銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

団菊爺

2022-05-26 11:04:51 | つれづれ
 過日、三年ぶりに開催の歌舞伎座「団菊祭」を観て
来ました。 海老蔵の「暫(しばらく)」菊之助一家の
「土蜘(つちぐも)」どちらも気合十分に華やかで
大いに楽しめました。

 団十郎と菊五郎はその時代を代表する大看板ですが、
次世代が襲名してデビューすると、先代贔屓の方々の中に
「先代のほうが良かった、息子はまだまだだな」とか何とか
言いたがる人が必ずいて、「団菊爺い」と呼ばれたのだとか。

「昔は良かった」とは、エリントンの曲にもあり、
酒場のカウンターでもしばしば耳にする言いようですが、
「その一言が老化の一歩」と戒める傾向もあるようで(*^_^*)

 三島由紀夫のエッセイの中に、「小さいころ祖母に連れられて
歌舞伎を観に行くと必ず、いくつか前の席に双子の婆さんが座っていて
『先代とは比べ物にならないね』『ああ全くだ』とささやき合っていて
それがおかしくて強く印象に残っている」という一節があって
面白く読んだ覚えがあります。

 海老蔵のセリフと声に先代団十郎を懐かしく思い出した私も
立派な「団菊婆」の素質があるかも!(^^)!


エピソード

2022-05-21 13:34:40 | つれづれ
 ある日、馴染みの先輩のお店を訪ねた時のこと。
ママがエナメルに大きなバックルのついた赤い靴を
履いていました👠
私「ステキですね。踊りだしそう♫」
ママ「さすがに外では履けないけどね」
私「でも、『い~じんさんに連れられて』行っちゃうかも」
ママ「いージーさんならあるかもね😁
 カウンターの奥にいらしたお客さん
「オレのことかい?」(*´∇`*)

 また別の古い小話;ジャズ・バージョン
夫「ビル・エバンスの『いつか王子様が』
(Someday My Prince Will Come)お願いします!」
妻「ウチなんか『いつもオジサマが』ですけどね。
オホホ(*^_^*)」
夫「もうすぐ『おじいさま』だね」