「処暑」を過ぎて、暑さもようやく収まろうかという今日この頃・・・
と言いたいところですが、そうならないのが昨今の気候
厳しく激しい残暑の一週間でしたね
そんな締めくくりの金曜日、クラリネットの松平さんの
「通りすがり参加」もあり
深澤「できるだけ涼しくなるような選曲でお届けしたいと思います」
が、トランペットの下間さんとの掛け合いは知らず知らず熱くなり
「う~~ん、どうしてもホットな演奏になりますね」
そこへまたなかなかなリクエストが・・・
「私のような昔者が知っている曲だけをやって下さい」
噺(落語)のマクラではないけれど、ここ20年くらいは
「誰でも知っているスタンダード」「初心者が必ず練習する曲」
という意識が希薄になりました。 アマチュア・セッション全盛のこの時代、
それぞれが「これが歌ってみたい」と思ったものを誰かの歌を聴いて(ネットで)
それを一所懸命練習して、歌えればそれで満足、という風潮ですのでね。
必ずしもそれがいけないとは思いませんが。
さて、百戦錬磨の現場のプロたちがリクエストにお応えして
Stardust, Moonglow, On The Sunnyside Of The Street,
All Of Me, Danny Boy....
ちなみに私の歌ったのは
「月光値千金」「My Foolish Heart」「As Time Goes By」
「It's Only A Paper Moon」など。
初めてみえた方々も「私たちにはピッタリでした。わからない曲ばかりかと
緊張しましたので」と喜んでくださいました。
「不滅のスタンダード」と言われるものは、キャリアのある演奏者や
ファンは非常に耳に馴染んでいて、間違えたりイメージが違うと「」と
違和感を覚えます。かといって、当たり障りなくやればよい、
ということでもありません。
演奏のあとお互いにため息をついて
「やっぱり名曲だね~~」正しい感想。
20代~30代の方々には、「古い」というよりむしろ新鮮かも
こんな昔ながらのステージも、やはりいいなあ、お酒がおいしいやと
思った週末の一夜でした