ボクにおくれよ

れっきとした理論的な理由があるんだぜ

だって今から百年たったら、君がキスしたくれたことなんて

誰にわかる?

女王様に似合いの高級な部屋に住みたい?

母なる緑の大地にいりゃ十分じゃないか

むしろ天国に近いよ

巨万の富を持ったとしても、百年たったら何の意味もないさ

 

だからね

笑って歌って好きなことをして楽しまなくちゃ

この世に一人は 君を幸せにしてくれる人がいるものさ

月が輝いてる いい予感

もっとそばにお寄りよ

ボクのものだと言っておくれよ

この夜から百年たったら、この月の輝きはもう

見られないのだから・・・

 

 英語の歌詞を読んでいると、その哲学的だったり教義的だったりに

ちょっとびっくりさせられますが、そういうことも含めながら

歯の浮くようなロマンチックな言葉を臆面もなく並べる、というのにも

日本人的には驚かされますね。今更ながら。

 そういうわけで()今宵もライブにいそしみまする

 


お知らせなど

2018-06-11 14:53:57 | 情報

 「素敵な金曜日」は、五十嵐親分を「師匠」と慕う某管楽器奏者が

「満を持して通りすがり」いつもは意外とやらないエリントン・ナンバーも

披露したりして、この上なくゴージャズな週末の一夜になりました。

 最近いろいろな方面から「instagram,twitter,facebook・・」そういうものを

サイトで活用することでもっと知名度も集客力も上げられます、という

売り込みや助言もいただきます。

 たとえば金曜日のスバラシイ演奏風景を撮影しようかな、と

一瞬思った私ですが、でもね、なんだかそのひとときは、そこに集った

人たちだけの宝物にしておきたい、というか、そんなことより

聴き入って、演奏に交じって、浸っていたい、という思いのほうが強く、

結局レポート写真は後日、アナログでいただくことになりました

そんなジャズバーです

 

7月のスケジュールをアップしました。

★7月22日(日)【ザ・聞楽亭(ぶんらくてい)2】の一般ご予約は

6/22(金)開始とさせていただきます。ご了承下さいませ。

 

★6月17日(日)【江草啓介トリオ】はおかげさまにて

満席となりました。 アクセスありがとうございました。<m(__)m>


素敵な夜の過ごし方

2018-06-08 14:05:01 | 

 映画に出かける人もいる

 踊りに行ったりショウを観たり

はたまた家でラジオを聴いて過ごしたり・・・

とにかく活動したい人もいるし

思い出に耽っているほうが好きな人も・・・

ボクはね、どうやって夜を過ごしたい?と聞かれたら、こんなふうに。

 

誰よりも素敵な君がそばにいれば

他には誰も見ないし 他のことはしない

庭をそぞろ歩き 月の光を浴びながら 好きな歌を口ずさんで

ゆったりとした時間を味わう・・・

こういう過ごし方が一番だね

全ての夜を君と こうして過ごすためにとっておきたいな

 

 どうです ろまんちっくでしょう

は~~日本語では言わない、っていう典型的なパターン

もちろんシナトラが映画の中で淑女の手を取りながら歌うのです。

(King Coleもね)

 

 親分:五十嵐明要さんのろまんちっくなアルトサックスに耳を傾けつつ一杯

というのは、大変気の利いた、「素敵な夜の過ごし方」だと思います