銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

男らしい選曲

2015-02-25 16:35:31 | つれづれ

 いつだったか70代の、非常にジャズや業界に詳しく、ご自分も

長年ジャズ・ヴォーカルを楽しんでいらっしゃる方から

「あれ、歌ってる?'Everything Happens To Me'」とのリクエスト。

 もちろんその方のレパートリーでもあるのでしょう。

 私も好きでずいぶん昔に覚えた曲ですが、現在ではあまり日ごろ積極的に

歌っていません。実に一年ぶりくらいだったかも

管楽器奏者も好む曲なので、演奏で聴くことが多いかもしれませんね。

「ボクってもともとついてない

・・・あんなこともこんなことも・・・

君との恋愛は頑張ったけど、やっぱりダメだったみたい

てなことをウダウダ言う歌詞なので、男性が歌ってくれるほうが

説得力があると私は思います。

他にも、'My One And Only Love'

'My Foolish Heart'

'Blame It On My Youth' なんかも、男性的だなあ、と感じる歌なのですが・・・。

 英語のスタンダード曲は「he をsheに、I を youに」替えて歌えば問題ないものも

たくさんあるけれど、他にも「その歌詞のテーマ」とか「浮かんでくる情景」が

自然に納得できるかどうか、で「女歌」「男歌」の別はあるのじゃないか、

という気が常々しております。 曲の遊び、アレンジ、またあまりにも名手の場合

彼または彼女の解釈で否応なく納得させられる場合もありますけどね

 

 そう言えば 'You'd Be So Nice To Come Home To'は

「帰ってくれたらうれしいわ」ではなく、

「帰って行けたらうれしいな」という、思いっきりの男歌詞なのですが、

圧倒的に女性が歌うのはナゼ


今週のラインナップ

2015-02-23 16:06:50 | 日記

本日;2/23(月)ジャズバーエムズは通常営業しております。

深澤芳美さんのピアノ・ソロにて

明日;24(火)小林洋(P)ソロ

25(水)辻邦博(G,Vo)&Duet

26(木)土井一郎(P)山田晃路(B)

27(金)深澤芳美(P)下間哲(Tp,Vo)

 

前半はまさに「水ぬるむ」気候のようで・・・

飲み物のオーダーも、「ホット・ウィスキー」かと思うと

「ビールやジン・リッキーがおいしい」と「三寒四温」状態

 

 女将のオリジナル・カクテルに「ORT」(オレンジ&ラム&Tea)

というのがあるのですが、これなど「ちょっと冷えちゃった」という場合には

紅茶を淹れてオレンジスライスを浮かべる。「暑い」という時には

クラッシュ・アイスで紅茶のリキュールを使う、と温冷いずれも可

 年度末への気ぜわしさを、ちょっと癒しに1ステージ&一杯、

どうぞお出かけくださいませ 


今日は何の日??

2015-02-19 14:45:40 | 季節

 なんとまあ

旧暦のお正月元日 そして新月 

そして「雨水」・・・降って来るのが雪だったものが、

気温が上がって雨に変わる頃、という・・・

昔の(この場合は江戸期ごろ)暦は、太陽と月と、両方をよく見て

すべて宇宙の進行=地球上の気候の移り変わりに合わせて暮らしていく、

ということに、いろいろな学問も集中したし、庶民の暮らしもそれを

大切に守ろうとした・・・それが一番自然にかなっていたから。

 人間が便宜上作りだした物や制度や「誰のせい」にばかりとらわれていると

日々の大事なものが見えなくなって時間が過ぎるかも

 

 本日;2/19(木)高浜和英(P,Vo)酒井一郎(B)

ちょっと久々の【モダン亭】Duoです。

 改めましておめでたく楽しく演奏したいと思います


今年の梅は遅いけれど・・・

2015-02-18 14:10:03 | 季節

「紅冬至(べにとうじ)」という薄桃色の梅。

 こちらは「鹿児島紅(かごしまこう)」

「雪吊り」の根元の葉物や小さな芽(たぶん)にも藁苞が・・・

それにしても、寒さ除けの覆いにも花びらや芽を象るところなんぞ、ニクイですね。

江戸期から続くこの花園の手入れの細やかさを随所に感じます。

 

ラインナップ

本日(2/18水)小谷教夫(P)大角一飛(B)

19(木)高浜和英(P,Vo)酒井一郎(B)

20(金)江草啓介(P)和田弘志(B)

 

 これからの「三寒四温」の時期を控え

冬の終わりの氷雨が通っていますね