銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

ジャズひな祭り

2018-02-26 16:32:12 | 情報

 

 次の日曜日は(第13回)【ジャズひな祭り】です

会場の移り変わりもあり、全体の席数も変わったので、

今回の発売チケット数は270枚

エムズでお預かりの分も順調に売れております

今少しは余裕があるようですが、直前ですと、

売り切れ御礼が出るかもしれません。

アクセスはどうぞお急ぎくださいませ。

 

 おなじみの「看板大御所」の方々もさることながら、

今回の目玉は、何人も増えた若い女性プレイヤー達の

パフォーマンスでしょう

私は例によって「エムズ詰め」なので、

見に(聴きに)出かけられないのが少々残念ですが・・・

当日の良いお天気を祈りつつ・・・


人生山あり

2018-02-20 16:06:55 | つれづれ

谷あり、と申しますが・・・

物理的にそれを実感するのが、国立演芸場に向かうときです

永田町駅、半蔵門駅からの道はいずれも

「ああ、江戸はアップダウンが多い地形」と納得。

ちょいとタクシーで、とならないのはやはり、庶民の娯楽:

寄席で半日を\2,100-で楽しもうというのにバランス悪いでしょ。

 中に入っても、エレベーターこそあるけれど、

階段はなかなか長くて息が上がります

大半が高齢者のお客様たちを心配してしまう

 こういう時には、助六寿司とか、普段は食べないのに買って

いそいそと座席に座ったりして。

 

  毎年2月中席(10日~20日)には、金原亭馬生さん一門による

「鹿芝居」これを楽しみに伺うのです。

ちょうど今、楽日の幕が下りて三本締めをし、お帰りのお客様方を送って

白塗りの扮装の面々がロビーに出たところでしょうか?

 ご興味ある方は「金原亭世之介師匠のブログ」をご覧あれ。

 お芝居の脚本も林家正雀さんが書き、なんだか学芸会ノリの

手作り感も満載。「時事ネタ」というよりは現在やっている

オリンピックネタの大喜利に自然となったりして、

なんでもありのお楽しみ

落語の中にちりばめられた地口なんかも楽しいですね。

「道具屋」がガラクタを集めて売っていると、お客が来て

「おう!そのノコ見せてくんな!」

「ノコ?」見まわすもわからない。

「ノコだ、ってんだよ。ノコギリ!」

「ああ、これか。あなたね、人間は『ギリ』欠いちゃいけませんや」

 

 背中合わせの国立劇場でやっている「本芝居」へのくすぐりも忘れません。

「団十郎のマネったって、あんたね、何年やってんの?こちらの舞台は

裏の国立の楽屋のモニターで菊之助くんも見てるんだよ。怒られるよ」

「えっと、あっちがむしろ表だと思うんだけど」

「はい?あ、そーか、こっちが裏なのね

 

 仲入りの前には、恒例の「寿獅子舞」が出て、客席に降り、

ご祝儀に食いつきつつ皆さんを噛んで回ります。

私は一番後ろに座っていたので、背後から2匹のお獅子に噛まれました

ていうか、アタマにゴチンとカマしてくれましたので、

きっとすべての厄が落ちたことでしょう

 

  余談

経由駅のそばに天ぷら屋さんがあって

「ランチ:かき揚げ丼、穴子丼・・・\2,200-」

う~~ん

やっぱり庶民の娯楽はスバラシイです

 

 

 


譜面の怪

2018-02-14 16:16:59 | つれづれ

 何十年も前に書いたり書いてもらったりしてそのまま使っている

譜面もたくさんあります。

 キーを変えることもあり、思い立ってエンディングを決めて

「このアレンジで行こう!」となることもあって、

古い譜面を書き直すときに、しばしば起こる怪現象。

某ピアニスト(改めて譜面を眺めて)

「アレッここのメロディー違ってるよ。

ラストは『レミレドシド』でしょ?『レミレレドレ』になってる

私「アラマア 失礼しました・・・でもさあ、何十年もこの譜面

出してて、誰も何も言ったことないし、間違えたこともないよ

ピアニスト「・・・う~~ん、いかに見ないで弾いてるか、だな

それって・・・

 

 むろんこれは、同じようなレパートリーとスタイルのプロ達が、

良く知っている曲をお互いのその場の雰囲気を感じながらやっているから

可能なことで、良い子は真似をしてはいけません。

「プロなら自然に何とかしてくれるんだろう」というのは誤りです

何十年の積み重ねの信頼関係(実際はしばしば裏切るけど)

あってこそなのでして・・・ブツブツ・・・


古い歌

2018-02-13 15:51:52 | 

'Pretend'

ブルーな気分の時には ハッピーなふりをしてみる

意外と簡単なことだよ

やってみれば実際ハッピーな気分になれるよ

夢を見るのになんの遠慮もいらない

物事はたいてい、見た目より悪くはないもんさ

あれができない、これもない、とクヨクヨしているより

ハッピーな気分で過ごしていれば

ずっと大きなことができたり、手に入ったりもする

愛だって、恋だって

ずっと想って念じていれば、きっと叶う

目を閉じて、彼女がそこにいる、と思ってごらんよ

ほら、もう独りぼっちじゃないでしょ?

 

さあ、このメロディーを一緒に歌おう

口ずさんでごらん  ボクみたいにハッピーな気分になれるから

世界はボクのものさ

そして君のものでもある     この歌を歌えばね

 

 ずっと昔にこの曲だけをリクエストする方がいて

(もちろん、エムズではありません。)

これをバンドに演奏してもらっては、隣の女性を誘って

静かに踊るのがお好みでした。

 何年振りかになんとか歌詞を思い出して歌ったら、深澤さんが

「やっぱり古い感じを知ってる歌い手じゃないと、

こういう感じは出せませんねえ」と

しきりに感心してくださるので、ちょっとフクザツ

 

 この曲に限らず私たちのレパートリーはたいてい古いっちゃ

古いのですが、(主に1930年代~50年代かな)

モダンなアレンジで演奏する(歌う)のが良い場合と、

あまりしっくりしない場合があるような気がします。

 曲にもよるし、演奏家のスタイルにもよります。

(ギタリスト一人なのに「マイルス・デイビスバンドのあれやって」と

言われてもね~~)

ま、その時々の雰囲気に合った選曲とアレンジでお楽しみいただくのが

現場音楽の真骨頂ですから

 

3月のスケジュール、大体アップいたしました。

 


Wildな?週末

2018-02-05 15:56:51 | つれづれ

 金曜日、深澤・下間ペアのステージには、ジャズバー・デビューの方々も

歌っているときに横から眺めた感覚では「コルネットだな」と

思っていたのですが、正面のカウンターのお客様から

「あれはトランペット?」と聞かれて改めて眺めると、

確かにトランペットにも見える

下間「これはね、ロングタイプのコルネットで、ワイルド・ビルという名人が

使ってたものなんですよ」へ~~

で、その方が乗り移ったのかして、後半のステージ、下間さんの

テンションは高く、'That's Plenty'までやっちゃうという・・

しかしこの曲、デキシーバンドで大勢でにぎやかに演奏するもので

深澤「今日の場合は『2デキ』(2名によるデキシー)ですね。

は~~力尽きちゃった

 デビューの方々も、二人のパフォーマンスに大いに乗せられて

とっても金曜日らしいライブになりました。

『春eve eve』にもピッタリでしたね まだまだ寒いけど