も一つオマケ
これは8丁目にある老舗の和装屋さんのショウウインドウ
銀座らしい、といえば言えるかな
瀬戸田のミカン農家から青レモンが届きました。
切ってみるまで、ライムと区別がつきません。
普通のレモンよりも、皮が薄くてジュースが多い感じ。
もっとも、ずっと置いておくと熟れて黄色くなるのですけれどね
地元広島産のジン「桜尾」とのペアリングでジンフィズ、そして
肌寒い夜に、生姜はちみつと合わせてホットドリンクをどうぞ
およそアートとか芸能は、「見様見真似」で始まります。
細かい技術は先達に指導していただくほうが速い、という場合もありますが、
結局は「聴いたまま、見たまま」になぞってやってみて、さらに自分風な
やり方で身に着けていく、ということしか、会得の方法はありません。
「どう歌えばジャズっぽいか」なんて、教えようとしてもできないし、
教わってもできないものはできないんですもの。
「こんな曲だ」とか「こういう気分を表現したい」という明確な意思があって
しかも作曲家が意図した流れとハーモニーに沿って、さほど大胆でなくとも
その人らしい心地よさを追求できるなら、それが立派な「インプロビゼーション」
の一つになるわけです。
「なんでもいいから、2コーラス目は違うメロディーを考えて変えて
歌いなさい」などというアドバイスが、もしあるとしたら、それは
音楽を壊すことになる、と私は思っています。
もともとの曲は劇中のバラードとしてできたものを、アドリブを回す演奏で
使うためにリズムを大きく変えたり、速いテンポにしたり、というのは、
もちろんジャズの楽しみの一つです。 でも、歌詞をつけて歌う側であれば、
本当に楽器のようにソレに参加できるのでなければ、歌と声と表現力の範囲内で
できるだけ自分も共演者もオーディエンスも心地よくなる表現を目指すのが
真っ当な楽しみ方だ、と固く信じております
今宵は、夜は二度目の登場
バリトン・サックスの大御所にして、とっても楽しい呑み仲間
原田忠幸さんのトリオですw/森田潔(P)谷口雅彦(B)
秋の夜長、月は見えずとも、心に月明かりを灯す「凄い」演奏と
思わず笑っちゃう(ナゼ)面白トークを、あなたも
ぜひ経験してくださいませ。
久々のニューフェイス、「CAFE LICA」は、高槻市の小さな酒造の作品。
アルコール度数31度の、甘くないコーヒー・リキュールです。
このままロックで飲んでも「アルコールの強い食後のコーヒー」として
楽しめますが、この秋のおススメ・カクテルとして、私の憧れの
「大人のカカオ・フィズ」を作ってみました。
が、苦味が強いので、酸味とぶつかり、配合はいろいろ検討の余地がありそうです。
この週末、もう一つ大きな台風をやり過ごさねばならないようですが、
明日:10月11日(金)は「十三夜」
奇しくも、先月の「十五夜」と同じ、深澤芳美(P)下間哲(Tp,Vo) Duoのご出演です
江戸時代より、郭の風習としては「片月見は縁起が良くない」そうで
どうぞ明日も「裏を返しに」お出かけください。
グラスのレモンを月に見立てて楽しみましょう
ただし、お天気の荒れないうちに、「早番」で。